FC2ブログ

JUNSKY blog

政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

北九州市八幡西・殺人放火事件に無罪

 また、冤罪事件に「無罪」判決が出された。

 検察が起訴したものは99.99%有罪と言う中で、このところの「無罪判決」と、警察の強引な捜査手法を批判する判決が続いている。

 今回の事件は、被疑者の拘置所での同房者を警察が『スパイ』に仕立て上げ、
この同房者に被疑者が犯行の手口を告白したとして、これを唯一の証拠として起訴した訳である。

 今日の裁判で、裁判長は警察のこの手口を厳しく批判し、被疑者の弟殺害と放火について「無罪」判決をくだした。
 ある意味で、警察のやりたい放題捜査を弾劾した画期的な判決である。

西日本新聞Web版(下記)から一部引用するとこうである。

 「捜査機関は情報を得るため代用監獄を利用した。身柄拘置を犯罪捜査に乱用するもので、捜査手法の相当性を欠いている。虚偽の告白を誘発する可能性があり、犯行告白には証拠能力はない」
 留置場で同房女性(25)に語ったとされる「犯行告白」の信用性を否定した。


 この事件では凶器などの物証がなく、片岸被告はすべての罪について捜査段階から一貫して無罪を訴えていた。


  「無罪」判決を喜ぶ支援者たち (写真は、時事通信Web版より転載)

 畠山鈴香さんの事件の裁判長にもこういう『鮮やかな!』判決を下して欲しいものだ。

*******************************************
今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!

*******************************************

 
北九州市八幡西殺人放火に無罪 地裁小倉判決
  同房者利用は不当
   犯行告白の信用性否定

(西日本新聞) - goo ニュース
2008年3月5日(水)17:10

 北九州市八幡西区で2004年3月、無職古賀俊一さん=当時(58)=を刺殺し家に放火したとして、殺人と非現住建造物等放火などの罪に問われた妹の無職片岸みつ子被告(60)=同区東鳴水2丁目=に対する判決公判が5日、福岡地裁小倉支部であり、田口直樹裁判長は殺人、放火罪について無罪を言い渡した。田口裁判長は「捜査機関は情報を得るため代用監獄を利用した。身柄拘置を犯罪捜査に乱用するもので、捜査手法の相当性を欠いている。虚偽の告白を誘発する可能性があり、犯行告白には証拠能力はない」などとして、検察側が立証の柱とした、片岸被告が警察の留置場で同房女性(25)に語ったとされる「犯行告白」の信用性を否定した。 

 窃盗と威力業務妨害罪は懲役1年6月、執行猶予3年とした。求刑は懲役18年だった。

 判決で田口裁判長は、福岡県警が片岸被告と女性を長期間同房にし、房内での言動を聞き続けたことについて「被告は意図的に同房にされ、知らずに捜査機関による取り調べを受けた」と指摘。「被告が有利か不利か判断できず、黙秘権を伝えていない」と述べた。さらに「同房者は、積極的に話を聞き出そうとした。無意識に捜査側におもねるような情報を聞き出す可能性がある」とした。

 争点の1つだった古賀さんの首の傷についても「生前の傷とするには合理的な疑いが残る。首を刺したとの告白は客観的な事実とは合致せず秘密の暴露とは言えない」とし、「真犯人と断ずる確たる心証を得られなかった」と結論付けた。

 片岸被告は同年3月23日ごろ古賀さんの自宅で古賀さんを刺殺し、24日夕方、室内に灯油をまいて火をつけ、全焼させたなどとして起訴された。

 片岸被告は捜査段階から、一貫して犯行を否認。弁護側は「同房女性は警察のスパイで、違法な捜査手法。告白内容はねつ造」と冤罪(えんざい)を訴えていた。検察側は「犯行告白は客観的な事実に合致する。女性に捜査情報は与えていない」と適正な捜査を主張していた。

            =2008/03/05付 西日本新聞夕刊= 


*****************************
【用語解説】北九州の殺人・放火事件 (産経新聞Webより引用)

 平成16年3月24日夕、北九州市八幡西区引野の無職、古賀俊一さん=当時(58)=方から出火、焼け跡から刺し傷のある古賀さんの遺体が見つかった。福岡県警は古賀さんの貯金を無断で引き出したとする窃盗容疑で近くに住む実妹の無職、片岸みつ子被告(60)を逮捕したが、被告は殺人と放火への関与を一貫して否認。被告と犯行を結び付ける物証はなかったが、検察側は被告が警察の留置場で同房の女性に告白したとされる「兄の胸と首を刺して殺した」との内容と、それに基づく遺体の鑑定を決め手に殺人などの罪で起訴した。
兄殺害に無罪判決 妹の告白「信用性ない」 福岡地裁支部(産経新聞) - goo ニュース
*****************************
殺人、放火で無罪判決=同房者への告白「任意性に疑い」−福岡地裁支部(時事通信) - goo ニュース

実兄殺害問われた妹に無罪 福岡地裁支部(共同通信) - goo ニュース

殺人と放火で無罪、「犯行告白」認めず 福岡地裁支部(朝日新聞) - goo ニュース

      (朝日新聞Web記事より引用)
関連記事
スポンサーサイト



コメント

無罪であって、無実ではない

今回の、一方的に被告人を擁護した無罪報道を聞き、素人であれば、本当に無罪だと信じるでしょう。しかし、これは、無罪であって、無実ではないと思います。確かに、捜査方法に問題はあったのでしょうが、被害者との確執、介護疲れ、金銭的問題等々動機となるべく事由は十分だと思います。この被告人が犯人でなければ、他の犯人説はあり得るのでしょうか?被害者心理を無視した弁護士が偉そうに捜査を批判していますが、これを聴くたびにヘドが出ます。また、取調べの可視化なんて到底、無理・無駄です。犯人は嘘をつきます。嘘をつくものには、強く叱って当然ではないでしょうか。相手は、人を苦しめた犯罪者なのですよ。世間の皆さん、中途半端な評論的意見しか言えない腐れ弁護士に惑わされないようにうしましょう。

  • 2008/03/20(木) 11:28:45 |
  • URL |
  • 正義の味方 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

良かった

以前にコメントした、片岸さんが無罪に。
福祉保育労の集会で、長男の方のお話を伺いました。よくわかるパンフもいただきました。素人の私が読んでも、「犯人ではない」と確信できる証拠の数々でした。

なぜ、こんなことになるのか?誰にでも起こりうることで・・。
3人のお子さんの姿がテレビに映され、ますます怒りがわいてきました。

  • 2008/03/06(木) 19:11:49 |
  • URL |
  • たけむら #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://junskyblog.blog.fc2.com/tb.php/845-c576da14
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)