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『のぞみ』 台車亀裂事故 川崎重工が過剰切削し板厚2/3になって 強度不足!

2018年3月5日(月)

 昨年(2017年)12月11日の博多発東京行き「のぞみ34号」で見つかった
台車の亀裂と云う大事故に成り兼ねなかった相当深刻な事故に関して、
JR-西日本は、2月28日に記者会見で事故報告を行った。

 毎日新聞は2月27日に関係者への取材で事前に掴んでいて、記者会見前の
2月28日の朝刊に事故状況をイラスト入りで掲載した。

 それが以下の記事である。

のぞみ台車トラブル
 亀裂問題 製造に不備 川重、変形部分削り強度不足 きょう公表

 毎日新聞 - 2018年2月28日 東京朝刊
 https://mainichi.jp/articles/20180228/ddm/041/040/153000c


   Mainichi_20180228_NOZOMI-Daisya-Kiretsu-01.jpg


 翌、3月1日の毎日新聞は、記者会見を受けて改めて記事を掲載した。


のぞみ台車トラブル
 亀裂問題 川重、台車147台不正製造 底部、基準未満に削る

 毎日新聞 - 2018年3月1日 大阪朝刊
 https://mainichi.jp/articles/20180301/ddn/001/040/008000c


    Mainichi_20180301_NOZOMI-Daisya-Kiretsu-01.jpg


のぞみ台車トラブル
 現場に「削り禁止」張り紙 川重兵庫工場 (2007年製造当時)

 毎日新聞 - 2018年3月1日  15時00分
 https://mainichi.jp/articles/20180301/k00/00e/040/298000c


Mainichi_20180301_NOZOMI-Daisya-Kiretsu-02.jpg




のぞみ台車トラブル
 亀裂問題 製造に不備 川重、変形部分削り強度不足 きょう公表

 毎日新聞 - 2018年2月28日 東京朝刊
 https://mainichi.jp/articles/20180228/ddm/041/040/153000c
 

 新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかった問題で、川崎重工業が鋼鉄製の台車枠を製造時、加工の不備で生じた変形部分を整えるため下部を削っていたことが27日、関係者への取材で分かった。その結果、強度不足で台車枠に亀裂が生じた可能性があるという。JR西日本は他に同様の台車枠がないか確認を進めている。新幹線初の重大インシデントとなったこの問題で車両の欠陥が明らかになるのは初めて。

 JR西日本は28日午後、来島達夫社長らが記者会見で、調査結果を公表する。

 車体を支える台車枠は、板厚8ミリのコの字形鋼材同士を溶接し、ロの字形にしている。亀裂が生じた部分の断面は縦約17センチ、幅約16センチの長方形で上部と下部が溶接されている。問題の台車は、川重が2007年に製造。関係者によると、コの字形に鋼材を曲げるのが不十分で、下部の溶接部分が平面にならず、別の部品を適切に溶接できなくなり削って対応したという。

 亀裂は昨年12月11日の博多発東京行き「のぞみ34号」で見つかった。昨年2月に車両を解体して行った詳細な「全般検査」や、当日走行前の目視検査でも異常を確認できず、金属疲労による亀裂が発見前に一気に広がった可能性が高い。

 のぞみ34号は異音や異臭などの報告が相次ぎ、車両保守担当者も確認。しかし、点検は行われず運転は続いた。新大阪駅で引き継いだJR東海は名古屋駅で運転をやめて点検し、台車枠が上部3センチを残すだけの破断寸前で各部品に変色など異常があるのを発見した。【根本毅、宮本翔平】




のぞみ台車トラブル
 亀裂問題 川重、台車147台不正製造 底部、基準未満に削る

 毎日新聞 - 2018年3月1日 大阪朝刊
 https://mainichi.jp/articles/20180301/ddn/001/040/008000c
 

 新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかった問題で、メーカーの川崎重工業は28日、台車枠の製造過程で底部を不正に削り、鋼材の板厚が最も薄い箇所で基準の7ミリを下回る4・7ミリとなり、溶接不良もあったと発表した。いずれも亀裂の原因になったとみられる。基準を下回る台車はJR西日本と東海で他に146台(車両1両に2台)確認された。神戸市の本社で記者会見した金花(かねはな)芳則社長は「新幹線利用者やJR西日本、東海の関係者に多大なご迷惑をおかけした」と謝罪したが、引責辞任は否定した。

 JR西は2007~10年に川重から台車321台を購入。このうち基準未満の台車が他に100台あり、超音波検査の結果、強度に問題はないとし、運行を続けながら順次交換する。05~12年に130台購入したJR東海も46台が基準未満で、安全性を確認し年内に交換する。他のJR3社も一部で川重製を使っていたが、該当がなかった。

 川重やJR西によると、亀裂が見つかった台車は07年に兵庫工場(神戸市)でコの字形鋼材同士を溶接しロの字形の台車枠にした際、コの字鋼材の曲がり方が不足し底部が平面にならず膨らんだ。「軸バネ座」と呼ばれる部品を溶接で取り付ける必要があり、作業手順にない削る対応で平面にし、板厚が基準を大幅に下回った。さらに溶接の際、底部2カ所の鋼材内部に傷を残すミスも加わった。

 台車枠の鋼材は削る加工を原則禁じる川重の社内規定があるが、同社の品質管理部門が徹底させず、担当の従業員約40人は知らなかった。従業員は軸バネ座をしっかり取り付けようと削り、チェックもなく出荷していた。台車枠は運行を続けるうち、2カ所の傷を起点に金属疲労で亀裂が進み、板厚が薄く進行が速まったとみられる。亀裂は発覚数カ月前には底部から側面に広がった。

 JR西の基準未満の100台で、削り込まれて最も薄い箇所は4ミリ。JR東海も46台のうち6・5ミリ未満の箇所が16台で確認され優先して3月中に交換する。

 のぞみは亀裂で台車枠が破断寸前となり、国の運輸安全委員会は新幹線初の重大インシデントとして調査している。川重に先立ち28日会見したJR西の来島達夫社長は「製造時の超音波検査を注文したい」と話した。川重への費用請求は今後検討する。川重は3月から3カ月間、金花社長が月額報酬50%、車両製造を担当する小河原誠・常務取締役が同30%を返上する。
【根本毅、服部陽、宇都宮裕一】




のぞみ台車トラブル
 現場に「削り禁止」張り紙 川重兵庫工場 (2007年製造当時)

 毎日新聞 - 2018年3月1日  15時00分
 https://mainichi.jp/articles/20180301/k00/00e/040/298000c
 

 新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかった問題で、メーカーの川崎重工業が台車枠の底部を不正に削った2007年当時、現場の兵庫工場(神戸市)に台車枠の削り込みを禁止する社内規定が文書で張り出されていたことが分かった。しかし現場では、溶接部の最小限の削りを許容した別の規定を誤って適用。ずさんな製造工程や品質管理体制で、欠陥製品が出荷されていた。

 問題となった台車枠は設計上、鋼材の板厚8ミリ、加工後は7ミリと決められている。しかし川重が鋼材と部品を溶接する過程で、最も薄い箇所は4.7ミリまで削られ、強度不足で亀裂が早く進んだと考えられている。

 川重によると、製造時の注意事項などを記した「作業指導票」は台車枠の鋼材を削ってはいけないと規定していた。指導票は作業現場の掲示板に張り出され、担当の作業員約40人全員が見られる状態だった。

 一方、台車枠以外の鋼材も含めた一般的な「組立溶接作業基準」で溶接部付近は0.5ミリまで削ることが許容され、作業員を統括する班長が拡大解釈して削り込みを指示。さらに作業員がこの制限を超えて削り、最も薄い箇所で4.7ミリにまで加工したことも班長は把握していなかった。

 当時の作業員は底部に部品を溶接しようと削り込んでおり、規定に反しているとの認識はなかったという。同社は「部品をきっちり付けることと、削ってはいけない規定のどちらが重要か、作業員は分からなかった」と説明している。

 JR西日本は、定期的に車両を解体して行う「台車検査」や「全般検査」で、磁気を利用する検査法で傷やひび割れがないか調べている。ただ、台車枠の検査箇所は荷重が特に集中する8カ所に絞られ、今回の亀裂部位は対象外だった。
【根本毅、宮本翔平】






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