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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

松江市教委による【はだしのゲン】「閉架措置」指示で 裏目に出た『右翼』勢力の狙い!

2013年8月19日(月)

 広島の人々にとって、否、日本中さらに世界の良識ある人々にとって、

漫画「はだしのゲン」は、原作者・中沢啓治さんが昨年亡くなったあとも、

原爆被曝の惨状の「生き証人」であり続けている。


  川面に浮かぶはだしのゲン、広島 原爆の日前にイベント
  
 「原爆の日」を前に、原爆ドーム前を流れる元安川に映し出された
  漫画「はだしのゲン」の作者の中沢啓治さんと主人公ゲン
  =5日夜、広島市中区 (共同通信) 2013年8月5日(月)21:46


 その「はだしのゲン」を松江市教委は、「描写が過激だ」として閉架処置 

(事実上の「貸し出し禁止要請」;毎日新聞)とするよう、小中学校に命令した。

はだしのゲン:松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」
 毎日新聞 − 2013年8月16日(金)19:22
 

 毎日新聞によると、その経過は一部の保護者による抗議に始まったようだ。

 松江市では昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書室から撤去を求める陳情が市議会に出された。同12月、不採択とされたが市教委が内容を改めて確認。「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、その月の校長会でゲンを閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。

 現在、市内の小中学校49校のうち39校がゲン全10巻を保有しているが全て閉架措置が取られている。 


 しかし、ハフィントンポストによると、請願内容には、「描写が過激」と云う

趣旨は無く、もっぱら天皇主義的・右翼的なものとなっている。

 松江市議会への請願文の一部
【「はだしのゲン」には、天皇陛下に対する侮辱、国歌に対しての間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行が掲載されています。】

『はだしのゲン』閲覧制限、かみ合わぬ論点
「原爆の悲惨さ伝えるべき」「誤った歴史認識」

 The Huffington Post 執筆者: 安藤健二 2013年08月19日 12時33分


 結局、松江市議会で不採択とされた一部の保護者の意見を口実に、戦争の真の姿を

覆い隠そうとする勢力の圧力に屈したものと捉えられても致し方ないものだ。

 今日の毎日新聞Webニュースでは、鳥取市立中央図書館でも一部の保護者からの

抗議を受けて、事務室に別置きとする処置としたと云う。

はだしのゲン:鳥取市立中央図書館でも事務室に別置き
 毎日新聞 − 2013年8月19日(月)19:53


 極一部の『市民』の声を取り上げて原爆の生き証人を葬り去るのが民主主義か?!

 教育評論家の 尾木直樹氏 は、次のように語っている。 

 ネット社会の子供たちはもっと多くの過激な情報に触れており、市教委の判断は時代錯誤。
 「過激なシーン」の影響を心配するなら、作品とは関係なく、情報を読み解く能力を教えるべきだ。ゲンは世界に発信され、戦争や平和、原爆について考えさせる作品として、残虐な場面も含め国際的な評価が定着している。 (毎日 8/16) 


      まさに、その通りである。

 過激で残虐なシーンは、中沢啓治氏の創作ではなく、原爆の残虐な破壊力

そのものなのである。 原爆の非道さを伝えるのが本筋であり、そのためには

如何に残虐な兵器であるかをリアルに描く必要があると考えたのである。

     *********************

 しかし、数年前に 映画「ヤスクニ」の上映阻止運動を『右翼』が行なったことが

却って、云わば『知る人ぞ知る』程度の状態であったこの映画をメジャーな映画

として、より広範な人々の関心を呼ぶことになり、当初の想定とは桁違いの

多くの観客を日本中で動員したことと同じように、

「はだしのゲン」も一層多くの人々の関心を呼ぶことになったことは間違いない。

 いずれのケースも『右翼』勢力の言論抑圧行動が「裏目に出た」訳である。

     **********************

 現在は、戦前のように書籍と新聞とラジオしか情報伝達手段が無かった時代とは

異なり、ある処に圧力を掛けたり、暴力を背景に脅迫したりして簡単に言論を抑圧

できる時代ではない。

抑圧しようとすれば、却ってネット上にその情報が氾濫することになるものである。

今回のように松江市や鳥取市で抑え込みに成功したと思っていたら、却って全国に

普及する羽目になるのである。

 言論統制や言論抑圧はできないのである。

 もっとも、このブログを書いている 「goo」 に限らず、Web 上のプロバイダまでが

政府の規制に屈服してしまえば、そうは簡単ではないかも知れないが・・・

 何しろ、この gooブログ 【JUNSKYblog2013】 の記事30本以上が、第4の権力・

マスコミの極一部である「朝日新聞」の抗議で不掲載となるほどブログ提供者の

独立自由意識は脆弱なのである。

 不掲載の理由は「著作権侵害」と云うが、朝日新聞のWeb記事を引用しただけ。

 それも朝日新聞の記事の内容を「私の意見」として盗んだのではない。

引用先朝日新聞の見出しも日付も明記し元記事へのリンクさへ張っているのに。

 そんなことで「著作権侵害」と云うなら、NETに朝日新聞記事を流さなければ

済む話しである。 自らNETに流しておきながら引用したら「著作権侵害」とは!

     ********************
 
【関連記事】

はだしのゲン「描写過激」…小中に閲覧制限要請
 (読売新聞) - 2013年8月17日(土)08:57


「はだしのゲン」貸出禁止にモノ申す! 言論の自由が、ヘイトスピーチに屈する社会
 東洋経済オンライン − 2013年8月18日(日)15:20
 
   悲惨な戦争と原爆の教訓を子どもたちに伝えること。
   それこそが、今を生きる大人たちの責任だ

  (東洋経済オンライン 写真:AP/アフロ) 2013年8月18日(日)15:20

「ゲン」自由閲覧求めネット署名 松江市教委に提出へ
 中日新聞 − 2013年8月19日 21時21分


『はだしのゲン』閲覧制限、かみ合わぬ論点
「原爆の悲惨さ伝えるべき」「誤った歴史認識」

 The Huffington Post 執筆者: 安藤健二 2013年08月19日 12時33分
 

ハフィントンポスト記事が批判的に引用した請願内容
 極めて右翼排外主義的な思想背景が伺える
     *************
件名
松江市の小中学校の図書室から「はだしのゲン」の撤去を求める陳情

要旨
マンガ「はだしのゲン」は子どもの教育に悪影響を及ぼし、間違った歴史認識を植えつけているので、一刻も早く松江市の小中学校の図書室から撤去されるよう求めるもの。

陳情理由
平成11年8月13日法律第127号「国旗及び国歌に関する法律」が施行され、教育基本法にも「国と郷土を愛する態度を養うこと」が盛り込まれました。「はだしのゲン」には、天皇陛下に対する侮辱、国歌に対しての間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行が掲載されています。このように、間違った歴史認識により書かれた本が学校図書室にあることは、松江市の子どもたちに間違った歴史認識を植え付け、子どもたちの「国と郷土を愛する態度の涵養」に悪影響を及ぼす可能性が高いので、即座に撤去されることを求めます。もし撤去できないのであるならば、別紙1から4で表現されている事項について、根拠となる資料を提出されるよう望みます。 



アニメ【はだしのゲン】 全編(1時間23分) 無料視聴:8月31日までとのこと
 Gyao! - Yahoo! − 2013年8月1日 〜 2013年8月31日

■内容・ストーリー太平洋戦争末期の昭和20年8月6日、広島市に一発の原子爆弾が投下された。目の前で父親と姉弟を失い打ちひしがれたゲンだったが、焦土と化した広島で、母と共に強く生きていく決意をする。その時、ゲンの母・君江の体には新たな命が宿っていた。■キャスト・スタッフ声の出演:ゲン:宮崎一成、進次/隆太:甲田将樹/英子:中野聖子/父:井上孝雄/母:島村佳江/英造:青野武/政二:森功至/ハナ:中西妙子/朴:西村淳二/ナレーション:城達也 製作・脚本・原作/中沢啓治監督/真崎守キャラクター設計・作画監督/冨沢和雄美術監督/男鹿和雄撮影監督/石川欽一音響監督/明田川進音楽/羽田健太郎製作/ゲンプロダクション
■配信期間2013年8月1日〜2013年8月31日 

 
アニメ【はだしのゲン2】 全編(1時間25分) 無料視聴:8月31日までとのこと
 Gyao! - Yahoo! − 2013年8月1日 〜 2013年8月31日


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はだしのゲン:松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」
 毎日新聞 − 2013年8月16日(金)19:22
 

 漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」について、「描写が過激だ」として松江市教委が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていたことが分かった。児童生徒への貸し出し禁止も要請していた。出版している汐文社(ちょうぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場でのこうした措置は聞いたことがないという。

 ゲンは1973年に連載が始まり、87年に第1部が完結。原爆被害を伝える作品として教育現場で広く活用され、約20カ国語に翻訳されている。

 松江市では昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書室から撤去を求める陳情が市議会に出された。同12月、不採択とされたが市教委が内容を改めて確認。「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、その月の校長会でゲンを閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。

 現在、市内の小中学校49校のうち39校がゲン全10巻を保有しているが全て閉架措置が取られている。古川康徳・副教育長は「平和教育として非常に重要な教材。教員の指導で読んだり授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切と判断した」と話す。

 これに対し、汐文社の政門(まさかど)一芳社長は「原爆の悲惨さを子供に知ってもらいたいと描かれた作品。閉架で風化しないか心配だ。こんな悲しいことはない」と訴えている。

 「ゲン」を研究する京都精華大マンガ学部の吉村和真教授の話 作品が海外から注目されている中で市教委の判断は逆行している。ゲンは図書館や学校で初めて手にした人が多い。機会が失われる影響を考えてほしい。代わりにどんな方法で戦争や原爆の記憶を継承していくというのか。

 教育評論家の尾木直樹さんの話 ネット社会の子供たちはもっと多くの過激な情報に触れており、市教委の判断は時代錯誤。「過激なシーン」の影響を心配するなら、作品とは関係なく、情報を読み解く能力を教えるべきだ。ゲンは世界に発信され、戦争や平和、原爆について考えさせる作品として、残虐な場面も含め国際的な評価が定着している。【宮川佐知子、山田奈緒】



はだしのゲン「描写過激」…小中に閲覧制限要請
 (読売新聞) - 2013年8月17日(土)08:57
 

 漫画家・中沢啓治さんの代表作「はだしのゲン」の描写が過激だとして、松江市教委が、子どもが閲覧する際は教員の許可が必要な「閉架」にするよう全市立小中学校(49校)に要請していたことがわかった。

 文部科学省は「こうした例は聞いたことがない」としている。

 市教委によると、昨年度で39校が図書室に所蔵。作品には、旧日本軍が人の首をはねたり、女性に乱暴したりする場面があることから、市民から撤去を求める声が上がり、市教委が昨年12月、全校に要請した。

 古川康徳・副教育長は「立派な作品だが、表現が教育上、不適切。平和学習に使う場合は教員が解説を加えるべきだ」としている。

 出版社「汐文社」(東京都)の政門一芳社長は「一場面を取り上げて過激だとせず、本質を見てほしい。天国の中沢さんも悲しんでいるはず」と話している。
 




 はだしのゲン:鳥取市立中央図書館でも事務室に別置き
 毎日新聞 − 2013年8月19日(月)19:53
 

 漫画「はだしのゲン」を松江市の全小中学校が閉架措置とした問題で、鳥取市立中央図書館も2年前からゲンを事務室に移し、自由に手に取れない状態にしていたことが19日、分かった。

 同図書館によると、ゲンは児童書コーナーに置かれていたが、2011年夏にゲンを読んだ小学校低学年の児童の保護者から「強姦(ごうかん)などの性的描写などがあり、小さな子が目にする場所に置くのはどうなのか」とクレームがあった。貸し出しカウンター裏の事務室内に別置きする措置を取り、そのまま放置されていたという。希望があれば、閲覧や貸し出しには応じていた。

 同図書館は、29日に今後の取り扱いを協議する。西尾肇館長は「協議を怠り、反省している。市民の知る権利を守るのが図書館の役目なので、一般書コーナーに移動させるなどしたい」と話している。【川瀬慎一朗】  



「はだしのゲン」貸出禁止にモノ申す! 言論の自由が、ヘイトスピーチに屈する社会
 東洋経済オンライン − 2013年8月18日(日)15:20
 

 グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。

なに、ついに「はだしのゲン」が禁止される時代が来たか・・・。

松江市教育委員会がなんと、市内にある市立の全小中学校に対し、あの伝説の名著「はだしのゲン」を小学生に対して自由に閲覧できない閉架の措置をとるよう要請したことが注目を集めている。

これは「教育委員会、何やっとるねん!」ですむ問題ではなく、その背景に根深い現代社会の“言論の不自由”という問題点がある。そこで本日も香港の高層ビルの一室から、せっかくの日曜日で香港ディズニーに行くはずだったのに、地球の平和を守るため急旋回して出撃しよう。

「はだしのゲン」貸出禁止の背景にあるもの

皆様ご存じのとおり、「はだしのゲン」は実際に原子爆弾を被爆した作者によって書かれたもので戦争の真実を映し出しており、当時を知るための資料としても価値が高い。実際に戦争や原爆の悲惨さを伝える一級資料として、日本のみならず世界20か国で翻訳されて読まれ映画化もされてきた。そこには戦争で焼け野原になり、罪のない一般市民が殺されるという被害者としての側面と、戦争の加害者としての両面が鮮明かつ本質的に描き出されている。

したがって戦争の実態を捻じ曲げて教えたい歴史修正主義の人々に対しては目の上のタンコブとうことで、“はだしのゲン”は歴史を書き換えようとする勢力にとって、極めて都合の悪い歴史の証拠でもあった。

教育委員会側は“表現が過激だ”としているが、何十年の間、何千万の人に読まれた 「はだしのゲン」で、PTSDになった人でもいるのだろうか。

戦後70年の月日を経て、戦争と歴史の記憶にどう抗うかを考えるときに、教科書からもメディアからも歴史の実態を消そうという動きがある中で、メディアや報道機関があまりに無力なのが残念だ。

続きは 東洋経済オンライン で 



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