JUNSKY blog 2017

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【翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明】

2015年2月11日(水)

 今日、facebook を見ていたら、
 BLOGOS編集部が昨日早朝(2月10日 06:51)投稿した
「政権批判を自粛する空気が社会やマスメディアに広がるのを危惧する」
 作家や映画監督、ジャーナリストら言論人が「声明」を発表

 と云う記事が飛び込んできました。 

 「ISIL(イスラム国)」による日本人の人質殺害事件が発生して以来、現政権への批判を「自粛」する空気が社会やマスメディア、国会議員に広がっていることを危惧するとして、作家や映画監督、ジャーナリスト、音楽家など、表現活動にたずさわる人々が2月9日、「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」を発表した。

声明には、映画作家の想田和弘さんや社会学者の宮台真司さん、憲法学者の小林節さん、元経産官僚の古賀茂明さんのほか、音楽家の坂本龍一さんや映画監督の是枝裕和さん、さらに孫崎享さん、平野啓一郎さん、香山リカさん、内田樹さん、森達也さん、吉田照美さんら、多数の「表現者」が名を連ねている。その数は1000人以上にのぼるという。  



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 このニュースを読むと、この声明を発表した時点で既に1200名以上の言論人の賛同を得ているとのこと。 
 言論人と共に、多くの市民の賛同も求めているようです。

 ニュースを読んだあと、声明本文(下記)も読んでみましたが、主張は真っ当で、
今、日本が戦争の岐路にあることを切実に解らせてくれる重い内容でした。

 是非、広げたいと思い、引用させて頂きます。

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 【翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明】
   2015年2月9日

 私たちは、[ISIL]と称する組織・集団による卑劣極まりない邦人人質惨殺事件を強く非難し、抗議するものである。また、この憎しみと暴力の連鎖の帰結として起きた事件が、さらなる憎しみや暴力の引き金となることを恐れている。

 同時に、事件発生以来、現政権の施策・行動を批判することを自粛する空気が国会議員、マスメディアから日本社会までをも支配しつつあることに、重大な危惧を覚えざるを得ない。

「人命尊重を第一に考えるなら、政権の足を引っ張るような行為はしてはならない」
「いま政権を批判すれば、テロリストを利するだけ」
「このような非常時には国民一丸となって政権を支えるべき」
 そのような理屈で、政権批判を非難する声も聞こえる。

 だが、こうした理屈には重大な問題が潜んでいる。
 まず、実際の日本政府の行動や施策が、必ずしも人質の解放に寄与するものとは限らず、人質の命を危うくすることすらあり得るということだ。
 であるならば、政府の行動や施策は、主権者や国会議員(立法府)やマスメディアによって常に監視・精査・検証され、批判されるべき事があれば批判されるのは当然の事であろう。

 また、「非常時」であることを理由に政権批判を自粛すべきだという理屈を認めてしまうなら、原発事故や大震災などを含めあらゆる「非常時」に政権批判をすることができなくなってしまう。
 たとえば、日本が他国と交戦状態に入ったときなどにも、「今、政権を批判すれば、敵を利するだけ」「非常時には国民一丸となって政権を支えるべき」という理屈を認めざるを得なくなり、結果的に「翼賛体制」の構築に寄与することになるだろう。

 しかし、そうなってしまっては、他国を侵略し日本を焼け野原にした戦時体制とまったく同じではないか? 70数年前もこうして「物言えぬ空気」が作られ、私たちの国は破滅へ向かったのではなかったか? 

 実際、テレビで政権批判をすると、発言者や局に対してネットなどを通じて「糾弾」の動きが起こり、現場の人々に圧力がかかっている。

 問題なのは、政権批判を自粛ないし非難する人々に、自らがすでに「翼賛体制」の一部になりつつあるとの自覚が薄いようにみえることである。彼らは自らの行動を「常識的」で「大人」の対応だと信じているようだが、本当にそうであろうか?

 私たちは、今こそ想像力を働かせ、歴史を振り返り、過去と未来に照らし合わせて自らの行動を検証し直す必要があるのではないだろうか?
 日本国憲法第21条には、次のように記されている。
  「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」
 日本国憲法第12条には、次のようにも記されている。
   「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」
  私たちは、この日本国憲法の精神を支持し尊重する。そしてこの精神は、「非常時」であるときにこそ、手厚く守られ尊重されなければならないと考えている。

  なぜなら「非常時」にこそ、問題の解決のためには、様々な発想や見方、考え方が必要とされるからである。
  私たち言論・表現活動に携わる者は、政権批判の「自粛」という悪しき流れに身をゆだねず、この流れを堰き止めようと考える。誰が、どの党が政権を担おうと、自身の良心にのみ従い、批判すべきだと感じ、考えることがあれば、今後も、臆さずに書き、話し、描くことを宣言する。
                                 2015年2月9日
  (読み易く鵜するため 原文を適宜改行しました。)



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