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こんどは山陽新幹線で【重大インシデント】 台車が破断寸前だった!

2017年12月20日(水)

 先日、博多 ⇒ 名古屋 間の山陽・東海道新幹線で発生した
台車損傷は、人身事故にはならずに食い止めたが、JR自身の基準でも
【重大インシデント】 に相当し、
一歩間違えば、尼崎脱線転覆事故を上回る大事故に成りかねない
ものだったことが解った!


 損傷事故が発生したのはJR西日本管轄の山陽新幹線区間だったが、
その後の調査で、始業点検を行ったのは『東京の車両所』で、
JR東海の担当者が目視で点検し「異常なし」と判定したことがわかった。
(目視点検は通常の方法で、特に手法には問題ないと思う)
 その判定に間違いが無ければ、東京から博多まで走行し、折り返して
博多から東京に向かう途上の山陽新幹線区間で損傷が発生・拡大した
と云うことになる。
 小さい損傷が発生すると応力集中が起こり、急速に損傷が拡大する
ことは、機械構造分野では良く知られていることである。
 この大きな損傷が短時間で拡大したか長期にわたって拡大したかは
専門家が破断面の腐食状況や錆の有る無しなどで判定可能だと思う。

 報道によると亀裂の入った「台車枠」部品は
 鋼製の8mmの板で箱状に加工されたものであり、
 その全底面16cmと両側面14cmが連続して破断していたと云う。
SBSH4612.jpg

 そして側面の残余は3cmしか無かったとのこと。
 底面全てと側面の8割以上が欠損していた訳で、
 もう少し走っていたら全部破断し大事故に繋がっていた!
  Nishinippon_201712190015_002.jpg


 小倉駅を出た時点で異常を察知して連絡し、岡山駅から
保守検査員が乗り込んで確認した処、最寄りの駅に停車して
運行を中止すべきだと運行管理者(東京指令所)に伝えたが
管理者が黙殺し、名古屋駅まで走行を続けたと云う。

SBSH4620.jpg

のぞみ台車の亀裂、破断寸前 JR西日本「脱線したかも」
 西日本新聞 - 2017年12月19日 22時19分
 http://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/national/article/381387

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西日本新聞・社説
【新幹線台車亀裂 安全性確保へ徹底究明を】

 西日本新聞 - 2017年12月20日 10時48分
 https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/381567/


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新幹線亀裂 のぞみ台車、破断寸前
 脱線ありえた重大事態

 毎日新聞:根本毅・山口知 - 2017年12月19日 23時01分


SBSH4601.jpg
      西日本新聞 - 2017年12月19日付けより
SBSH4603.jpg


 

 

のぞみ台車の亀裂、破断寸前 JR西日本「脱線したかも」
 西日本新聞 - 2017年12月19日 22時19分
 http://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/national/article/381387
 

 博多発東京行き新幹線のぞみの台車に亀裂が見つかった問題で、車両を所有するJR西日本は19日、台車枠の亀裂の長さが底面で16センチ、両側面でそれぞれ約14センチに達し、コの字形につながっていたと明らかにした。破断寸前の事態で、記者会見した吉江則彦副社長は「極めて重大なインシデントで、新幹線の安全に対する信頼を裏切るもの。深くおわび申し上げる」と陳謝した。

 運輸安全委員会が重大インシデントと認定した今回のトラブルについて、吉江副社長は「脱線に至ったかもしれない」との認識を示し、運輸安全委とは別に同社として独自の調査報告書をまとめるとした。



西日本新聞・社説
【新幹線台車亀裂 安全性確保へ徹底究明を】

 西日本新聞 - 2017年12月20日 10時48分
 https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/381567/
 

 新幹線の安全性を根底から揺るがしかねない事態だ。徹底した原因究明と再発防止策を求めたい。

 走行中の博多発東京行き「のぞみ34号」の車両から異臭や異常音がして、東海道新幹線名古屋駅で運休となったトラブルのことだ。

 運輸安全委員会が、事故につながる恐れがあった-として重大インシデントに認定した。

 車両の走行に関わる故障である上に、油漏れと亀裂という二つの故障が同時に発生したためだ。

 新幹線で重大インシデントに認定された事態は運輸安全委の前身の航空・鉄道事故調査委員会ができて以降、初めてのことである。

 車両を所有するJR西日本によると、先頭から4両目の車両で車体と車軸を固定する台車枠に亀裂が見つかった。台車の部分でもモーターの駆動を車輪に伝えるための管が黒く変色し、歯車箱(ギアボックス)付近で油が漏れているのが確認された。

 問題なのは、異常を感じてから名古屋駅で床下を点検するまで約3時間も乗客を乗せたまま運転し続けたことだ。小倉駅発車後、乗務員が焦げたような臭いがするのに気付いた。車両検査担当社員が岡山駅から乗車し、モーターがうなるような音を聞いたが、走行に支障なしとして運転を続けた。

 国土交通省は台車枠が破損すると車軸が固定できず、脱線につながる恐れがあるとしている。

 大惨事につながりかねない状況だったわけだ。定時運行は大切だが、最優先すべきは乗客を危険にさらさないことだろう。

 安全性を誇る新幹線といえどもトラブルと無縁でない。

 2015年8月には走行中の山陽新幹線の車両カバーが脱落し、運輸安全委が16年に不十分なボルトの締め付けが原因とする調査報告書を公表している。

 新幹線の安全性は徹底した保守・点検に支えられてきた。今回の事態を教訓に、新幹線を運行するJR各社は日常的な車両検査や異常が発生した場合の緊急対応に問題がないかをチェックし、安全と信頼の回復に努めてほしい。

=2017/12/20付 西日本新聞朝刊=



新幹線亀裂 のぞみ台車、破断寸前
 脱線ありえた重大事態

 毎日新聞:根本毅・山口知 - 2017年12月19日 23時01分
 

JR西会見 亀裂は台車枠の両側面と底部に長さ44センチ

 東海道・山陽新幹線「のぞみ」に亀裂が見つかった問題で、JR西日本は19日、亀裂は台車枠の両側面と底部に生じ、長さが計約44センチに達していたと発表した。枠は破断寸前で脱線もありえた重大事態で、同社は点検方法を見直し、複数の異音や異臭があれば直ちに運転を見合わせるよう社員教育を徹底するという。

 同社によると、台車枠は板厚8ミリのコの字型鋼材を溶接したもので断面の大きさは縦17センチ、横16センチ。鋼材の底面は全て裂け、側面の亀裂はそれぞれ下から約14センチ進み、両側面はあと3センチを残すだけだった。亀裂で台車枠はゆがんだため、モーター回転を車輪に伝える「継ぎ手」がずれ、変色などの異常につながった。

 新幹線の台車では初のケースだが、過去に在来線であった台車の亀裂は溶接部から生じるケースが多く、今回の台車枠底面にも溶接部があった。ただ、同社は「溶接部から亀裂が生じたか調査が必要」としている。また、車両を解体して調べる「全般検査」を今年2月に実施したが、亀裂のあった部分は細かい傷を見つける「探傷検査」の対象ではなく、今後検査の対象に加える。

 一方、のぞみが運行した今月11日、異音などの報告後も約3時間、運転を続けた判断を巡り、岡山駅で乗った保守担当者が「停車し調べた方がいい」との趣旨で点検を提案していたと明らかにした。「担当者と指令とのやりとりなどは大事なポイント。発言の真意や背景を慎重に調べる」と詳細な説明を避けたが、今後は今回のような異音や異臭などが二つ以上確認できた場合、直ちに運転を見合わせて点検するという。

 JR西は19日、大阪市の本社で問題発生後初めて記者会見し、吉江則彦・副社長兼鉄道本部長が「安全性への信頼を裏切るもので深くおわびします」と謝罪した。このトラブルを巡っては、国の運輸安全委員会が新幹線初の重大インシデントとして調査している。
【毎日新聞:根本毅、山口知】



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