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【神風は吹いたのか 4000人が死んだ「特攻」】 (毎日新聞 渾身の特集)

2014年10月26日(日)

 きのう(10/25)の毎日新聞の「データでみる太平洋戦争」は力作だった。

第2回 神風は吹いたのか 4000人が死んだ「特攻」

 リードは以下のような文章で始まる。

【70年前の1944年10月25日
 日本海軍の「神風特別攻撃隊」が初めて、米海軍艦艇に突入した。】

 膨大な内容なので、とても引用できる量ではないが、ご覧いただきたい!

 今や悪名高いNHK経営委員の百田尚樹氏の小説【永遠の0】でも描かれていたが
開戦時世界一の戦闘機であった零戦(零式艦上戦闘機)も、米軍に何機も捕獲される
中で、性能や弱点(操縦士の保護がされていない。燃料タンクが無防備など)が
研究し尽くされ、終戦間近には、米軍の戦闘機の性能が遥かに上回るレベルに達し
一方でゼロ戦の改良が遅れたため劣勢になった。

 とはいえ、日本の戦闘機の性能がもし向上していたとしても、その戦闘機を
一回きりで消滅する特攻作戦に使うような軍部の作戦では、勝ち目は無かった。
 
 その上、米軍の艦船には、最新の「近接(VT)信管」が装備されていた。
「近接(VT)信管」は、信管が電波を発し、敵機を感知すると砲弾を破裂させるため、
直撃する必要はなかった、と云う。

 それ以上に、日本政府や軍部が、この戦争に突入したことそのものが、
今日の【軍師官兵衛】で、太閤秀吉が朝鮮出兵に失敗したように、
元々勝ち目のない戦(いくさ)だったのである。

 この毎日新聞の特集では、最前線の戦闘機乗りにも特攻作戦は愚策だとして
命令に従わなかった隊長も居たことが紹介されている。

 一方、特攻作戦に動員されたのは、殆どが学徒動員組で将来の日本を
支えるべき人々であったことも紹介されている。

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 この特集記事の最後にインタビューを受けた保阪正康さんは
 次のように話しを結んでいる
【特攻について、時に涙が止まらなくなるほどの感傷を持っています。
 それとともにわき上がるのは軍への怒りです。
 この二つがあってこそ、特攻に向き合えるのではないでしょうか。
 どちらかに傾いてもいけない。
 特攻は時代を測るメルクマールだと思っています。
 いたずらに美化することは非常に怖いことです。
 集団的自衛権によって、自衛隊が海外派兵される可能性が高まっています。
 良くも悪くも、軍隊というものには国民性が表れます。
 今こそ、旧軍について、十分に検証すべきです。
 それが無くては、特攻というシステムを採用するような組織が再び、
 生まれてしまうかもしれません。】

  「特攻は日本の恥部、美化は怖い」 保阪正康さんインタビュー

 
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