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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

北方領土は日本の領土かロシア領か?

2019年2月3日(日)

いわゆる『北方領土』問題。

安倍晋三政権の解決方向は、国後(クナシリ)・択捉(エトロフ)の
返還交渉は行わず、色丹島(シコタントウ)と歯舞(ハボマイ)群島のみの
返還交渉を優先し、結局、歯舞・色丹で決着するつもりらしい。

日本共産党は、ヤルタ会談での秘密協定で「領土不拡大」の国際合意に反して
千島列島をソ連に分け与えてしまったことが問題であり、この点を追究して
千島列島全てが日本領土であると云う強い立場で交渉を行うべきであると
言っているようであるが、1952年に合意された「サンフランシスコ平和条約」
を再交渉する必要が出てくるので実際には無理だろう。
それ位の気概で交渉に臨め!と云う意味ではないだろうか?

さて、先日の日刊ゲンダイでは、孫崎亨氏が
『ロシアが北方領土を「不法占拠」しているという考えは誤り』
との考えを述べている。

ロシアが北方領土を「不法占拠」しているという考えは誤り
日刊ゲンダイ:孫崎享外交評論家 ー 2019年2月1日(金)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246583/


20190207215221e67.jpg
北海道・根室半島の納沙布岬(左下)沖に浮かぶ北方領土の歯舞群島
画像は日刊ゲンダイより(C)共同通信




・・・・・・・・・
2019年 日本共産党はいかにたたかうか/
NHK党首インタビュー 志位委員長の発言

しんぶん赤旗 ー 2019年1月7日(月)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-01-07/2019010702_01_1.html

日ロ領土問題

「2島で決着」は絶対に認められない
戦後処理の不公正ただす交渉でこそ道が開ける


 伊藤 これからの外交についてうかがいたいと思うんですが、日本とロシアの関係で、平和条約や北方領土問題をめぐる政府の交渉をどう考えますか。

 志位 日ロ(領土)交渉に関係してきた元外務省高官が、「安倍首相の方針は歯舞、色丹の『2島先行返還』と見られているけれども、『2島先行』ではなくて『2島で決着』というのが首相の方針だ」と言っている。私は、これは当たっているんじゃないかと思うんですね。

 つまり、歯舞、色丹の返還で領土問題はおしまい、それ以上の国後、択捉などの領土要求は放棄する。これはとんでもないことで、私たちは、絶対にやってはならないことだと、思います。

 この問題について、「70年間やってきて、動いていないじゃないか」と総理は言うんだけれども、日本政府はこの問題で、ただの一度も国際的道理に立った交渉をやったことがないんです。

 この問題の根本というのは、1945年のヤルタ協定で、当時のソ連のスターリンが“千島列島をよこせ”と言って(米英ソで)取り決める。それに拘束されて51年のサンフランシスコ平和条約で、日本政府が千島列島の放棄をしてしまう。第2次世界大戦の戦後処理の大原則というのは「領土不拡大」――戦勝国も領土を広げてはいけませんよ、というのが大原則だったのに、それに反する不公正な取り決めをやった。

 この不公正をただして、全千島列島が日本の領土だということを正面から訴える交渉をやってこそ、道が開けるということを、私は、強く言いたいと思います。


ロシアが北方領土を「不法占拠」しているという考えは誤り
日刊ゲンダイ:孫崎享外交評論家 ー 2019年2月1日(金)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246583/

 今の日本では、国民が「官僚はウソと詭弁を言うのが当たり前」と思うようになった。例えば、国民が何の疑いも抱かずに信じている「ロシアは北方領土を不法占拠している」というのも「ウソと詭弁」が60年以上続いたことによるものだ。

 国民の反発を買うのを覚悟で説明したい。

 日本は1945年にポツダム宣言を受け入れて戦争を終えた。「ポツダム宣言を受け入れるべきでなかった」という人はほとんどいないだろう。このポツダム宣言には「日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」とある。つまり、本州、北海道、九州及び四国以外の地に対し、「日本固有のものだから我が国のものだ」という主張は放棄したのである。

 日本はまた、1951年にサンフランシスコ講和条約に調印し、独立した。ポツダム宣言の受諾と同様、サンフランシスコ講和条約に調印すべきでなかった、という人はおそらくいない。

 条約には「日本国は千島列島に対するすべての権利を放棄する」と書いてあり、当時の全権代表・吉田茂首相は「国後・択捉は南千島」と演説している。

 つまり、国際法に照らし合わせれば、日本は千島列島を放棄したことに何の疑念もない。

 他方、米英ソ首脳はヤルタ協定で「千島列島ハソ連に引渡サルベシ」と決めた。1945年8月18日、トルーマン米大統領はスターリン元帥に「千島列島の全ての島をソ連に引き渡すことに同意する」と連絡している。

 米国は日本には千島を放棄させる一方、ソ連には千島を渡す、と約束していたのである。

 日本は1956年の日ソ国交回復後、12月に国連加盟し、国連憲章を受け入れた。この国連憲章第107条は次の規定がある。

〈この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない〉

 つまり、国連憲章はソ連が日本から奪ったものでも、無効や排除はしない、としているのである。

 国民の間では、北方領土に対するさまざまな考えがあるだろう。しかし、ロシアが北方領土を「不法占拠」している、という考えは誤っている。



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