JUNSKY blog 2017

政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

 毎日新聞 特集 【Vote18】 に 雨宮処凛さん が登場!

2016年3月7日(月)

 毎日新聞が18歳選挙権の実施に関連して取り組んでいる特集
【Vote18】雨宮処凛さん が登場して想いのたけを述べられた!

Vote18インタビュー
 雨宮処凛さん「3・11が若者を政治に向かわせた」

 毎日新聞 - 2016年3月4日


 表現は比較的冷静ではあるが、熱烈なメッセージなので、
是非お読みいただきたいと思います。



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Vote18インタビュー
 雨宮処凛さん「3・11が若者を政治に向かわせた」

 毎日新聞 - 2016年3月4日
 

 18歳の選挙権を考える「vote18インタビュー」。第6回は、若者をテーマに執筆活動を続けている作家の雨宮処凛さん(41)と、若者のデモについて考えます。いまなぜ彼らは政治に向かうのでしょうか。
 【毎日新聞 : 五十嵐英美】

SEALDsのデモに参加

 −−安全保障関連法や原発再稼働に反対する若者のデモが広がっています。東京で今年2月に学生団体「SEALDs(シールズ)」や高校生グループ「T−nsSOWL(ティーンズ・ソウル)」が参加するデモがあり、約1万人が集まりました。雨宮さんも参加したそうですね。

  雨宮さん 代々木公園を出発して、渋谷や原宿の街を一緒に歩きました。昨年夏、国会周辺で行われたシールズのデモが大きく報道され、デモのイメージが、暗くてダサいものからおしゃれでかっこいいものに変わりましたね。沿道でみんな写真を撮るし、高校生がどんどん飛び入り参加してきます。

 −−雨宮さんはいつからデモを見ていますか。

 雨宮さん 特定秘密保護法に反対するデモ(2013年)からです。シールズの前身である「サスプル(SASPL、特定秘密保護法に反対する学生有志の会)」が数千人を集めていて、すでにサウンドカー(音響装置を載せたトラック)に乗ってスピーチする今のスタイルを確立していましたね。選挙権の18歳以下への引き下げについても触れていて、「選挙権を得て、自分たちこそが安倍政権を打倒する力になる」と言っていた。これはとんでもない地殻変動が起きているんじゃないかと思いました。

 −−なぜ若者は政治に向かうようになったのでしょうか。

 雨宮さん  時代背景があると思います。1990年代、私が20代のころは、若者が政治運動にかかわると、ろくなことにならないという風潮がありました。72年、あさま山荘事件を起こした連合赤軍の影響が大きいと思います。連合赤軍は総括と称して仲間内で殺し合いをした。日本人の中に強烈な政治アレルギーを残しました。海外の友人にも「だから若者の政治活動が盛り上がらないのでしょう」と指摘されたことがあります。四十数年たって、ようやく過去のものになり、社会全体が呪縛から解放された感じがあります。

 今の若者たちはその洗礼を受けていないので、素直に政治に向き合える。私たちの世代にはできなかったことです。切断されていた若者と政治の回路がつながった。3・11(2011年3月11日の東日本大震災)とか、社会のいろいろなことが重なって、政治の季節が巡ってきたのだと思います。

 −−3・11がターニングポイントになっている?

 雨宮さん  大学生や高校生に話を聞くと、全員が「3・11」と言います。中高生の多感な時期に、日本の底が抜けるというか、日本が終わると思うような経験をした。「原発は大丈夫だ」と言っている後ろで爆発していて、政治家のウソがその場でバレていく。大人はあきらめもありましたよね。「どうせ都合の悪いことは隠すんだろう」と。でも、子どもたちにとっては衝撃だったでしょう。政治家やメディアを信じていたら生きていけない。大人に任せておけない。生きるために自分の頭で考えようと思ったと、彼らは言います。

 バブル崩壊以降、日本経済は失速し、失われた10年を過ぎて、気がついたら20年になっていた。彼らが生きた年数のほとんど全部が失われていて、何が失われたかは分からないけれど、見回せばいろんなことが右肩下がり。ある大学生が「ひどい世の中だけど、自己責任で生き残ってくださいね」と言われている気がすると話していました。確かにそういう社会ですよね。

 −−なるほど。今、高校生の政治活動をどう扱うのか、学校現場が揺れています。

 雨宮さん  大人が思っている政治活動って何なのか分かりませんね。若い人たちは普通にお茶を飲んで政治の話をしているし、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上でもやり取りしている。それ自体ダメなのか。シールズも、これからの日本を考えようぜ、というような若者のゆるやかな集まりが始まりでした。少し前だったら、子どもがデモに行くことを止めた親がいたと思いますが、今止めない。親子2世代でデモに来ています。

 −−今後の展開をどう見ますか?

 雨宮さん 最近のデモでは「選挙に行こうよ」が合言葉。安保関連法に賛成の議員は落選させよう、選挙区で誰が賛成して、誰が反対しているのかチェックして投票しましょうというのが目的です。世間の関心は、昨年、安保関連法が成立した時点で終わったのかもしれませんが、そうじゃないということを言っていかなくてはいけないんだ、というのが彼らの意見。全く同感です。そうやって問題が忘れられていくことによってどんどんひどくなってきたのが今までの政治。反対し続けるしかありません。

 シールズのメンバーには被選挙権がありませんが、25歳になったら立候補という選択をする人も出てくるかもしれません。いずれにせよ、一過性のものでなく、未来につながっていくと思いますね。

 運動で出会った若者たちが「AEQUITAS(エキタス)」というグループを作っています。ラテン語で「正義」「公正」を意味する言葉で、「最低賃金・時給1500円」を求めて全国的に活動を広げています。ティーンズ・ソウルのメンバーは、ブラックバイトに対抗する高校生だけの労働組合「首都圏高校生ユニオン」を作りました。先日のデモではシールズが「生活保障に税金使え」「学費を下げろ」という新しいコールをしていました。安保関連法をきっかけに、自民党のやってきた派遣法の改悪や労働政策のダメさに気づき出した。戦争から自分の身近なイシュー(問題)に近づいているのが興味深いですね。

 医療や福祉、年金の世代間格差が言われますが、世代間で対立はせずに、政府に怒りをぶつけようというのが、彼らの運動。みんなで未来を描こうよ、というメッセージです。そうした主張は、親世代や祖父母世代の意識も変えつつあるのではないでしょうか。5年後、10年後、日本がどう変わっているのか。若い人たちの力を信じたいし、楽しみにしたいです。

 あまみや・かりん 
 1975年、北海道生まれ。作家。
若者の生きづらさをテーマにした著作を発表している。貧困問題の解決を目指して市民団体や個人が集まり、集会やデモ、政官財への働きかけを行う「反貧困ネットワーク」世話人。
著書に「生きさせろ!難民化する若者たち」(太田出版)「14歳からの戦争のリアル」(河出書房新社)など多数。




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