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ホームレスの避難断る 台風19号で台東区「区民でない」(日経ほか各紙)

2019年10月17日(木)

 東京都台東区のホームレス差別は行政の貧困劣化の現われだが、
毎日新聞の記事によると、そのような究極の差別主義者は台東区だけで
取材できた他の区では受け入れていたし、当該の区外の方も
差別なく受け入れる用意があったとのこと。

 世田谷区ではホームレスの人たちが使いやすい避難所まで設置したという。

 そういう積極的な側面も合わせて評価しなければならないと思う。

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(記事から)

路上生活者の避難拒否
 自治体の意識の差が浮き彫りに 専門家「究極の差別だ」

 毎日新聞;会員限定有料有料記事 - 2019年10月13日 20時34分
https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/266000c

(前略)
 東京23区のうち、13日に取材できた台東区以外の12区は、住所を理由に避難者を排除することはないと回答した。

 世田谷区災害対策課によると、同区は神奈川県との境を流れる多摩川の河川敷に住んでいるホームレスの人たちに対し、事前にチラシを配って台風と避難所の情報を知らせた。今回はホームレス向けの避難所を2カ所用意したが、利用者はなかったという。

 北区には路上生活者が来たとの情報はないが「区外から来た方も受け入れた。区民かどうかで判断するような差別的な対応はしていない」(古平聡広報課長)。
(以下略;会員限定有料有料記事)


Nikkei_20191016_Nagano-Hinansyo.jpg
  長野市の避難所(日本経済新聞WEB版 10月16日付けから借用)

路上生活者、台風19号の避難所入れず 台東区「住所ないから」
 毎日新聞:会員限定有料記事 - 2019年10月13日 11時01分
https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/082000c


路上生活者の避難拒否
 自治体の意識の差が浮き彫りに 専門家「究極の差別だ」

毎日新聞:会員限定有料記事 - 2019年10月13日 20時34分
https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/266000c


ホームレスの避難断る 台風19号で台東区「区民でない」
日本経済新聞 - 2019/10/13 20:39
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50957080T11C19A0CZ8000/


朝日新聞【社説】
台風19号 避難所の課題、克服を

朝日新聞デジタル - 2019年10月17日05時00分
https://www.asahi.com/articles/DA3S14220480.html






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路上生活者、台風19号の避難所入れず 台東区「住所ないから」
 毎日新聞:会員限定有料記事 - 2019年10月13日 11時01分
https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/082000c

 台風19号の被害が拡大した12日、東京都台東区が、路上生活者など区内の住所を提示できない人を避難所で受け入れていなかったことが、同区などへの取材で明らかになった。

 台東区によると、台風19号の接近に伴って11日午後5時半以降、区内4カ所に避難所を開設。12日に区立忍岡小の避難所を訪れた2人に対し、「住所がない」という理由で受け入れを拒否した。

 受け入れを断られた北海道出身の男性(64)は脳梗塞(こうそく)を患い、会話が不自由な状態だ。
(以下略;会員限定有料記事)




路上生活者の避難拒否
 自治体の意識の差が浮き彫りに 専門家「究極の差別だ」

毎日新聞:会員限定有料記事 - 2019年10月13日 20時34分
https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/266000c

 台風19号に伴って開設した避難所で、東京都台東区は路上生活者など区内の住所を提示できない人を受け入れなかった。生活困窮者支援の専門家からは「究極の差別だ」などとの批判が上がる。東京都内では住所の区別なく受け入れた区もあり、「災害弱者」への意識の差が浮き彫りになった。【塩田彩、江畑佳明/統合デジタル取材センター】

断られた男性は外で傘を差してしのいだ

 受け入れを断られた北海道出身の男性(64)は12日午前、支援団体の案内を受けて忍岡小の避難所を訪れたが、受付で北海道内の現住所を記載したところ、区の担当者から受け入れられないと言われたという。

 男性は脳梗塞(こうそく)を患い、会話が不自由な状態だ。約1カ月前に上京し、路上生活を続けていたという。屋内に避難できなかったため、12日夜はJR上野駅周辺の建物の陰で傘を差して風雨をしのいだ。取材に対し男性は「避難所に受け入れてくれたら助かったのにという思いはある」と語った。

 今回の台東区の対応について、生活困窮者支援に詳しい立教大大学院特任准教授の稲葉剛さんは「行政による究極の社会的排除であり差別と言わざるを得ない。緊急時に路上生活者が命の危機にさらされる、という意識が薄いのではないか」と批判する。

ホームレスにチラシを配った世田谷区

 東京23区のうち、13日に取材できた台東区以外の12区は、住所を理由に避難者を排除することはないと回答した。

  世田谷区災害対策課によると、同区は神奈川県との境を流れる多摩川の河川敷に住んでいるホームレスの人たちに対し、事前にチラシを配って台風と避難所の情報を知らせた。今回はホームレス向けの避難所を2カ所用意したが、利用者はなかったという。

 北区には路上生活者が来たとの情報はないが「区外から来た方も受け入れた。区民かどうかで判断するような差別的な対応はしていない」(古平聡広報課長)。

(以下略;会員限定有料記事)





ホームレスの避難断る 台風19号で台東区「区民でない」
日本経済新聞〔共同〕 - 2019/10/13 20:39
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50957080T11C19A0CZ8000/

台風19号が首都圏を直撃した12日、東京都台東区が、自主避難所に身を寄せようとした路上生活者(ホームレス)の2人に対し、「区民を対象としており、それ以外の人は受け入れない」として利用を断っていたことが13日、分かった。

区によると、区が開設した自主避難所の区立忍岡小学校に避難しようとした2人に住所や名前を書くよう促したところ、2人は「住所がない」と話した。

対応した職員が災害対策本部に問い合わせをした上で、利用できないことを伝えたという。区広報課は「住所不定の方の避難所という観点がなく、援助から漏れてしまったのは事実。今後、対応を検討したい」としている。

ホームレスの支援団体「あじいる」の中村光男さんは12日、自主避難所の利用を断られた男性の話を上野公園周辺で聞いた。「ホームレスの人たちは、行政は手を差し伸べてくれないと感じている。首都直下地震が懸念される中、どう支援するか考えてほしい」と訴えた。

〔共同〕





朝日新聞【社説】
台風19号 避難所の課題、克服を

朝日新聞デジタル - 2019年10月17日05時00分
https://www.asahi.com/articles/DA3S14220480.html

 記録的な雨をもたらした台風19号の被災地では、16日朝時点で13都県で約4千人が避難生活を送っている。冷え込みが強まるなか、仕切りのない体育館の床の上での生活は、体調不良につながる。一日も早く改善すべきだ。段ボールベッドや毛布、温かい食事の提供など、国や自治体は民間団体の手も借り、支援を加速させてほしい。

 被災者の支援と同時に、考えておくべきことは多い。その一つが、避難所の一時的な受け入れ能力の問題だ。

 今回の災害では、各地の避難所に住民が殺到し、入り切れない人が続出した。約千カ所に8万人以上が避難した東京都内や、台風15号で被災した千葉、東北でも、車中泊や、遠方の避難場所への移動を強いられた住民がいた。同じ問題は7月の九州南部での豪雨や、昨年の西日本豪雨でも起きた。

 大雨の中を移動するのは危険なことでもある。水害時の避難者数の想定に甘さがないか、各自治体は早急に検証し、受け入れ態勢を見直す必要がある。

 多摩川左岸にあり、4千人近くが避難した東京都狛江市では、当初、1カ所だった避難所を最終的に11まで増やした。今後は商業施設の活用なども検討したいという。自治体によっては、管内の大学と協定を結び、非常時の開放を依頼している所もある。ショッピングモールや映画館など、民間の側も積極的に協力してもらいたい。

 こうした背景には、最近、自治体が大規模に避難勧告や避難指示を出す傾向がみられる問題がある。もちろん河川の決壊などで、全域に浸水リスクがある場合は仕方ないが、情報は地域の特性を考慮し、きめ細かく出す方が、受け手には親切だ。自治体も心がけてほしい。

 住民の方も、平時から避難所以外の移動先を考えておこう。危険性は場所によって異なり、避難情報が出ても自宅にいる方が安全な場合もある。浸水する可能性や、土砂災害の危険があるか。自宅の2階以上に移る垂直避難のほか、事前に近所の上層階の家や、別の町の親戚宅に行く方法もある。様々な避難の形を頭に入れておきたい。

 残念だったのは、避難所の役割を自治体職員が理解していない事態が起きたことだ。

 東京都台東区が、自主避難所となっていた区立小学校を訪れたホームレスの男性を、「住所がない」との理由で受け入れを断っていた。批判を受けて区は謝罪したが、命にかかわりかねない対応だ。外国人を含め、避難所は誰にでも開かれた場であることを忘れないでほしい。

 大変な時こそ、誰もが助け合う姿勢を心がけたい。





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