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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

長時間取り調べ改善早急に

秋田小1児童殺害事件−91
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 志布志事件や富山・婦女暴行事件での“冤罪”捜査が、社会的問題と成ったのを受けて、警察庁はようやく重い腰を挙げ、指針を作成した。

 この「指針」と比べても、畠山鈴香さんへの取調べは、「違法性」が濃いものと言わなければならないが、警察庁は、この指針によって再捜査するつもりはないらしい。

 既に冤罪事件が明らかになった、上記二つの事件以外の「冤罪」を疑われる事件には適用しないつもりらしい。
これでは、この「指針」なるものは、社会的な批判を一時かわすための目暗まし・建て前・カモフラージュに過ぎず、これからも同じような冤罪を防ぐための「防波堤」には、なりそうもない。

 時事通信社によれば、
【泉信也国家公安委員長は「監督者と捜査担当者の間の緊張感や捜査指揮に関する教養(指導・教育)の徹底などが重要。人員、予算も絡むが、できるだけ早く、着実に取り組むよう警察庁に指示した」と述べた。】と言う。

 指針によると、
*警察本部や警察署は総務、警務部門に監督担当課や監督担当者を置き、
*容疑者逮捕前の任意捜査段階から 状況を確認。
  午後10時から午前5時の間や一日8時間以上の取り調べをする際は、本部長や署長の事前承認が必要 となる。

 監督対象は、
(1)身体への接触
(2)尊厳を害する言動
(3)(机をけるなど)直接、間接的な有形力行使
(4)ことさら不安を覚えさせる言動
(5)一定動作の要求
(6)便宜供与・約束
(7)事前承認のない深夜、長時間の取り調べ。

これらの殆どが畠山鈴香さんの取調べにも該当する。 

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秋田小1児童殺害事件−91

【連載第1回目から読む】 「“任意”で16時間の取調べで“自供”?」
 
      第90回へ    第92回へ  


取り調べ問題行為7分類=「監督課」でチェック−適正化指針決定・警察庁 (時事通信) - goo ニュース

長時間取り調べ改善早急に 刑事部長会議で警察庁長官
          共同通信  2008年1月25日(金)16:23

 警察庁は25日、都内で全国刑事部長会議を開き、鹿児島県の選挙違反無罪判決などを受けてまとめた「取り調べ適正化指針」を現場に徹底させ、長時間や深夜の取り調べを避けるなど時間管理に早急に取り組むよう指示した。吉村博人長官は「国民からの批判は依然として厳しく、警察捜査に対する信頼を確かなものにするために、早急に諸対策に取り組まなければならない」と述べた。

長時間取り調べ改善早急に 刑事部長会議で警察庁長官(共同通信) - goo ニュース

的確な捜査指揮を=取り調べ適正化指針決定で−警察庁長官・刑事部長会議 (時事通信) - goo ニュース

取り調べ適正化、警察庁長官が「指針徹底を」指示(読売新聞) - goo ニュース

適正化策の着実な運用を=取り調べ指針で国家公安委員長 (時事通信) - goo ニュース

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警察庁取り調べ適正化指針
  1日原則8時間/部屋には透視鏡/監督部門を新設

              産経新聞  2008年1月25日(金)03:43

 調書への署名強要など、不適切な取り調べが批判された富山県の婦女暴行事件と、鹿児島県の選挙違反事件について、警察庁は24日、問題点の検証結果を公表し、再発防止のため、取り調べを監督する部門の創設や、1日の取り調べ時間を原則8時間以内にすることなどを柱とする「取り調べ適正化指針」を決定した。警察庁が個別事件について捜査の問題点を検証して結果を公表し、捜査上の制度に反映させるのは初めてという。

 検証では、鹿児島事件の取り調べについて、任意捜査の段階で、最長で1日13時間40分にも及ぶケースがあった▽簡易ベッドに横にさせて長時間、両手を机に乗せた姿勢で行った▽「(容疑を)認めないと地獄に行くぞ」など、圧迫するような発言で供述を引き出そうとした−などの点を供述の任意性を揺るがす「不適切な言動」と判断。


 こうした問題のある取り調べを反省し、再発防止のため警察庁は指針に、(1)警察本部と警察署に取り調べを監督する担当部門と担当者を置く(2)すべての取調室に透視鏡を設置する(3)長時間の取り調べを原則的に回避し、午後10時から翌日午前5時までの取り調べや1日8時間を超える場合には、事前に所属長の承認を求める−などの点を盛り込み、国家公安委員会規則や犯罪捜査規範に定めた。


 取り調べ中の問題行為の防止は、個々の取調官の資質や認識に負うところが大きいとして、監督部門が問題を確認した場合、懲戒処分や業務指導を実施。取り調べから排除する一方、優秀者は表彰し、昇任や処遇に反映させる仕組みも取り入れる。


 警察の取り調べをめぐっては、鹿児島事件の公判で被告全員が無罪となった昨年2月以降、不十分な捜査や自白の強要に対する批判が相次ぎ、警察庁は「警察の捜査に対する国民の信頼が揺らぎかねない」として全国の警察本部に対し、緻密(ちみつ)・適正な捜査の徹底を指示。一方で、有識者懇談会や現場からの意見聴取などを通じ、再発防止策を検討してきた。


                   ◇


 ■誇り持てる教育徹底を


 平成11年の警察不祥事の際、警察刷新会議のメンバーとして提言づくりに携わった評論家、大宅映子さんの話「富山や鹿児島の問題は大昔のオイコラ警察を思い起こさせ、社会生活の常識からかけ離れた事件で、あきれてしまった。問題の検証は詳細だが、それでもなお、原因が見えてこない。一方、取り調べの適正化ということで管理を強化するが、警察には既に監察制度があり、屋上屋を架すかのような印象を受ける。不祥事のたびに改められる制度や法律は、それを作った心、精神が入らなければ無意味だ。警察官個々の資質を高めてもらうしかない。今の警察官には、自らの命をかけても国民の安全を守る崇高な職業なのに、誇りがない。誇りが持てないから尊敬もされない。警察官に対し、責任や自覚、誇りを持たせる教育を徹底する必要があるだろう」


 そのうえで、取り調べを監視するという今回の仕組みが作られることで警察が萎縮し、犯罪捜査に消極的になることがあってはならない。警察は心を入れ直して堂々と、地道な仕事を続けて信頼を取り戻すしかない」


                   ◇


【用語解説】富山県の婦女暴行事件


 富山県氷見市で平成14年1、3月に起きた事件で強姦(ごうかん)と同未遂の容疑者として、タクシー運転手の男性が逮捕、起訴され、懲役3年の実刑判決を受け服役。仮出所後の18年11月、別の事件で逮捕された男が2件の犯行を自供したため、男性の誤認逮捕が判明。昨年10月、再審公判で無罪が確定した。


【用語解説】鹿児島県の選挙違反事件


 15年4月の県議選で、県議らが選挙前の同年2月から3月にかけて支援者集会を開き、11人に現金計191万円を渡して投票を依頼したとして県議や住民ら13人(公判中に1人死亡)が公選法違反の罪で起訴された。鹿児島地裁は昨年2月、被告全員に無罪を言い渡した。

警察庁取り調べ適正化指針 1日原則8時間/部屋には透視鏡/監督部門を新設(産経新聞) - goo ニュース

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