ニューヨーク・タイムズ(米国)などの報道によると
小麦やヒマワリの世界有数の大生産地であるウクライナの
主要な港がロシアによるウクライナ侵略によって輸出入に
支障を来たしており、全世界的な小麦やヒマワり油の
供給逼迫が懸念されている、とのこと。
食糧自給率が長らく4割を切っている日本にとっても切実な問題!
小麦の輸入が途絶えるとパンばかりではなく、麺類・揚げ物など
数多くの主食や副総菜の原材料が逼迫することになる。
**********
食用油がスーパーの棚から消えた?
ウクライナ戦争の影響で「世界的な品薄」に
食用油の“ドミノ倒し”が起きている
NewYorkTimes:Text by COURRiER Japon
-2022年5月16日(月)
Photo: Petro Pokydko (部分トリミング)
(引用)
ウクライナはひまわり油の世界最大の輸出国だった。
世界のひまわり油の輸出のほぼ半分を占めており、ロシアと合わせれば世界全体の75%を占めていた。
しかし2月以降、戦争の影響でひまわり油の収穫や製造が麻痺している。
ロシアの侵略は、ウクライナの都市、家、病院、学校だけでなく、農家や穀倉地帯も破壊した。ウクライナのひまわり油の大手生産者は、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(以下、WSJ)」に対し、「戦争が終わるまでは、戦争開始前の供給量の30%も維持できないだろう」と語る。
この大幅な供給量の減少に伴い、3月以降、価格が高騰している。特に、国内のひまわり油の83%をウクライナからの輸入に頼っているイギリスなどでは、4月末の時点で、価格は戦争前の約2倍に上昇していたと報じられている。
- 関連記事
-
- 東南アジアの有力者は日米主導の中国封じ込めに懸念 ! (2022/05/28)
- 日米首脳会談で『拡大抑止』(核兵器による脅迫の拡大)に合意! (2022/05/25)
- ウクライナは『ひまわり油』の世界最大の輸出国だった! (2022/05/18)
- フィンランド NATO加盟申請へ (2022/05/13)
- EU大統領「ロシア産ガスも禁輸」 依存脱却へ追加措置 (2022/05/12)
スポンサーサイト
テーマ:ロシア・ウクライナ・CIS関連情報 - ジャンル:政治・経済