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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

『低濃度』放射能汚染水を大量に海に排出 ⇒ 規制値の750万倍の値を検出!

2011年4月5日(火)

 東京電力は、韓国・中国など周辺諸外国への通報無しは言うに及ばず、周辺地域や漁業者にも伝えないまま『低濃度』放射能を含む「汚染水」を大量に排出することを決め、政府・経済産業省・原子力安全保安院がこれを直ちに認め、排出に踏み切った。

 関連自治体や地域住民には、事実上事後通告のような結果となった。

 しかし、東京電力や政府が言う『低濃度』『低レベル』というのは、今起こっている炉心溶融に伴う汚染水が規制値の何百万倍という超高レベル放射能に汚染されているのと比べて『低い』と言うだけの話であり、その『低レベル汚染水』でも規制値の何百倍もの高濃度なのである。



 『低レベル汚染水』と言うのは、全くのまやかしである。

 東京電力の言い分は、より高度に汚染された廃水を海に流さないようにするための次善の策だというが、『次善』どころではない。 
 強いて言えば『次悪』とでも言わなくてはならない。

 いまさら言っても「せんないこと」かも知れないが、2006年ごろ頃から「津波で冷却機能が全て失われる可能性がある」と外部から度々指摘されていながら、対策を施さず、「想定外の津波による被害」などと言って、「被害者面」している東京電力に、この事態の全ての責任があることを明確にしておかなければならない。

 NHKは、さかんに「濃度の低い汚染水」と言っている様であるが、新聞各社は『低レベル』『低濃度』という言い方は早々と引っ込め、もう少し厳しい【見出し】に変更しているようである。

 以下の引用は、まだ事態の詳細が解らない頃に、政府の言い分を真に受けて書いた【見出し】のようだ。


低レベル放射性廃液、海洋廃棄へ…福島第一原発
 (読売新聞) - 2011年4月4日(月)16:57


東電、汚染度低い水 を海へ放出 数日かけ計1.1万トン
 (朝日新聞) - 2011年4月4日(月)22:53


東電の 低濃度汚染水放出 保管対策の「無計画」さから
 (産経新聞) - 2011年4月5日(火)00:10


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今朝になってからは、下記のように【見出し】のニュアンスが変わっている。

汚染水1万トン超、海に放出 …やむを得ない措置
 (読売新聞) - 2011年4月5日(火)01:28



福島原発/ 放射性廃液を海へ放出 /東電 最大濃度1000倍、1万1500トン
 (しんぶん赤旗) -  2011年4月5日(火)

汚染水放出 建屋の水保管で異例の措置 東電ずさんな対応
 (産経新聞) - 2011年4月5日(火)08:00


枝野長官「大きな被害防ぐ相対的措置」 汚染水放出 釈明
 (朝日新聞) - 2011年4月5日(火)11:12


放射能汚染水放出 農水相「事前報告なく大変遺憾」
 (朝日新聞) - 2011年4月5日(火)11:23


汚染水放出「止めて」 地元漁協抗議、補償も要求
 (読売新聞) - 2011年4月5日(火)14:37


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 そして近海で捕れたコウナゴ(福岡ではイカナゴと呼ぶ)から1キロあたり4080ベクレルの放射性ヨウ素と、魚類の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える526ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表されたとのこと。
 食品衛生法では、魚や肉には、放射性ヨウ素の暫定基準を定めておらず、厚生労働省は基準づくりを検討する方針だという。

 NHKなどの解説では合いも変わらず「半減期が8日間」と言っている。 継続して放出されているのに『半減期』など何の意味も無いのに、2・3ヶ月で殆どゼロになると言い張っている。

 その上、半減するまでに数十年掛かるというセシウムも検出されているようだ。


茨城沖コウナゴに放射性ヨウ素 野菜の基準の2倍
 (朝日新聞) - 2011年4月5日(火)00:11


規制値超えるセシウム、コウナゴ漁自粛…茨城
 (読売新聞) - 2011年4月5日(火)20:02


セシウムの「環境的半減期は180〜320年」
 (WIRED VISION) - 2011年4月5日(火)11:16


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 さらに、2号機の漏水から基準値の750万倍の1立方センチあたり30万ベクレルのヨウ素131を検出。1、3、4号機は基準値の35万〜48万倍ほど
 というニュースも報道された。

2号機の漏水が放射能汚染の主因か 基準の750万倍
 (朝日新聞) - 2011年4月5日(火)14:01


 『低レベル放射性廃水』を放出した直後に(すなわち、高濃度の汚染水を排水する前から)⇒ (その後の情報で、海水からこの高レベルの放射能を検出してのは『低レベル放射性廃水』を放出する前から)、こんなに高いレベルの放射能が廃水が取水口付近の海水の中から検出されているのである。
 今や規制基準値の何十万倍検出されても当たり前のようになってしまい、「直ちに健康に影響は無いが、近い将来や遠い将来にはどうなるか解りません」という話が、住民の常識になりつつある。

海洋投棄された汚染水の濃度
 (レスポンス) 4月5日(火)10時30分

 東京電力が福島第一原子力発電所の施設内から海洋投棄を決めた1万1500tの放射性廃液は、5日現在もポンプによるくみ上げ投棄が続いている。

 東電は、この投棄により空いた空間に、2号機タービン建屋内にたまる「比較できないほど高レベル」に汚染されている水を収容する予定だという。

 東電のいう「低レベル」の汚染水 とはどのようなものか。
 広報担当者は 「法律で定められている濃度限度の100倍」 という。

投棄された汚染水の主な核種濃度は、以下のように公表された。

※いずれも1立方センチあたり
(すなわち水1kgあたりに換算する場合は、下記の千倍となる。
 しかし、見かけを小さく思わせるように1cc当りで公表するとは、
 東京電力の姑息さにもほどがある。:JUNSKY)

集中廃棄処理施設内1万トンの汚染水
 (1万トン全体では、下記の百億倍となる。
   1000×1000×10000=10の10乗=百億)

▼ヨウ素131 6.3ベクレル
  (6,300/kg;630億ベクレル/全体。以下同様)
▼セシウム134 4.4ベクレル
▼セシウム137 4.4ベクレル

5号機側サブドレンピット内1500トンの汚染水の一部
▼ヨウ素131 1.6ベクレル
▼セシウム134 0.25ベクレル
▼セシウム137 0.27ベクレル

6号機側サブドレンピット内1500トンの汚染水の一部
▼ヨウ素131 20ベクレル
▼セシウム134 4.7ベクレル
▼セシウム137 4.9ベクレル

※いずれも1立方センチあたり

問題の2号機タービン建屋内にたまる放射性物質に汚染された水は、ヨウ素131だけでも1000万ベクレル/1立方センチ。先月26日には測定作業中に線量計の針が振り切れたため、測定員が測定を中止して退避したほどだ。

これと比較すれば確かに低濃度ではあるが、海洋投棄が発表されたのは、余りにも唐突。十分な議論を尽くされた様子はない。

海洋投棄は、原子炉等規制法64条の「危険時の措置」として行われた。東電が原子力安全・保安院に汚染水の海洋投棄を希望したのが4日15時。海江田経産相から投棄の許可が下りるまでに、わずか20分しか経過していない。

東電は、5号機か6号機の復水器エリアで、「鉛筆1本分の太さ、毎分2リットルほど」の水が流れ込んでいるのを確認し、ほかにも流入していると推測。現状では正常に動作している電源施設が水没して機能が停止するのを恐れ、放出を急いだという。


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