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【原発ゼロ社会/期限を切って実現目指せ】 河北新報 9/7 社説

2012年9月7日(金)

 政府は、国民世論に押されて(選挙乗り切り対策であることは明瞭ではあるが)

取り敢えず、『脱原発』の方向は打ち出したようである。

 しかし、その『脱原発』の工程表は具体的ではない期限の定めの無いもの。

事実上、『無期延期』のようなものである。

 先だっては、金曜日の官邸デモの代表者と形ばかりの『話し合いの場』を

持ったが、大飯原発の停止を求めた人たちに対してほぼ「ゼロ回答」。

 「原発ゼロ」の回答ならば、大きな前進だったが、「原発ゼロ」の要求に

対して、労組の賃上げ交渉風に言えば「ゼロ回答」だった訳で、可能な限り

「脱原発」ではなくて、「可能な限り原発再稼働」と云うのが今回の方針!

 いつも紹介してる河北新報は、

   【原発ゼロ社会/期限を切って実現目指せ】

    と見出しを掲げて社説を書いている。



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原発ゼロ社会/期限を切って実現目指せ
 河北新報 【社説】 − 2012年09月07日金曜日
 

 原子力発電をこれからどうすべきか、国の検討作業が大詰めを迎えている。

 閣僚で構成するエネルギー・環境会議では、原発ゼロの社会を目指す方向になっている。福島第1原発事故後、「脱原発依存」を決めた民主党政権にとって、取りあえず政策の一貫性は保たれる。

 ただ、達成の目標年次を示さず、漠然と原発ゼロだけを決めようとする意見もある。それで果たして、脱原子力社会に本気で取り組んでいけるのか。
 「脱原発」と一口で言っても、実現は容易なことではない。社会のさまざまな分野で変革が求められる。
 目標年次を設けるかどうかによって、国民や企業への浸透度、協力の度合いはかなり異なってくるだろう。できるだけ早く脱原子力の設計図を描き、多少の幅はあるにせよ各分野で期限を切って取り組むのが最も望ましい進め方のはずだ。

 原発は現在、全国に50基ある。1990年以前に運転を始めたのは32基あり、それらは2030年時点で稼働から40年になる。民主党政権の「原則40年で廃炉」のルールを適用すれば、18年後には約6割の原発は運転をやめることになる。
 もちろん新規建設や現在の敷地内での増設があれば、事情は違ってくる。原発ゼロを目指すためには最低限、運転期間に上限を設け、新増設を断念することが必要だ。
 福島第1原発事故の反省に立つなら、地震や津波の危険性も重要な判断材料になる。原子炉直下に活断層がある可能性を指摘されている原発もある。危険性が高ければ、40年にこだわらず廃炉にするのが筋だ。

 これから仮に再稼働の検討が必要になるケースでも、もちろん安全性の徹底追求が欠かせない。今までと同レベルの安全基準による再稼働はあり得ない。
 全国の原発は今後、厳しい条件を課して次第に減らすのが現実的な手順になるのだろうが、期限を設けて計画的に実行していかないと、実現が怪しくなりかねない。
 当然、代替電源が必要になるが、太陽光や風力などの新エネルギーは無論、既存の発電所も含め計画的に需給バランスを取らなければならない。家庭や企業の節電も不可欠になる。

 いずれも急に求めてもやれることは限られてしまう。だが、年単位で準備期間を置けばそれなりの効果が期待できるはずだ。
 巨大な発電所を集中立地する時代が過ぎ去ったことも、原発事故の教訓の一つとして受け止めなければならない。
 脱原子力社会のキーワードは「小規模・分散」。発電と同時に温水を供給できるようなシステムを実現し、地域で利用する仕組みになる。どの燃料にするかは、地域の特性に応じて考えればいい。

 脱原発の準備には膨大な投資と時間がかかるだろうが、それは持続可能な社会を築くための前向きな経費だ。決して無駄なコストではない。

  河北新報 【社説】 − 2012年09月07日金曜日



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