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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

取材先でのセクハラについて女性記者座談会

2018年5月2日(水)

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こちらは、西日本新聞での紙上座談会の記事!


女性記者として考える財務省セクハラ問題
日刊スポーツ ー 2018年4月30日
https://www.nikkansports.com/general/column/nakayama/news/201804300000486.html

 福田淳一・前財務事務次官のセクハラを、テレビ朝日の女性記者が週刊新潮を通じて世間に「告発」した問題。幕引きを急ぎたいのだろうか、財務省が、本人が否定しているにもかかわらずセクハラを認定し、退職金を141万円だけ減額、追加処分もしないと、大型連休前に発表した。

 政府は幕引きと思っているかもしれないが、取材する側とされる側で発生するセクハラの経緯が表舞台に現れ、焦点が集まる結果になった。野田聖子総務相もメディアの女性から話を聴き、実態をつかむ意向を示している。もちろん、セクハラはメディアの世界のことだけではないのだが。

 当方も今回の問題をきっかけに、これまでの取材活動の中で、広い意味での取材対象者から受けた「いくつかの経験」を思い出した。国会での取材中にも、毎日「セクハラ」ワードが飛び交う環境に身を置き、「そういえば、あれはいやだったなあ」などと、考えることがあった。面識がない人に突然名刺を渡され、連絡を強要された。目の前に座ると、隣に座って取材するよう求められた。つけていた香水に妙に反応され、困惑したこともある。女性であることが、「武器」のように言われたこともある。そんな目で見られているのかと、がっかりした覚えもある。

 ただ、こうして文字に起こしながらも、何となくぼかしながら書いていることに、書きながら気付いている。自分でもあまり思い出したくないのだろう。書けない、書きたくない体験だってある。

 取材相手に怒られたり、話をしてもらえなかったりという経験は、たくさんある。そんな時は、上司や同僚にも報告する。でも、セクハラ的な行為で嫌だと感じたことがあっても、周囲の人に話したことはほとんどない。恥ずかしさに加え、周囲の人間が、どんな反応をするか分からないこともあるからだ。

 仕事をしていると、いいことばかりではないのは、男女ともに変わらない。でも女子の場合は、性別を理由に理不尽な思いをすることもある。ひどい場合は今回のように、社会的にもさらされる。なんだかなあというのが本心だ。

 4年前、東京都議会で「セクハラやじ」が問題になった。当事者だった塩村文夏さんにインタビューした時、「もともとセクハラはだめだと言われながら、あった。今回の問題で『だめなんだ』ということが再認識された」と、自身へのセクハラが、社会に与えた影響の大きさを述べていた。「2020年東京五輪・パラリンピックに向け、日本の成熟度を上げるためにもよかった」とも聞いた。

 塩村さんの意見に基づけば、今回もセクハラはだめなんだ、ということが再認識される機会になったと思う。でも、この「再認識」行為が今まで何回、繰り返されてきたのだろう。そう考えると、個人的にはセクハラは恐らくなくならないと思う。ちょっとした行為ながら、相手を傷つけたりムカつかせたりすることに、意外に気付いていないケースは多いと思う。突き詰めれば、その人が持つ言葉のセンスというか、言葉に対する感覚次第で、セクハラになるか、ならないか、道は分かれる気がする。

 今後も、「セクハラはだめなんだという再認識行為」は、続くのかも知れない。地道に「再認識」を繰り返した先に、再認識行為が必要なくなる時が来るといいな、と思う。



‪セクハラ:「私は黙らない」新宿駅前で抗議集会 ‬
‪毎日新聞 ー 2018年4月28日
‪https://mainichi.jp/articles/20180429/k00/00m/040/070000c‬

 大型連休初日の28日、人が行き交う東京・新宿駅前に、カラフルなプラカードを持った若者たちが集結した。プラカードには「With You」「どんな仕事でもセクハラは加害」「私は黙らない」などの文字。財務省の福田淳一前事務次官によるセクハラ問題で被害者の女性記者に対するバッシングが広がったことに抗議し、参加者が次々とスピーチした。
【中村かさね/統合デジタル取材センター】

 「この人は私を対等と思っていないのだと思い知らされる経験を、多くの女性が経験してきた。仕方がない、とあきらめてきた人がたくさんいると思う。だから、私はもう黙りません。あなたは何も悪くない。決して独りじゃない」

 冒頭でこう訴えたのは、集会の呼びかけ人の一人、津田塾大4年の溝井萌子さん(22)だ。「セクハラを許容してしまう社会に抗議しよう」と、有志でツイッターなどで呼びかけた。

 スピーチした日本女子大大学院の是恒香琳さん(26)は「高校生のころ『いいお嫁さんになれないよ』と言われた。大学院に入ってからは『勉強ばかりしていると結婚できないよ』と。私の意志や選択を無視した言葉です。私が何者であるか以前に、おまえは女だと言われている気がする。尊厳が傷つけられる」と怒りを込めた。前事務次官のセクハラ問題に触れ、「女性がウソをついているように言い、被害を矮小(わいしょう)化するような発言を繰り返した麻生大臣は謝っていない。この社会で女がどう見られているか見せつけられました」。

 集会には男性も参加した。ゲイの男性は「男と女の戦いだと分断するのではなく、ともに立ち上がらなくてはいけない」。筑波大大学院生も「男性優位の社会で、自分の言動や態度が目の前の誰かを傷つけてきたのではないか。これは女性や性的マイノリティーの問題ではなく、私たち男性の問題でもある。私たちも当事者だ」と訴えた。

 集会は「いつか生まれる私たちの娘や息子たちが生きる社会のため、ここから絶対に変えていきましょう」との言葉で締めくくられた。大型連休が始まったばかりの新宿は好天にも恵まれて人があふれ、道行く人や海外からの観光客も足を止めてスピーチに聴き入っていた。




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テーマ:人権 - ジャンル:政治・経済

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