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【ワイマール憲法制定100年から何を学ぶか】石村善治氏講演会

2019年8月19日(火)

石村善治氏講演会
【ワイマール憲法制定100年から何を学ぶか】


アクロス福岡2階交流ギャラリー セミナー室にて
『平和のための戦争展』関連企画

10:30 開始だが、遅れて11:00から参加。

前触れ
南原繁氏の論文の紹介があったらしい。
(配付資料あり)

11:00から 石村さんの来歴紹介。

20190817_ACROS_Ishimura-01.jpg


石村さんがドイツ語で書いた論文がドイツで認められて留学して研究。

フリートリヒ・レンツ著 『国家と社会』を研究して翻訳。
原題は『マルクス主義と国家』であったが、当時はそのタイトルでは
出版できなかった。

【本題】

ワイマール憲法 1919年8月11日成立

大統領独裁を許す条項が最初から存在した。

第48条
義務を履行しない時は武装兵力を用いて、この義務を履行させることができる。
緊急事態措置
114,115,117,118,123,124,153条の民主的権利を制限できる。

共和国擁護法 1922年7月21日から5カ年の時限立法だったが・・・
暗殺の横行に対処するものとされた。
共産党員、大統領、外務大臣などが次々に暗殺された。

第2期擁護法 1929年7月23日
第3期擁護法 1930年3月18日

「民族および国家の保護のためのドイツ国大統領令」1933年2月28日
ドイツ国憲法第48条第2項に基づき、共産主義者の、国家公安を害する
暴力行為を防止するため、次のごとく命令する。
115,117,118,123,124,153条は、当分の間、その効力を停止する。

当時、最高の民主的憲法のように言われているが
実際は大統領に権限を集中できる構造に始めからなっていた。

ボン基本法 第1条 1956年3月19日
(1) 人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し、かつ保護することは、
全ての国家権力の義務である。
(2) ドイツ国民は(中略)不可侵の、かつ譲渡し得ない人権を認める。
(3) 以下の基本権は(中略)、立法、行政および裁判を拘束する。

・・・・・・

ここで改めて1950年3月28日の南原繁東大総長の卒業式に
おいての講演内容を解説。配付資料あり。
岩波書店月刊誌『世界』所収
【世界の破局的危機と日本の使命】
サンフランシスコ平和条約(片面講話)締結前の情勢で。

石村さんは、この講演をリアルタイムで聴いたらしく、紹介も熱烈。

11:50 終了。

質疑応答

榊山 惇より
レジュメにある「ライヒ」と「ラント」の意味を教えてください。
➡️ 「ライヒ」はドイツ全体を示すドイツ語
「ラント」は州のような単位を示す。

話変わって、山本太郎さんの【れいわ新選組】が躍進しましたが・・・
➡️ 全然知りません。最近の情勢は入って来ない。

若い方より
当時の情報について
➡️ 日本軍がドンドン勝っていることは報道されていたが、
226事件については全く当時は知らされなかった。

私が高校生の時には図書館にマルクス・エンゲルス全集が置いてあり、
マルクス主義論争が活発に行われていた。
戦争が始まる3年前のことである。
戦時体制になる中で急に禁止されるようになった。
美濃部達吉の天皇機関説も当時は常識的な考えだったが
急速に禁止され大学を追われた。

今年いっぱいは何があるかわからない。
その時に今の人たちが立ち上がってくれるかどうか?
立ち上がってくれることを期待したい。

生存権について
➡️ 生存権は第二次世界大戦後に定着した。
ワイマール憲法でも規定はされていたが、社会保障として位置付け。
評価すべきでは無いと言う見解が一般的。

当時、ヒンデンブルグ大統領は絶大な権限を持っており
ヒットラーは、その権威を利用してのし上がって来た。
ヒンデンブルグ大統領死後、ヒットラーが権限を掌握。

12:30 終了




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