天皇陛下
満蒙開拓平和記念館にて
戦の終りし後(のち)の難(かた)き日々を
面(おも)おだやかに開拓者
皇后さま
一月フィリピン訪問
許し得ぬを許せし人の名と共に
モンテンルパを心に刻む
被災地 熊本
ためらひつつさあれども行く傍(かたは)らに
立たむと君のひたに思(おぼ)せば
両陛下が新年に歌 年頭所感はとりやめ
毎日新聞 ー 2017年1月1日
宮内庁は1日、新年にあたり天皇陛下の歌5首と皇后さまの3首を発表した。また天皇ご一家の写真と映像を公表した。陛下は1990年から新年の「ご感想」(年頭所感)を元日に公表していたが、高齢に伴う負担軽減のため今年から取りやめた。
陛下の歌は、昨年5月に熊本地震の被災地を訪問した際や、11月に長野県の満蒙開拓平和記念館を訪れた際の感想を詠まれたもの。皇后さまは、1月にフィリピンを訪問した際の思いを詠まれた。
今年、両陛下は2月末~3月初旬にベトナムを初めて公式訪問するほか、5月には富山県で開催される全国植樹祭への出席が予定されるなど、今年も多くの公務に取り組む。
両陛下の外国訪問は、昨年1月のフィリピン以来。ベトナムでは首都ハノイと、フエを5泊6日で訪れることが検討されている。
両陛下と皇族方は1日、新年の祝賀行事に出席し、2日は一般参賀で計5回皇居・宮殿のベランダに立つ。参賀者は午前9時半~午後2時10分に皇居・正門から入場する。【高島博之、山田奈緒】
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170101/ddm/041/040/113000c#csidxbfe15b2fdaeb86e8bb093da0dd72159
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