JUNSKY blog 2017

政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

アメリカ人が決める事であるが、像は単なる歴史的像であって・・・

2017年8月23日(水)

 アメリカでは、トランプ大統領の発言がキッカケとなったのかどうか
前後関係は良く解らないが、【南北戦争時代】に奴隷制の維持を求めた
『南軍』の司令官などの銅像を撤去するかどうかでもめているらしい。


 バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義者の集会に
人種差別や排外主義に反対する人々が対抗する集会を開催して
乱闘騒ぎになった! と云うことが、どうやらトランプ発言を引き出した
らしい。

 この発言には殆どの有識者やメディアや4軍の最高幹部まで
強く批判している。

米紙 トランプ氏へ批判強める 「民主主義の脅威」
 毎日新聞 - 2017年8月21日 12時40分


 BBCニュースが、この銅像撤去について詳しい記事を掲載している。
これらの『南軍』の司令官などの銅像を設置する活動の始まり頃から
説き起こして詳しく描いているが、どうやら銅像撤去に賛成する方向らしい。


どうして銅像でもめるのか 南北戦争の像の何が問題なのか
 BBC NEWS JAPAN - 2017年08月18日

BBC_20170818-01.jpg

 アメリカのことなので、口出しは避けるが、私は銅像を撤去したからと言って
 『白人至上主義』や『排外主義』が無くなる訳ではないと思う。

米国
南部連合像「存続」62% 「撤去」27%

 毎日新聞 - 2017年8月19日 11時02分

   (回答数は859人と少ないが、冷静な反応のようだった!)

 この「撤去」の動きは、東欧革命の時に「レーニン像」を引き倒した発想と
同じである。
 レーニンによってもたらされた労働者・農民の解放、労働時間の短縮、
教育や医療の無償化等などさまざまな恩恵は全く忘れて、目の前の
『社会主義』による抑圧を打破した勢いで引き倒しをやっていた。

 イラクでのフセイン像の引き倒しも同じようなことである。

 日本で、現在の民主主義の常識にそぐわない銅像などを撤去するとなると、
多くの著名な武士や軍人の銅像や仏像も撤去することになるだろう。

 歴史は、歴史的流れの中に置いておけば良いのだと思う。



米国
南部連合像「存続」62% 「撤去」27%

 毎日新聞 - 2017年8月19日 11時02分
 

【ワシントン高本耕太】
 米国の南北戦争で奴隷存続を支持した南部連合軍に関する銅像や記念碑の撤去に関して、米公共テレビ(PBS)と同ラジオ(NPR)が実施した合同世論調査で「歴史的遺産として残すべきだ」との回答が62%に上り、「撤去すべし」の27%を大きく上回った。12日に南部バージニア州で発生した白人至上主義者らの衝突事件後、全米各地で撤去の議論が再燃している。

 調査は事件後の14~15日に実施された。トランプ大統領は17日、銅像などの撤去についてツイッターで「歴史や文化が引き裂かれるのを目にするのは悲しい」と投稿した。銅像・記念碑は奴隷制や人種差別の象徴として根強い批判がある一方で、調査結果はトランプ氏の主張が米国民の一定層に共有されていることを裏付けたものだ。

 事件を巡り白人至上主義や差別団体を明確に非難しなかったトランプ氏の対応について「十分だった」との回答は27%にとどまり、「不十分」は52%に達した。調査は米国民の成人1125人が対象。859人が回答した。



米紙 トランプ氏へ批判強める 「民主主義の脅威」
 毎日新聞 - 2017年8月21日 12時40分
 

【ニューヨーク・國枝すみれ】
 米南部バージニア州で衝突事件を起こした白人至上主義者らの肩を持ったとして、トランプ米大統領に対する米国の主要メディアの批判が強まっている。
 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は20日、「もう十分だ」と題した論説を掲載し、「ホワイトハウスにいる男は、無謀で統制がきかず、米憲法にとって危険、民主制度にとって脅威だ」と断言した。良心を持つすべての国民は「倫理観に欠け、事実を無視し、助言にも耳を傾けない」大統領に対し、反対の声をあげるべきだと主張した。また、共和党や保守派に対しても「気骨を見せる時だ」と批判に加わるよう呼びかけた。
 ニューヨーク・タイムズ紙も20日紙面で「トランプ大統領、失格」と題した論説を掲載。「大統領は毎日、米国人が託した大統領の職務を果たすことができないとの証拠を提供している」と批判した。トランプ氏がネオナチら白人至上主義者を弁護したことをあげ、「国をまとめるどころか、人種対立の種をまこうと決意しているようだ」と批判した。
 当選前から「大統領として不適格」としてトランプ氏に投票しないよう呼びかけてきた全国紙USAトゥデー(電子版)は16日、議会に大統領の不信任決議を審議するよう主張。「米国の価値のために立ち上がるか? 善悪の判断もつかない大統領が脱線しつづけるのを許すのか?」とし、共和党議員も不信任決議に賛成するよう呼びかけた。 



どうして銅像でもめるのか 南北戦争の像の何が問題なのか
 BBC NEWS JAPAN - 2017年08月18日
 

米南北戦争の戦いが終わってから150年以上がたつが、敗れた側を歴史にどう残すかについて、今も激しい議論が繰り広げられてる。

 全米各地には、南部連合に捧げられた像が何百と現存している。南部連合とは、米政府に反旗を翻した南部各州のことだ。そしてこの像がしばしば、奴隷制や黒人抑圧という米国のいやな歴史を思い起こさせるものとなっている。
各地の地方自治体がこのところ、こうした像の撤去を相次ぎ決定した。それに対して複数の集団が、それは米国の歴史と南部文化を破壊しようとする動きだと声高に反発している。
ドナルド・トランプ大統領は17日、論争に割って入り、議論の的となっている数々の記念碑を「美しい」とツイート。銅像の禁欲的な美が各地から失われてしまうのは、「非常に残念だ」と嘆いた。
いつ設置されたのか
南部連合の記念碑のほとんどは、南北戦争が1865年に終わった数十年後に建てられた。戦後復興期の資金不足が主な原因だ。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、解放されたばかりの奴隷から平等な市民権を奪うため、南部の州で様々な黒人差別法が施行された時代になって、南部軍の記念碑が公共の場に次々と設置されるようになった。

 記念碑建立の第2波は1950~1960年代、人種隔離廃止とアフリカ系米国人の権利平等を求める公民権運動の時代に押し寄せた。
ヘイト集団や公民権運動を追跡するアラバマの南部貧困法律センター(SPLC)による報告書は、「公民権運動は、人種分離主義者の反発を引き起こした」と指摘する。
南部連合の像は700体以上あり、そのほとんどは南部にあるが、一部は南部連合ではなかった州にもある。

どういう人たちの像なのか

 記念碑の一部は南部連合の歩兵たちに捧げられたものだが、多くはロバート・E・リー将軍やトマス・「ストーンウォール」・ジャクソン将軍など、著名人の像だ。
ジャクソン将軍の子孫は16日、バージニア州議会議事堂から同将軍の像を撤去するよう求めた。バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義者の集会において、「南部連合の像が存在することによって、人種差別主義者に主張の拠り所を与えてしまうと分かった」からだと説明している。
将軍の子孫がバージニア州政府に宛てた公開書簡の内容が、ツイッターで広く拡散し、それと共に、「記念碑は撤去しなくては(Monuments Must Go)」というフレーズが米国のツイッターでトレンド入りした。
白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」(KKK)やネオナチ支持者による「右派の団結」集会の後、リー将軍の玄孫は「不寛容や憎悪のメッセージを推進する人たちが、リー将軍の思い出を間違って利用する」ことを非難した。
極右行進の参加者たちは、名目上はリー将軍像撤去の市議会決定に反対するため、シャーロッツビルに集まっていたからだ。 

なぜ問題なのか

 南部連合のシンボルを擁護する人のほとんどは、記念碑は奴隷制を記念するものではないという立場だ。
擁護派は、南部連合軍は奴隷制維持のために戦ったのではなく、「州の権利」を守り連邦制に反対するための戦争だったと主張する。南部連合の「戦旗」のようなシンボルは、南部の歴史と文化を記念するものだと言うのだ。
しかし歴史家のほとんどは、南北戦争の原因が奴隷制度だったと一致している。人種的少数派、特に黒人の米国人は、公共の場にそのシンボルが存在するのは、不快だし侮辱的だと感じている。
メーン州のポール・ルページ知事は17日、像の撤去は単に歴史のうわべを取りつくろうだけだと述べた。
メーン州のラジオ局WGANラジオに出演したルページ知事は、「歴史を消してしまうなら、未来の世代はどう学べるのか? 吐き気がする」と話し、像の撤去は2001年9月11日の同時多発テロ事件の記念碑を、世界貿易センターや国防総省から撤去するようなものと「そっくり」だと付け足した。
「私にしてみれば、今すぐニューヨークに行って、9/11で命を落とした人たちの記念碑を撤去するようなものだ。そう言うことだろう」
トランプ大統領もまたこの言い分を応用し、独立宣言を起草したトマス・ジェファーソン第3代大統領やジョージ・ワシントン初代大統領についても、奴隷主だったことを理由に記念碑を撤去しようとリベラル派が言い出すまで時間の問題だと主張した。

なぜ今になって像が問題に

 2015年に南北戦争の終戦150周年を祝ったわずか数日後、サウスカロライナ州の黒人教会で白人男性が信者9人を殺害する事件が起こった。
南部連合旗の前でポーズを取る犯人の写真は、多くの米国人の見方を変えた。南部連合旗は無害な文化や反骨精神のシンボルだとは、もはや思われなくなったのだ。
サウスカロライナ州政府が州議会議事堂から南部連合旗を撤去すると決めた後、多くの地方自治体が、地元にあるシンボルを撤去して後に続いた。

そして今、シャーロッツビルでの暴力事件がきっかけとなり、記念碑撤去の第2波が起きている。

今週だけでもオハイオ州、ノースカロライナ州、メリーランド州で、南部連合の記念碑が次々に損壊された。
ノースカロライナ州では今週、怒る群衆が兵士の銅像を引き下ろした。しかしノースカロライナ州など一部の州では、地方自治体は議会承認なしに南部連合の記念碑を撤去できないと条例で定められている。
米マリスト大学による今週の世論調査では、米国人の62%が「歴史的なシンボル」として像を残すべきと考えており、やや意外なことに、アフリカ系米国人の44%がこれに同意していた。
(英語記事 Why the fuss over Confederate statues?)




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