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九電・玄海原発の耐震設計に“人為”ミス? (入力数値を1/10に過小評価)

2011年7月23日(土)

 きのうの午後から、九州電力玄海原発の耐震設計再評価(2009年実施)の際にデータ入力ミスがあったと各紙が報道している。

 どのニュースも殆ど同じ表現で「データのミス入力」と描いているが、この間の九電のやっていることを見ていると、『姉歯事件』のような「耐震データ偽装」ではないかと疑わざるを得ない。

 今日の西日本新聞を読むと、荷重データを10分の1の数値で入力 していたらしい。

 原発のことは詳しく知らないが、建築士の末席に名を連ねている私でも解ることは、10倍も数値を間違えることは有り得ない。

 今は、数十年前のように、年季の入った職人的技術者が手計算で計算していた時代ではない。

 それも、2008年頃に再評価に着手した今回の計算は、当然手計算ではなく、コンピューターが個別の荷重を積算して全体の重量を自動的に算出するはずであるから、10%の誤差はありえても、10倍の誤差は有り得ず、「姉歯事件」のように、どこかでプログラムに手を加えるか、人為的に数値を10分の1に操作するか しかないと思う。

 もうひとつ敢えて結果を操作するとすれば、【kg】(キログラム単位) と、現在では荷重計算耐震設計などの技術面では通常使わるようになっている(一般社会ではまだ馴染まない単位である)【N】(ニュートン単位) を 意図的に入れ替えた可能性 がある。

 なお、1kg = 9.8N,1000N(1kN) ≒ 102kg (9.8は重力加速度)である。

 すなわち、計算過程では【kg】単位で計算しておいて、結果の数値表示単位を意図的に【N】にすれば、「計算プログラム」の改竄なしに(「単位表示」の項目を『ちょいと』修正するだけで)約10分の1に表示できるのである。

 【N】単位が技術者に普及し始めた十数年前頃は、電卓で計算するような場合に、最後に単位を勘違いして(従来通り【kg】と思い込んで)、異常な数値がでて驚くことがあったが、10倍も違うので、そのおかしさに気付き、再計算して途中で単位を勘違いしていたことを、私も発見したことがある。

 しかし、技術者にとって既に【N】単位は日常使用する単位であり、九電や建設会社の『優秀な技術者の計算』が、そのような『電卓で入れて勘違い』のはずも無いし、そういう勘違いは絶対許されない話である。 

 おそらく真のデータを入れると安全性が保たれなかったために、最後に単位を入れ替えたのではないだろうか?
 九電がこれまでやってきた数々の誤魔化しやヤラセを見ると、そのように疑われても致し方ないのである。


 その証左が、
【九電は、正しいデータを入れて再計算しても「耐震性に影響はなかった」とした。】
  (西日本新聞 − 2011年7月23日)
  と強弁していること。

 荷重が10倍になったのに、「耐震性に影響はなかった」 とは・・・絶対に有り得ない。
 少なくとも、その部分の安全係数は、必ず「10分の1」になるはずであり、言い訳するにしても「安全係数は20倍あったので、それが2倍にまで下がりましたが、安全です」とでも言うべきであって、「耐震性に影響はなかった」 と云う言い方は、実際には再計算していないことを示しているようなものである。

 その上、耐震設計は元々1G(980ガル)も見ていないというのが真相であって、阪神大震災や東日本大震災クラスの大地震には全く耐震強度が足らないのである。

 そこに10倍の荷重を持ってきて『大丈夫』なはずが無い。

 前にも書いたが、「ストレステスト」をして合格する原発があるはずがないのである。

 電力会社が、(ホアンインゼンインアホ)な原子力安全保安院に
「ストレステストの結果、安全が確認されました」
  というレポートを提出した時点で、そのレポートは嘘で落第である!

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玄海原発3号機 早期再開絶望的 九電 耐震数値誤り
 (西日本新聞)− 2011年7月23日 00:55
 


玄海原発データ入力ミス、九電に厳重注意
 (読売新聞) - 2011年7月23日(土)00:22



【付録】
汚染水処理施設の停電、配電盤設定ミスが原因 東電発表
 (朝日新聞) - 2011年7月23日(土)21:34
 
 
 なんか、ちょっと前にも同じような設定ミスで止まったことがあったのでは?

【ISO9001】的に言えば、「是正処置」も「予防処置」もやっていないらしい。


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玄海原発3号機 早期再開絶望的 九電 耐震数値誤り
 (西日本新聞)− 2011年7月23日 00:55
 

 経済産業省原子力安全・保安院は22日、九州電力が2009年に国に報告していた玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)3号機の耐震安全性評価のうち、一部設備のデータが誤って入力されていたと発表した。
 同日、「安全確保の観点から大変遺憾」として九電を厳重注意するとともに、原因究明や再発防止策、玄海原発1、2、4号機や川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の耐震安全性評価の確認結果を7月末までに、正しいデータに基づく玄海3号機の再解析結果を10月末までに、それぞれ提出するよう指示した。

 保安院は九電以外の電力各社に対しても、同様の誤りがないかなど調べ8月22日までに報告するよう指示した。政府は全原発を対象に新しい安全評価を実施する予定だが、保安院は、今回の報告内容を確認するまで、全国の各原発の1次評価を受け付けない方針。玄海3号機の1次評価の報告は、11月以降となる見通しが強まり、早期の再稼働は絶望的となった。

 九電の発表によると、誤入力は3カ所。九電がグループ会社を介して委託した建設会社が、データの計算と入力を誤り、九電も誤入力に気付かなかった。原子炉建屋内にあり、非常時に原子炉を冷やす水が入った復水タンクの屋根の 重量データを約260トンと、実際の10分の1の重さで入力する などしていたという。

 九電は、正しいデータを入れて再計算しても「耐震性に影響はなかった」とした。ただ、原発の施設内部など2千カ所を超える項目のデータの再解析には約3カ月かかるとみられる。

 保安院が照合確認を依頼した原子力安全基盤機構がデータに不自然な点があることに気付き、保安院が6日に九電に再確認を指示していた。九電の山元春義副社長は22日、経済産業省を訪れ、データの誤りを認め、謝罪した。

 九電技術本部の担当者らは同日、福岡市で記者会見し「九電本体の関与が甘かったので改善したい」と述べた。

=2011/07/23付 西日本新聞朝刊= 



玄海原発データ入力ミス、九電に厳重注意
 (読売新聞) - 2011年7月23日(土)00:22

 九州電力玄海原子力発電所3号機の耐震安全性評価でデータの入力ミスが見つかった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は22日、九電を厳重注意するとともに、再評価して結果を10月末までに提出するよう指示した。

 保安院は、他の電力会社に対しても、同様のミスの有無やチェック体制を1か月以内に確認するよう求めた。この評価はストレステスト(耐性検査)に使われることになっており、今回のミス発覚で、同原発のほか、運転を停止している他原発でも再稼働時期が大幅に遅れる可能性が出てきた。

 九電は同日、記者会見で入力ミスを発表した。ミスがあったのは、耐震指針の改定に伴い九電が2008年から09年にかけて国に提出した評価結果。報告をチェックした独立行政法人・原子力安全基盤機構がミスの可能性に気づき、保安院が今月6日、九電に調査を求めていた。 



【付録】
汚染水処理施設の停電、配電盤設定ミスが原因 東電発表
 (朝日新聞) - 2011年7月23日(土)21:34
 

 東京電力は23日、福島第一原子力発電所の放射能汚染水の浄化装置や使用済み燃料プールの冷却装置などが22日に停電で一時止まった原因は、配電盤の設定ミスだったと発表した。本来、ブレーカーが落ちる電流を672アンペアに設定するところを、210アンペアにしていた。5月の設置時から設定は変わっておらず、この日はこの配電盤を介した電力の使用が多かったことから、ブレーカーが落ちたとみられるという。東電は類似の50カ所について点検を進めている。 




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