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結局 田中文科相の暴走だった! 朝令暮改で仕切り直し 3大学新設問題

2012年11月6日(火)

 田中真紀子文部科学相が、2013年度に予定していた3大学の新設を不認可

とした問題は、開設まで僅かに5ヶ月も無い時点で決定されたという点で、

あまりにも唐突であったと思う。

 大学のあり方や認可制度を再評価するということは認めるにしても、そういう

再評価を行うという前提で準備を進めて来なかった『大学』まで、遡って

不認可にすると云うのは、文科省の想定外であったとすれば、大臣の暴走である。

 小泉内閣の時に、与党内からの総攻撃を受けた時は、ブログ上で応援もしたが

今回の暴走は頂けない。

 当該の『大学』や立地を予定していた地方自治体は言うに及ばず、与野党から

総スカンを食ったのは当然である。

 この問題について、東北の【河北新報】は、問題点を追求し続けてきたが、

今朝は、社説で田中大臣の対応を厳しく批判した。

大学設置不認可/学生の立場を考えていない
 河北新報・社説 − 2012年11月06日(火)


 その当日である今日、田中大臣は『前言を翻して』再検討を言い出した。

結果的には、暴走内閣の敗北である。 河北新報の勝利?!  しかし、

田中真紀子文部科学相一人に責任を押し付けて済ませられる問題ではない。

野田内閣そのものの問題である。

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大学設置不認可/学生の立場を考えていない
 河北新報・社説 − 2012年11月06日(火)
 

 これが「政治主導」というのなら、心得違いも甚だしい。政策決定プロセスを一切無視した、トップによるちゃぶ台返しだ。
 田中真紀子文部科学相が、2013年度に予定していた3大学の新設を不認可とした。
 「大学の設置認可の在り方を抜本的に見直す」という問題意識自体は時宜にかなっている。
 ただ、開学まで5カ月というタイミングでの方針転換は教育現場に混乱をもたらすだけでなく、若者に理不尽な進路変更を強いる「鶴の一声」となる恐れがある。撤回を求める。
 不認可となったのは秋田公立美術(秋田市)、札幌保健医療(札幌市)、岡崎女子(愛知県岡崎市)の3大学。大学設置・学校法人審議会が「新設を認める」と答申していたが、田中氏の判断で覆した。
 答申通りに認可されないのは、記録の残る過去30年で初めて。「寝耳に水」と、大学関係者から戸惑い、不信の声が上がるのは当然だ。
 伏線はあった。資金繰りが悪化し、文科省から解散命令を受けることが決まった学校法人「堀越学園」(群馬県)について、田中氏は先月末、「日本は学校の(新設)許認可がありすぎる」と、抑制を示唆していた。
 大学の放漫経営が糾弾されなければならないのは当然のことだ。良質な教育を提供できない以上、淘汰(とうた)もやむを得ない。田中氏が指摘する通り、大学全体の質低下は見逃せない問題だ。
 今春、四年制私立大で定員割れしたのは46%で、前年より7ポイント増えた。少子化と景気の低迷で、私大が敬遠されていることが原因だ。
 需要が減っているのに、供給が過剰なことが定員割れの背景にある。奇妙なことに、この矛盾を拡大させる方向で動いてきたのが文科省自身だ。
 2002年、中央教育審議会はグローバル時代における市場の規制緩和に呼応して、大学の設置抑制方針の撤廃を提言。1992年当時、523校だった四年制大学は11年には780校まで急増した。
 一部の有力大学に学生が集中する一方で、地方の中小大学が弱体化。学生確保を目的にした推薦入学者の急増は短期的には経営に寄与しても、長期的には学生の質低下を招いている。
 大学政策を軌道修正しなければならないことは火を見るより明らかだが、田中氏の「不認可宣言」はあまりに唐突だ。
 審議会の委員が大学関係者に偏り「内輪の都合」が優先されていることを問題視しているが、委員を差し替えれば済むことだ。2年前から文科省に設置を相談してきた大学もある。大臣の考え方一つで、ルールを変更されたのでは立つ瀬がない。
 何より、はしごを外されることになる学生への配慮を欠いていることが問題だ。
 田中氏は東京都知事を辞任し、新党結成に動く石原慎太郎氏を「暴走老人」とやゆした。だが、「老人」を「大臣」に代えれば、その批判は自身に返ってくることを自覚すべきだ。

   河北新報 − 2012年11月06日(火) 社説



3大学開設に含み=「新基準で改めて判断」―田中文科相
 (時事通信) - 2012年11月6日(火)13:41

 田中真紀子文科相は6日、来春の開設を不認可とした3大学について「新たに作る設置認可の基準で、新設可否を改めて判断する」と述べ、開設可能性に含みを残した。いったん終えた閣議後記者会見を補足する形で発言した。

 田中文科相は会見で「大学設置認可の在り方に問題がある」「認可は大臣の権限」などと強調、会見をいったん終えた。

 しかし、「誤解を与えた」として、すぐに会見場に戻り、新しい基準で検討する考えを表明。3大学の来春開校について「みんなの知恵を借りながらやっていきたい」と述べた。

 同省は、施設やカリキュラムなど審議会が判断した「設置基準」とは別に、設置可否を政策的に決める「審査基準」を厳格化した上で、改めて3大学が適合するか判断する方針。

 田中文科相は2日、委員に大学関係者が多いなどと指摘し、大学設置・学校法人審議会が認可を答申した札幌保健医療大、秋田公立美術大、岡崎女子大の3大学を認可しないと述べ、関係者が猛反発している。 



秋田公立美大新設認めず 来春開学不可能に 文科相答申覆す
 (河北新報) - 2012年11月3日(土)08:30

 田中真紀子文部科学相は2日、大学の設置認可手続きを厳格化するとして、2013年度に予定していた秋田公立美術大(秋田市)、札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)の新設を不認可とした。公私立大の設置認可を文科相に答申する大学設置・学校法人審議会は「新設を認める」としていたが、田中氏の判断で覆した。
 答申通りに認可されないのは、記録の残る過去30年を通じ初めてで、極めて異例。3大学の来春の開学は不可能となる見通しで、準備を進めていた大学側から反発が出るのは必至だ。
 秋田公立美術大は、秋田美術工芸短大を4年制とし、美術学部美術学科の5専攻を設ける計画だった。
 田中氏は記者会見で「大学設置認可の在り方を抜本的に見直す」と明言。大学設置・学校法人審議会の見直しを進めると同時に、設置認可手続きを厳格化する考えを示した。文科省は「見直しを先送りにしたまま新設を認めることはできないと文科相が政策的判断をした」としている。
 同審議会は法令上の問題がないとして新設認可を答申したが、文科省は大学側に「全国的な大学の設置運営状況に鑑みて、新設は適当ではないと判断した」と不認可の理由を説明したという。
 田中氏は会見で、同審議会をめぐり「大学(関係者)が委員の大半で、大学同士でお互いに検討している」と批判。「全国に大学は約800あるが、質が低下している。量より質が重要だ」と強調した。
 文科省は10月、創造学園大などを運営し、経営が悪化している群馬県の学校法人「堀越学園」に解散を命じることを決定。田中氏は「安直に(新設を)認めると教育現場が混乱する。二度と起こらないようにしたい」と述べていた。
 文科省によると、審議会の委員29人のうち大学関係者は22人。今後、外部の有識者による検討会を設け、認可の仕組みや委員の選び方などについて見直しを図る。 



田中文科相、3大学設置認めず 審議会答申覆す
 (朝日新聞) - 2012年11月2日(金)19:48

 田中真紀子文部科学相は2日、来年度の新設を申請していた3大学について、不認可と決めた。いずれも前日には文科省の大学設置・学校法人審議会が認可を答申していた。答申が覆された例は、少なくとも過去30年間はないという。田中文科相は、同審議会のあり方を抜本的に見直す方針を示した。

 不認可とされたのは、秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)。いずれも来春の開学を予定していた。藤村修官房長官は2日の記者会見で「文科大臣の政策的な判断」としている。新設するには再申請しなければならず、開学は早くても2014年度になる。

 同審議会は、大学の学長ら有識者の委員で構成され、学校法人、大学、短大、学部の新設や廃止の妥当性について、文科相の諮問を受け、答申するのが役割。今回、3大学については、法令に適合しているとして、1日に新設を認める答申を出していた。



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