FC2ブログ

JUNSKY blog

政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

長崎被爆75周年 【長崎平和宣言】 2020/8/9

2020年8月10日(月:山の日で休日)

 きのう8月9日は、長崎被爆75周年の祈念日でした。

田上富久・長崎市長の格調高い【長崎平和宣言】を紹介します!

20200810_Nishinippon-02.jpg


【長崎平和宣言 2020】
 「核兵器禁止条約、一日も早く批准を」
 田上市長・長崎平和宣言全文

 毎日新聞 - 2020年8月9日 最終更新 17時16分


20200810_Nishinippon-05.jpg

 【平和への誓い】
20200810_Nishinippon-09.jpg
全ての分野で核兵器廃絶の態度を
 被爆者代表、首相に要請 「平和への誓い」全文

 会員限定有料記事 - 毎日新聞2019年8月9日 12時20分


 一方、安倍晋三首相のあいさつは3日前の広島でのあいさつ文の
「広島」を「長崎」に入れ替えただけの『おざなりな』手抜きあいさつ
だったようで、被爆者の怒りを買い、新聞ネタにもなっています。
(なので、内容は省略)
首相あいさつ93%一致 広島と長崎、
 過去例とも類似 被爆者「ばかにしている」

 会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月10日 20時18分


【関連記事】


西日本新聞1面TOP記事
20200810_Nishinippon-01.jpg

さだ・まさし氏 や カズオ・イシグロ氏もメッセージを寄せられた!
20200810_Nishinippon-10.jpg
20200810_Nishinippon-11.jpg


長崎、平和へ連帯訴え 「原爆の日」75年
 核廃絶「全員が当事者」

 会員限定有料記事 毎日新聞 - 2020年8月10日

(引用)
 約7万4000人が犠牲になった長崎市への原爆投下から75年の9日、同市の平和公園で市主催の平和祈念式典があった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて初めて規模を縮小し、参列者を例年の1割程度の約500人に限定した。田上富久市長は平和宣言で、2017年に国連で採択された核兵器禁止条約を日本が署名・批准していないことを批判し、同年の平和宣言以来4年続けて早期批准を迫った。しかし安倍晋三首相は今年も式典あいさつで条約に触れず、その後の記者会見で条約に参加しない考えを改めて示した。

 式典には安倍首相の他、核兵器保有国の米国、ロシア、英国、フランス、イスラエルを含む68カ国の代表も参列した。



全ての分野で核兵器廃絶の態度を
 被爆者代表、首相に要請 「平和への誓い」

 会員限定有料記事 - 毎日新聞2019年8月9日 12時20分

(引用)
 長崎は9日、米国による原爆の投下から74年となる「原爆の日」を迎えた。長崎市の平和公園であった平和祈念式典で、被爆者代表の山脇佳朗(よしろう)さん(85)が「平和への誓い」を読み上げた。

 1945年8月、アメリカが広島・長崎に原爆を投下し二十数万人の命が奪われました。私は当時11歳、爆心地から約2キロの自宅で被爆しました。

 母と4人の弟・妹は佐賀へ疎開していて難を免れましたが、父は爆心地から500メートルの工場で爆死していました。私たちは兄弟3人で焼け残りの木片を集めて焼け落ちた工場のそばで父の遺体を荼毘(だび)に付しました。しかし焼けていく遺体を見るに耐えきれず燃え上がる炎を見ながらその場を離れました。
(以下略;有料記事)





     *********

【長崎平和宣言】
 2020年8月9日 長崎市長・田上富久

(引用)
 私たちのまちに原子爆弾が襲いかかったあの日から、ちょうど75年。4分の3世紀がたった今も、私たちは「核兵器のある世界」に暮らしています。

 どうして私たち人間は、核兵器をいまだになくすことができないでいるのでしょうか。人の命を無残に奪い、人間らしく死ぬことも許さず、放射能による苦しみを一生涯背負わせ続ける、このむごい兵器を捨て去ることができないのでしょうか。

 75年前の8月9日、原爆によって妻子を亡くし、その悲しみと平和への思いを音楽を通じて伝え続けた作曲家・木野普見雄さんは、手記にこうつづっています。

 私の胸深く刻みつけられたあの日の原子雲の赤黒い拡(ひろ)がりの下に繰り展(ひろ)げられた惨劇、ベロベロに焼けただれた火達磨(ひだるま)の形相や、炭素のように黒焦げとなり、丸太のようにゴロゴロと瓦礫(がれき)の中に転がっていた数知れぬ屍体(したい)、髪はじりじりに焼け、うつろな瞳でさまよう女(ひと)、そうした様々な幻影は、毎年めぐりくる八月九日ともなれば生々しく脳裡(のうり)に蘇(よみがえ)ってくる。

 被爆者は、この地獄のような体験を、二度とほかの誰にもさせてはならないと、必死で原子雲の下で何があったのかを伝えてきました。しかし、核兵器の本当の恐ろしさはまだ十分に世界に伝わってはいません。新型コロナウイルス感染症が自分の周囲で広がり始めるまで、私たちがその怖さに気づかなかったように、もし核兵器が使われてしまうまで、人類がその脅威に気づかなかったとしたら、取り返しのつかないことになってしまいます。

 今年は、核拡散防止条約(NPT)の発効から50年の節目にあたります。

 この条約は「核保有国をこれ以上増やさないこと」「核軍縮に誠実に努力すること」を約束した、人類にとってとても大切な取り決めです。しかしここ数年、中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄してしまうなど、核保有国の間に核軍縮のための約束を反故(ほご)にする動きが強まっています。それだけでなく、新しい高性能の核兵器や、使いやすい小型核兵器の開発と配備も進められています。その結果、核兵器が使用される脅威が現実のものとなっているのです。

 “残り100秒”。地球滅亡までの時間を示す「終末時計」が今年、これまでで最短の時間を指していることが、こうした危機を象徴しています。

 3年前に国連で採択された核兵器禁止条約は「核兵器をなくすべきだ」という人類の意思を明確にした条約です。核保有国や核の傘の下にいる国々の中には、この条約をつくるのはまだ早すぎるという声があります。そうではありません。核軍縮があまりにも遅すぎるのです。

 被爆から75年、国連創設から75年という節目を迎えた今こそ、核兵器廃絶は、人類が自らに課した約束“国連総会決議第1号”であることを、私たちは思い出すべきです。

 昨年、長崎を訪問されたローマ教皇は、二つの“鍵”となる言葉を述べられました。一つは「核兵器から解放された平和な世界を実現するためには、すべての人の参加が必要です」という言葉。もう一つは「今、拡大しつつある相互不信の流れを壊さなくてはなりません」という言葉です。

 世界の皆さんに呼びかけます。

 平和のために私たちが参加する方法は無数にあります。

 今年、新型コロナウイルスに挑み続ける医療関係者に、多くの人が拍手を送りました。被爆から75年がたつ今日まで、体と心の痛みに耐えながら、つらい体験を語り、世界の人たちのために警告を発し続けてきた被爆者に、同じように、心からの敬意と感謝を込めて拍手を送りましょう。

 この拍手を送るという、わずか10秒ほどの行為によっても平和の輪は広がります。今日、大テントの中に掲げられている高校生たちの書にも、平和への願いが表現されています。折り鶴を折るという小さな行為で、平和への思いを伝えることもできます。確信を持って、たゆむことなく、「平和の文化」を市民社会に根づかせていきましょう。

 若い世代の皆さん。新型コロナウイルス感染症、地球温暖化、核兵器の問題に共通するのは、地球に住む私たちみんなが“当事者”だということです。あなたが住む未来の地球に核兵器は必要ですか。核兵器のない世界へと続く道を共に切り開き、そして一緒に歩んでいきましょう。

 世界各国の指導者に訴えます。

 「相互不信」の流れを壊し、対話による「信頼」の構築をめざしてください。今こそ「分断」ではなく「連帯」に向けた行動を選択してください。来年開かれる予定のNPT再検討会議で、核超大国である米露の核兵器削減など、実効性のある核軍縮の道筋を示すことを求めます。

 日本政府と国会議員に訴えます。

 核兵器の怖さを体験した国として、一日も早く核兵器禁止条約の署名・批准を実現するとともに、北東アジア非核兵器地帯の構築を検討してください。「戦争をしない」という決意を込めた日本国憲法の平和の理念を永久に堅持してください。

 そして、今なお原爆の後障害に苦しむ被爆者のさらなる援護の充実とともに、未(いま)だ被爆者と認められていない被爆体験者に対する救済を求めます。

 東日本大震災から9年が経過しました。長崎は放射能の脅威を体験したまちとして、復興に向け奮闘されている福島の皆さんを応援します。

 新型コロナウイルスのために、心ならずも今日この式典に参列できなかった皆様とともに、原子爆弾で亡くなられた方々に心から追悼の意をささげ、長崎は、広島、沖縄、そして戦争で多くの命を失った体験を持つまちや平和を求めるすべての人々と連帯して、核兵器廃絶と恒久平和の実現に力を尽くし続けることを、ここに宣言します。

2020(令和2)年8月9日

長崎市長 田上富久



20200810_Nishinippon-03.jpg

20200810_Nishinippon-04.jpg

20200810_Nishinippon-06.jpg

20200810_Nishinippon-07.jpg

20200810_Nishinippon-08.jpg

関連記事
スポンサーサイト



テーマ:戦争・原爆 - ジャンル:政治・経済

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://junskyblog.blog.fc2.com/tb.php/5747-ffd0853c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)