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イラク派兵『PKO』日報 去年廃棄を確認したはずが今年出現! またも防衛省で

2018年4月4日(水)

 去年のいまごろの国会で、当時の稲田朋美防衛大臣が
探索したが「存在しなかった」と答弁した陸上自衛隊の
【イラク派兵『PKO』日報】
国会での予算審議が終わって衆参両院を通過した後に出てきた! と云う。

 あまりにも御都合主義である。


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 マスメディアでは『文書管理の杜撰さ』を糾弾する処もあるが、
その論評は敢えて本筋を回避した『政権忖度批判』と思われる。

 すなわち、『文書管理の杜撰さ』ではなく、ちゃんと『文書管理されている』
記録を敢えて隠蔽していたと云うのが、本筋だからだ。


日報の重要性認識せず 陸自、報告遅れの一因か
  西日本新聞 - 2018年04月04日 11時47分


 この西日本新聞の見出しにある防衛省の言い訳
『日報の重要性認識せず』 は全くの嘘!である。

 何故なら、行動予定や実態、危険性や危険回避の行動などを逐次記録した
『日報』は、その後の作戦を決定し隊員の安全を確保するために極めて重要な
記録だからである。
 軍隊ではなくとも、例えば建設現場でも『日報』は重要な記録である。
工程の遅れを取り戻すための計画を再検討したり、新規物件の工事の際に
過去に実施した工程記録も含む『日報』は重要なのであり、
軍事行動を記録した『日報の重要性認識せず』なんてことは絶対に有り得ない!

 ある報道機関のニュースに依ると、発見された内の一つは【教訓ファイル】
(教育訓練用資料のファイル)からだと云う。

 何故、【教訓ファイル】の中にファイリングされていたかと考えれば、
イラク(サマワほか)での『PKO』活動の政府広報とは掛け離れたリアルな実態を
後続の部隊や新人に教育するために使用されていた(または使用予定であった)
からであろう。 
 なので、「【教訓ファイル】の中にファイリングされていたから見付からなかった」
と云うのは言い訳にはならない。 関係者なら誰でも知っていたはずである。
 逆に言えば、まずそこから捜し始めても良いはずの所である。

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 そして、1月に発見されていたのに、防衛大臣に報告されたのは3月31日!
本当に防衛大臣が認識したのが3月31日かどうかは怪しい処はあるが、
そこは問わないにしても、その2ヶ月の間に膨大な『不都合な真実』の削除や
表現の修正(すなわち改善)が行われていたのではないか
と疑う。

 とにかく、この2ヶ月の間に何かが行われていたことは確かな事実であろう。

 無かったはずの書類(安倍政権にとって『不都合な記録』)が出てきたのは
これで何度目であろうか・・・

 何万ページあろうとも、原本を全て開示しなければならない。


イラク派遣部隊の日報存在 1万ページ超、野党「隠蔽」
  西日本新聞 - 2018年04月02日 21時44分


     *****************

日報問題は「組織的隠蔽」と野党 防衛省に合同ヒアリング
  西日本新聞 - 2018年04月03日 22時49分

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日報、防衛相への報告に2カ月半 陸自のイラク派遣、野党追及へ
  西日本新聞 - 2018年04月03日11時28分


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イラク日報発見 これでは全て信用できぬ
 西日本新聞 【社説】 - 2018年04月04日 10時33分

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     *********************

【関連記事】

イラク日報、なぜ今発見 政権か防衛省か、責任の所在は
 朝日新聞:藤原慎一・又吉俊充・古城博隆 - 2018年4月3日21時46分


防衛相が謝罪、改ざんは否定 共産指摘の開示文書欠落
 朝日新聞 - 2018年4月2日21時22分


イラク派遣の日報存在=国会議員らに「ない」と説明-1万4000ページ分・防衛省
 時事通信 - 2018年4月3日
 

(部分引用)
 2004~06年の派遣期間中に作成された延べ376日分、計約1万4000ページが電子媒体や紙媒体で見つかった。

 約1万4000ページの内訳は、イラク復興支援群が作成した319日分、イラク復興業務支援隊が作成した26日分、後送業務隊が作成した31日分。
 統幕への報告から公表まで約1カ月かかったことについて、防衛省は「内容を精査する作業が必要だったため」としている。



陸自イラク派遣日報 “絶妙タイミング”で発見公表の狙い
 日刊ゲンダイ - 2018年4月3日
 

(部分引用)
 見つかったのは、2004~06年の派遣期間中に作成された計約1万4000ページ。昨年の南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報の隠蔽問題を受けて調査した結果、陸上幕僚監部衛生部などで保存されていたことが確認された。

 日報は現地の情勢はもちろん、当時の陸自の動きなどを詳細に記した重要な“公文書”だ。
  (中略)
 実は小野寺大臣は、もうひとつ「重要」な内容に触れている。共産党の穀田恵二国対委員長が衆院外務委で指摘した、防衛省の内部文書をめぐる改ざん疑惑だ。統合幕僚監部が12年7月に作成した文書で、小野寺大臣は同じ表題の文書が2つ見つかったと公表したのだ。小野寺大臣は改ざんの意図は否定していたが、どうにも怪しい。
 「共産党が指摘した通りの同じ表題の2つの文書が見つかり、財務省に続いて防衛省でも……となれば政権はグダグダ。そこで、改ざん疑惑を打ち消すために『イラク日報が出てきた』と明かしたのではないか」(防衛省担当記者)



陸自イラク日報 「不存在」の経緯調査 公表までに3カ月
 毎日新聞 - 2018年4月3日 15時08分
 

(部分引用)
 日報は、南スーダン国連平和維持活動の日報隠蔽(いんぺい)問題を受けた再発防止策の一環として、自衛隊の運用を担う統合幕僚監部が日報類を集約する過程で、今年1月に陸上幕僚監部衛生部や陸上自衛隊研究本部(現在の教育訓練研究本部)で見つかった。同省が昨年2~3月、野党議員の資料要求や国会での質疑を受けて陸幕や研究本部で調べた際は「文書は確認できなかった」と野党側に答えていた。







日報の重要性認識せず 陸自、報告遅れの一因か
  西日本新聞 - 2018年04月04日 11時47分
 

 政府が「存在しない」としていた陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が一転見つかった問題で、1月に二つの部署から日報が存在するとの報告を受けた陸上幕僚監部総務課の担当者が、国会議員から資料要求を受けていた重要な文書だと認識していなかった可能性のあることが4日、防衛省関係者への取材で分かった。現場の担当者の認識の甘さも報告遅れの一因になったとみられ、防衛省はさらに経緯を調べる。

 自民、公明両党幹事長は日報問題を、11日に実施する衆院予算委員会の集中審議で取り上げる方針で一致した。



イラク派遣部隊の日報存在 1万ページ超、野党「隠蔽」
  西日本新聞 - 2018年04月02日 21時44分
 

 小野寺五典防衛相は2日、陸上自衛隊のイラク派遣に関し、政府が野党側の資料要求に「存在しない」としてきた部隊の日報が見つかったと発表した。2004~06年の延べ376日分、約1万4千ページに上る。南スーダン国連平和維持活動(PKO)陸自部隊の日報問題や学校法人「森友学園」を巡る財務省の決裁文書改ざんなどに続き、また公文書のずさん管理が発覚し、野党は隠蔽との批判を強めている。

 小野寺氏は記載内容の確認などをした上で今月半ばをめどに資料要求のあった国会議員に日報を提出する意向を示し、「国会での質問に適切に対応できなかったのは申し訳なかった」と述べた。




日報問題は「組織的隠蔽」と野党 防衛省に合同ヒアリング
  西日本新聞 - 2018年04月03日 22時49分
 

 政府が「存在しない」としていた陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が一転見つかった問題で、野党6党は3日、防衛省への合同ヒアリングを行い「防衛省が予算審議への影響を避けるために公表を遅らせた」と追及、「組織的隠蔽」との批判を強めた。防衛省はイラク派遣に関わった海上自衛隊や航空自衛隊にも日報があるか調査を続け、今月中旬をめどに野党側に文書を開示する方針だ。

 5日には参院外交防衛委員会で、当初予定より野党の質疑時間を延ばして審議が行われる。野党はさらに衆院予算委員会の集中審議を開くよう与党側に要求。




日報、防衛相への報告に2カ月半 陸自のイラク派遣、野党追及へ
  西日本新聞 - 2018年04月03日11時28分
 

 陸上自衛隊のイラク派遣部隊に関し、政府が「存在しない」としてきた日報が見つかった問題で、陸自が初めて存在を確認してから小野寺五典防衛相に報告されるまで2カ月半以上かかったことが3日、分かった。昨年の南スーダンPKO部隊の日報問題でも報告遅れが問題化しており、再び文民統制の在り方が問われる事態になった。

 小野寺氏は、隠蔽の意図はなかったとしたが、野党6党は追及を強める構え。日報には生々しい現地情勢の記述が含まれる可能性がある。イラク派遣当時「非戦闘地域」とされた自衛隊の活動地域が問題になっていただけに、陸自が「不存在」とした経緯の解明が焦点になりそうだ。




イラク日報発見 これでは全て信用できぬ
 西日本新聞 【社説】 - 2018年04月04日 10時33分

 隠蔽(いんぺい)、改ざん、ずさんな管理-。こんなことでは、公文書に関わる政府の言動が全て信用できなくなる。

 小野寺五典防衛相は、2004~06年にイラクへ派遣された陸上自衛隊の活動に関する日報が、防衛省内に保管されていたことを明らかにした。この日報は昨年2月の国会で、当時の稲田朋美防衛相が「残っていない」と答弁していた文書だ。

 防衛省は南スーダン国連平和維持活動(PKO)を巡っても陸自日報を「廃棄済み」としていたが、その後保管していたことが判明した。一連の経緯は特別監察で「不適切な対応」と認定され、昨年7月に稲田氏が引責辞任する事態に発展した。

 今回も陸自の海外活動の日報であり、同じように「ない」としていた文書が出てきた構図だ。防衛省や陸自は「探索漏れであって隠蔽ではない」と弁明するが、不自然な点が多い。

 まず、自衛隊の活動における日報の重要性を考えれば「当時は探したが見つからなかった」という説明には首をひねる。

 陸自のイラク派遣を巡っては、派遣地のサマワを「非戦闘地域なので派遣しても問題ない」とする政府見解と、現地の緊迫した実態との矛盾が指摘されていた。開示すれば、日報の生々しい記述で現地の危険だった状況が明るみに出かねないので、日報の存在を否定したのではないか。そんな疑念が湧く。もしそうなら、動機面でも南スーダンの日報隠しと共通する。

 もう一つ不可解なのは、発見から公表まで時間がかかり過ぎている点である。陸自研究本部が日報のデータ発見を陸幕総務課に報告したのは今年1月12日だった。ところが、小野寺防衛相への報告は3月31日だ。

 2カ月半以上も何をしていたのか。国会の予算案審議で取り上げられるのを避けるため、公表を遅らせた可能性もある。

 防衛省の文書を巡っては、別の問題も浮上している。野党議員の情報公開請求によって開示された文書と、同じ表題で内容の違う文書の存在が確認されたのだ。開示用に文書の内容を変えた疑いが持たれている。

 「森友学園」との土地取引に関する財務省の決裁文書改ざんをはじめ、文部科学省や厚生労働省でも「ない」とした文書やデータの存在が明らかになるなど、安倍晋三政権下で公文書を巡る不祥事が相次いでいる。

 これらが単なる「ずさんな管理」なのか、政権や官庁の根深い隠蔽体質によるものなのか。国会で経緯や動機を徹底的に究明すべきである。公文書は国民の財産だ。政治家や官僚が自分たちの好き勝手にできると思っているなら大間違いである。

=2018/04/04付 西日本新聞朝刊=



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テーマ:自衛隊/JSDF - ジャンル:政治・経済

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