JUNSKY blog 2017

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【変質するPKO 自衛隊新任務の行方は】 (NHK 2016/11/30)

2016年12月4日(日)

 NHKの『クローズアップ現代+』 で11月30日に放送されたPKO検証番組

【変質するPKO 自衛隊新任務の行方は】

 が、Web記事としてUPされたので、現在のNHKのスタンスとして紹介する。

 なお、当ブログは、このNHKのスタンスを全面支持するものでは無い。

【変質するPKO 自衛隊新任務の行方は】
 NHK 『クローズアップ現代+』 - 2016年11月30日 放送


 (以下、画像はNHK放送から。 添えたコメントはブログ執筆者による)

     番組Web版TOP画面
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     いわば、戦国時代の「覇権争い」を外部から『抑えに?』行く?

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    そのために、何故海外からそして日本から『支援』に出向く必要が?

20161130_NHK-CloseUp-Gendai-03.jpg
    歴史的に見れば、このような覇権争いは欧米でも日本でも行われて
    いた訳で、海外から干渉するのはオカシイのではないか?


    そういう、覇権争いに、迷彩服の武装自衛隊が派遣される訳だ!
20161130_NHK-CloseUp-Gendai-05.jpg

    幕末の江戸幕府と薩長連合には、それぞれ外国勢力が付き
    武器を売ってぼろ儲けをした一方で多くの日本人民が殺し合った!

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【変質するPKO 自衛隊新任務の行方は】
 NHK 『クローズアップ現代+』 - 2016年11月30日 放送
 

 今日(30日)の夕方、新たな任務を付与された自衛隊の主力部隊120人が、南スーダンに向けて出発しました。
すでに5年間、南スーダンでの活動を続けている自衛隊ですが、今回新たに「駆け付け警護」という任務が付与されました。
これは襲撃された国連スタッフなどを武器を使って救出するという任務です。
自衛隊のPKO活動はこれまで一発も撃つことなく、そして1人の犠牲者も出すことなく続けられてきましたが、今、大きな転換点を迎えているのです。

一方、自衛隊が参加する国連のPKO活動も大きな変化に直面しています。
PKOはもともと停戦の監視が主な任務でしたが、平和の維持が困難な地域で活動することが増える中、避難民や国連のスタッフなどを守る文民の保護も重要性を増しています。
南スーダンでも、7月に起きた武力衝突で民間人が巻き込まれる事態が起きました。


南スーダン武力衝突 そのときPKOは

今年(2016年)7月、南スーダンの首都ジュバで政府軍と反政府勢力による激しい戦闘が起きました。
民間人を含め、死者は270人以上。
戦闘は国連の施設付近でも発生し中国の隊員2人が死亡しました。
先週、現地に入った取材班は、政府軍の広報官に反政府勢力の拠点だった場所を案内されました。


南スーダン政府軍 広報官
「ここで激しい銃撃戦が行われました。」


双方の小競り合いをきっかけに始まった戦闘は、瞬く間に市内全域に広がりました。


南スーダン政府軍 広報官
「激しい戦闘はやむことがありませんでした。
反政府勢力の兵力は非常に大きなものでした。」


衝突の背景にあるのは、南スーダンで5年前の独立以降もくすぶってきた民族間の対立です。


キール大統領が率いる政府軍は最大の民族、ディンカ族が中心。
これに対し、マシャール前副大統領率いる反政府勢力は2番目に多いヌエル族です。
3年前、2つの勢力による武力衝突が勃発。
いったん和平合意が結ばれましたが、今年7月突如、戦闘が再燃しました。


ジュバ市内の2つの宿営地にいた国連PKO部隊。
戦闘のさなか、PKO部隊に文民の保護が求められる事態が起きました。
襲撃を受けたとNGOから救出要請が届いたのです。
外国のNGOなどが事務所を構えていた施設です。
当時、スタッフなどおよそ70人がいました。
押し入ったのは大勢の武装した集団でした。
居合わせた地元ジャーナリストが殺害され、複数の女性スタッフが性的暴行を受けました。
当時、現場にいたジャン・リボットさんです。


支援活動をしていた ジャン・リボットさん
「彼らはドアや窓、壁などに向けて銃を乱射していました。」

最悪の事態を覚悟したリボットさん。
身を隠したベッドの下から写真を撮っていました。
写っているのは部屋を物色する男の足。
軍服を着た政府軍の兵士でした。
ディンカ族である政府軍の兵士たちは、対立するヌエル族を捜し出し殺そうとしていたのです。

支援活動をしていた ジャン・リボットさん
「『ヌエルはどこだ、ヌエルはどこだ』と、どなり散らしていました。
殺害されたジャーナリストもヌエル族で頭に銃弾を2発。
倒れてから体に4発撃たれました。」

リボットさんたちは何度も国連PKO部隊に助けを求めました。
しかし、PKO部隊が救出に来ることはありませんでした。


支援活動をしていた ジャン・リボットさん
「どんなときでもPKOが助けてくれると信じていました。
援助関係者の保護も任務だからです。
強硬手段を使ってでも守って欲しかったです。」


PKO部隊は難しい判断を迫られていました。
宿営地のすぐ外では政府軍が戦車などを投入し、反政府勢力との間で大規模な戦闘を続けていました。
こうした中、文民保護に当たるよう要請された現場の部隊が出動を拒否したのです。


部隊の判断は正しかったのか。
国連は厳しい状況下でも任務を遂行すべきだったと批判。
安全保障理事会も、PKO部隊はできるかぎり文民保護に当たるという原則を確認しました。


「無実の人々が殺害される事態を国連安保理は見過ごすことはできない。」


国連は、責任はPKO部隊を率いていたケニア人の司令官にあるとして解任しました。
しかし、ケニア側は司令官に落ち度はなかったと反論。
PKO部隊が大規模な政府軍と対じすることになり、大きな犠牲が出かねなかったと主張しました。


ケニア議会 国家安全保障委員会 アスマン・カママ委員長
「司令官は非難されるいわれはありません。
PKO部隊を派遣していたら、国連と政府軍の衝突になり、さらにひどい事態になっていたでしょう。
PKO部隊を衝突に巻き込むリスクが高すぎたのです。」

平和の維持が難しい地域での活動が増える国連PKO。
責任者は、危険を伴う任務でも役割を果たしていきたいとしています。


国連PKO局 エルベ・ラズース局長
「PKO部隊の対応にいくつかの問題があったことは事実ですが、いま改善を図っているところです。
国連としては、南スーダンの人々が殺害されたり暴行されたりすることを防ぐため、すべてのPKO要員に、より積極的に対処してほしいと願っています。」

変質するPKO 自衛隊 新任務は

ゲスト 東大作さん(上智大学准教授)
宮原修平記者(社会部)
PKO部隊が受け入れの当事者である政府と衝突しかねないという危惧も抱いてしまうが、どう見ればいいか?


東さん:国連PKOはもともと停戦監視で始まったんですが、冷戦が終わったあと、国の再建を通じて“持続的な平和を作る”、いわゆる平和構築をPKOとして支援することが非常に増えてきたんです。


その代表的な例とすれば、カンボジアやコソボ、東ティモール、シエラレオネとかになるんですが、その平和構築という任務に加えて文民保護というものも任務として、国連安保理から付与されることが増えてきたんです。
ただ、実際には南スーダンやコンゴ民主共和国、非常に広大な国土を持っていて、しかも政府は非常にぜい弱で、警察も軍もあまり整備されていないという所では“一体どこまで国連のPKOがその文民保護ができるか”というのは、現実的にはかなり難しい面もありまして、そこに理想と現実の非常にギャップがあって、今回の7月のジュバの戦闘も、そういった国連のPKO全体が抱えている、ある種ジレンマと言いますか、構造的な問題を露呈してしまったということだと思います。

もし7月のような状況になった場合、自衛隊は駆け付け警護をやることになるのか?


宮原記者:防衛省は7月のような大規模な武力衝突では、自衛隊が対応するのは難しいとしています。
そもそも治安維持に関する活動は、他国の歩兵部隊が行います。


自衛隊は施設部隊として派遣されていますので、駆け付け警護を行うのは、極めて限定的な場面だとしています。

具体的にどのような場合に駆け付け警護をすることになるのか?

宮原記者:他国の部隊が周辺にいないだろう、極めて限定的な場面だとしています。
例えば、自衛隊の部隊が道路整備をしているすぐ近くで国連のスタッフが襲撃され、緊急に救出を要請された場合などです。
しかし、PKOを経験した複数の幹部に取材しますと、限定的とはいっても、治安情勢は予断を許さない状況が続いていますので、部隊が難しい判断を迫られるおそれもあると話していました。


自衛隊が派遣される首都ジュバの状況をおさらいしてみます。
7月の武力衝突以降、政府軍と対立していた反政府勢力を率いるマシャール前副大統領は国外に逃れ、その部隊もジュバを追われました。
そのため、現在、首都ジュバは比較的落ち着いているとされています。
ただ、北部や南部では追い出された反政府勢力と政府軍との衝突が続いているという状況なんです。


こうした中で、政府は自衛隊の今後の活動について基本的な考え方を示しています。
それは、隊員の安全を確保しつつ、有意義な活動を実施するという内容です。
それが困難と認められる場合は、部隊を撤収するとしています。
実は、3年前に自衛隊の撤収が具体的に検討されていたことが取材で明らかになりました。

自衛隊内部文書 過去に撤収計画も

今回、NHKが入手した自衛隊の内部文書です。
南スーダンの独立後、初めて政府軍と反政府勢力の間で武力衝突が起きたときの詳細が記されていました。
衝突が起きたのは、2013年12月。
自衛隊の宿営地がある首都ジュバで突如、大規模な戦闘が始まったのです。

自衛隊の内部文書より
“銃声が近くなる”

自衛隊の内部文書より
“曳光弾(えいこうだん)が視認される”

自衛隊の内部文書より
“軍人・民間人の死傷者”


戦闘は、自衛隊の宿営地の数百メートル先でも発生。
銃弾が飛び交い、戦車も砲撃を繰り返していました。
宿営地にいつ弾が飛んできてもおかしくない状況だったのです。


南スーダンにはインフラ整備などを担う施設部隊として派遣された自衛隊。
隊員たちは、防弾チョッキや鉄製のヘルメットを装着。
このときから宿営地の外での活動ができなくなりました。


大規模な戦闘が勃発した翌日。
自衛隊が撮影した映像です。
宿営地がある国連施設には大量の避難民が押し寄せていました。
文書には、宿営地が戦闘の現場となる懸念が記されていました。

自衛隊の内部文書より
“避難民を狙った襲撃・砲撃も否定できない”

自衛隊の内部文書より
“流れ弾や砲弾が宿営地に被害をもたらす可能性は否定できない”

隊員の1人が、当時身の危険を感じていたことを初めて明かしました。


派遣されていた隊員
「巻き込まれて流れ弾に当たるとか、そういうことは考えられました。
弾に当たって負傷したりとか最悪の場合、死んでしまうということに対して恐怖は感じます。」


ぎりぎりの状況の中で日本の防衛省や司令部とやり取りを繰り返す部隊。
ある重要な指示を受け動きだしていたことが分かりました。
緊急撤収計画。
戦闘発生から9日後、事態が改善する見通しが全く立たない中で撤収の準備を始めていたのです。
隣国に陸路や空路で脱出するルートや現地の日本人の輸送方法を具体的に検討していました。
しかし、現場の隊員たちの気持ちは揺れていました。

隊員を取材したノートより
“目の前に避難民がいる状況で何もしなくていいのか、ジレンマ”

隊員を取材したノートより
“実際に巻き込まれて負傷者が出ないと帰れないんじゃないか”


撤収計画の検討のさなか、隊員たちの緊張感が最高点に達する事態が起きていました。
攻勢を強めていた反政府勢力が近く、ジュバに大規模な攻撃を仕掛けるおそれがあるという情報が国連からもたらされたのです。
その直後、1月5日、宿営地のすぐ近くで銃撃戦が発生。
自衛隊は警戒レベルを最高に引き上げ、すべての隊員が小銃に弾薬を詰め、いつでも射撃できるようにしていたことが分かりました。
自衛隊が海外で武器を初めて使用する瀬戸際に立たされていたのです。


派遣されていた隊員
「正当防衛の場合は撃ちなさいという指示が流れた。
射撃をしなければならない状況になることを覚悟しました。」

結局、最悪の状況には至らず、自衛隊が撤収することはありませんでした。
ただ、こうした実態は公に伝えられないまま活動が続けられてきたのです。


派遣されていた隊員
「残してきた家族のことを考えた場合には、南スーダンで死ぬわけにはいかない。
現場の実情が正しく伝わっていないのではと感じたことがあります。」

自衛隊内部文書 過去に撤収計画も

3年前と今とでは状況が異なるが、この緊迫した経験から学べることは大いにある?


宮原記者:3年前の武力衝突について、複数の隊員に取材したんですけれども、事前の兆候はなくて、突然、衝突が始まったと、当時の衝撃を語っていました。
今年の7月もジュバで平穏が続いていた中で、突然、衝突が起きています。
ただ、こうした事態の詳細は、これまで公には伝えられることはありませんでした。
衝突の背景にある民族間の対立が今も続く中で、派遣の要件となっている隊員の安全の確保と意義のある活動が両立し続けているのか、それを広く議論するためにも、政府は適切に情報を開示していく必要があると思います。


こうした情勢の中、政府は南スーダンのPKO活動を通して、引き続き、国際貢献に取り組むことが重要だとしています。

自衛隊主力部隊 南スーダンへ


政府は、南スーダンの治安情勢は厳しいが、首都ジュバは、現在は比較的落ち着いているとしています。


安倍首相
「(南スーダンの)平和と安定を図るため、わが国を含め、世界のあらゆる地域から60か国以上が部隊等を派遣しています。
危険を伴う活動ではありますが、自衛隊にしかできない責務をしっかりと果たしています。」


今日、新たな任務を付与された120人の主力部隊が、南スーダンへと出発しました。


陸上自衛隊 田中仁朗派遣部隊長
「しっかり訓練をやってきたので、私が思った通りに動けるようになった。
そこは心配ない。」

一方、取材に応じた家族の多くは不安を募らせています。


派遣部隊員の父親
「(ジュバは)ほかの地域よりは安全ですよというような、いまの大ざっぱな状況しか説明されていない。
(説明が)十分じゃないと感じている人が多いんじゃないですかね。
家族としては、まず無事で帰ってくることを祈っているしかない。」

変質するPKO 自衛隊 新任務は

主力部隊が南スーダンに出発したわけだが、今後の南スーダンの見通しはどう考えられるか?


東さん:近未来的には、国連が地域保護軍と呼ばれる4,000人ぐらいの戦闘能力の高い部隊を首都のジュバに入れることになってまして、今は実際、最初のVTRを見ていただいたとおり、マシャール派が、マシャール派の軍隊も含めてジュバから出てますので、比較的ジュバの中は安定していると思うんですが、新たにその4,000人の部隊が入ったときに、南スーダン政府側、もしくは政府軍の中にそれに反発している方も結構多いですので、非常に緊張が高まるリスクがあるのは事実だと思います。
そのときに、実際に被害が国連の部隊だけじゃなくて、国連のスタッフとか、邦人に及びそうになったときに自衛隊としてどう判断するかというのは、非常に難しい判断を迫られるのではないかというふうに思います。

今後、日本はどう南スーダンへの支援に関わっていけばいいのか?


東さん:私もこの夏に南スーダンの和平プロセスをアフリカで調査したんですが、日本の戦国時代の応仁の乱のような状況でした。
政府軍の支配の及ばない所も非常に多い。
マシャール派とキール派の戦いも簡単に終わる引き出しを見せない。
非常に長くかかりそうな、10年、20年かかる可能性があるということもあると思うんです。
そうすると、10年、20年ずっと自衛隊が国連のPKOの部隊としている必要があるかという議論は、やはり政府の中でも出てくるのではないかと思います。


私としては、3つぐらい焦点になると思うんですが、1つは長期化した場合に、ほかの国連PKOにも自衛隊の方が出て、南スーダンから仮に撤収しなきゃいけなくなっても、ほかにもPKOが残るということもありますし、アフリカのPKO部隊への能力構築支援をケニアでずっとやってるんですが、これをより大きくすることもできる。
また、南スーダンの若手の官僚などを隣国で日本が主導的な役割をして育成をして、そのときにいろんな部族を呼んで、和解の醸成もしていくということもできるかというふうに思います。




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