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わが年金、大丈夫? 西日本新聞ルポ

 西日本新聞が2007年6月7日付け夕刊紙上で「消えた年金」について、一般論ではなく、実際に窓口で申請してみたルポによって実態を抉り出している。
デスク上で批判する『机上の空論』よりも、ジャーナリスト精神を発揮した、こういう取材姿勢は高く評価できる。

わが年金、大丈夫? 納付記録照会ルポ 電話、ネット機能せず 質問・相談は別窓口 追納できず不安増す(西日本新聞) - goo ニュース

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で、長いがWeb版でUPされている部分の全文を引用する。
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わが年金、大丈夫?
 納付記録照会ルポ
   電話、ネット機能せず
     質問・相談は別窓口
 追納できず不安増す

           西日本新聞 2007年6月7日(木)17:09

 約5000万件が「宙に浮いた」状態の年金記録問題。来月の参院選の最大争点に急浮上したが、国民の一番の気掛かりは「自分の年金は大丈夫か?」ということだろう。年金記録を照会するにはどうすればいいのか。実際に申請してみた。 
 (社会部・坂本信博)

 ¥ずっと「話し中」
 「わざわざ窓口に出向かなくても大丈夫ですよ」。年金記録の照会方法を福岡社会保険事務局に問い合わせると、こんな答えが返ってきた。
「電話やインターネットでも確認できるんです」

 電話での照会は、
ねんきんダイヤル=(0570)051165(10日まで24時間)。
年金手帳の基礎年金番号が分かれば、本人確認をした上で記録を自宅に郵送してくれる。早速電話してみた。

 しかし一向につながらない。午前、午後、夕方と10回近く試みるも、いずれも話し中。社保事務局に再度尋ねると「相談が殺到しているのかも」。
11日からは24時間対応のフリーダイヤル=
(0120)657830
が新設されるが「時間帯によっては混雑が予想される」という。

 ネットはどうだろう。社会保険庁のサイトには国民、厚生年金の個人情報提供サービスがある。24時間、自分の年金記録を確認できる。
ただ、利用にはユーザーIDなどの申し込みが必要で、現在その
ID取得に実に2週間以上かかる状態
急ぎの照会には、結局社保事務所の窓口に足を運ぶしかなさそうだ。

 ¥難解な回答書類

 年金記録の照会に必要な
(1)年金手帳
(2)認め印
(3)身分証明書
  −を手に、福岡市中央区の中福岡社会保険事務所を訪ねた。

 平日の正午すぎ。約40席の待合室はほぼ満席。
大半が中高年層だが20−30代も目につく。
「一般」と「年金相談」の2種類の受付番号札発券機があり、一般は9人、年金相談は12人待ちの表示。
職員の案内に従って一般の番号札を取り、申請書に住所履歴や職歴を記入した。

 待つこと15分。番号が呼ばれ、窓口の女性職員に年金手帳と申請書を出す。
申請書の片隅に「回答には3カ月程度かかることもあります」との文言。不安だったが2分ほどで名前を呼ばれた。

 被保険者記録照会回答票と被保険者記録照会という紙を手渡された。「あった」。私の年金は行方不明にはなっていない。が、「未納が15カ月間、未加入期間が27カ月あります」と告げられた。

 「えっ、未納…」。動揺しながら書類に目を凝らすが、数字の「0」や「Z」「*」の記号に読み方が分からない。

 「どの部分が未納ですか? 将来の年金受給額にどう影響します?」。職員に質問すると、丁寧だがきっぱりと言われた。
「ここで分かるのは記録だけです。詳しい質問や相談は年金相談の窓口へ」
18人待ちにまで延びていた別の列へ、並び替えを強いられた

 ¥60歳まで待って

 「かなりお待たせするかも」。
番号札「19番」を取った私に案内係の職員が頭を下げた。
「相談員4人で対応してますが、1人の相談時間はお客さま次第ですので」

 待つこと1時間弱。やっと番号が呼ばれ、相談ブースに入った。応対の相談員に回答票の見方を解説してもらう。学生時代の一部期間に「未納」が、留学で国外にいた1995年からの2年間に「未加入」が判明する。

 20歳から60歳まで40年間保険料を納めた場合、65歳以降に支給される基礎年金は現在の基準で年額約80万円。未納期間1年につき年約2万円ずつ減額される。未納・未加入が3年半あった私の場合、年額で7万円少なくなる。

 「加算料を上乗せしてもいいから、未納・未加入分を納めたい」と尋ねると「それはできません」と相談員。任意加入として事実上の追加納付ができるのは、60歳からの5年間だけという。「納付額もそのときにならないと分かりません」。相談員は苦笑いして言った。
「正直、その時代に年金制度がどうなっているかも分かりませんし」

 事務所を出るまで約1時間半。もっと混雑して数時間待ちの事務所もあるそうだ。年金の仕組みや回答票の難解さ、保険料を納めないと督促状が来るのに、追納を望んでも拒まれる不思議さ。年金の「記録」への不安は解消できたが、「制度」の将来に懸念が強まった。

=2007/06/07付 西日本新聞夕刊=
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