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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

卒業生の就職難や低賃金で奨学金の返納遅れ激増

2010年9月6日(月)

 今晩のNHK【クローズアップ現代】では、就職難・生活難・非正規雇用・低賃金などを原因として、奨学金を返したくても返せない実態をレポートしていた。

 私が学生の頃は(私自身は借りたことは無かったが)、「奨学金」と言えば返済不要の給付型だったと思う。(全てが給付型だったかどうかは覚えていない)

 すくなくとも利子を払うなんて話は無かったと思う。

 ところが、現在の『奨学金』の主流は利子付きの貸付だという。

 利子付きの貸付であれば、もはや「奨学金」とは言えないのではないだろうか?

 単なる長期・低金利の学資ローンに過ぎないではないか?
低金利と言っても、1%〜2%であるから、預金利率と比べると著しく高い。

 その上、多くの学生が受けている『奨学金』は、数百万円に及ぶという。
 
 【クローズアップ現代】がレポートしていた一例は、借入金3百数十万円で、毎月の返済は利子込みで2万円ほど。しかし、その卒業生は就職難から定職につけず、アルバイトなどでどうにか月額10万円ほどの収入が得られるだけ。
 家賃や食費・光熱費など生活に必要な費用の捻出もままならない状態。
とても『奨学金』を返済できる状況ではない。

 そういう状況が多くの卒業生を襲い、
【3カ月以上の滞納額は2009年度に2629億円と10年間で2.6倍に増加している】 (朝日新聞) という。

 【独立行政法人「日本学生支援機構」が04年に設立されて日本育英会から大学生の奨学金事業を引き継いだ。】とのこと。

 【1999年度以降、有利子奨学金の規模が急速に拡大。無利子も合わせると今年度の貸与人員は118万人】 (朝日新聞)


 『滞納』対策のために、厳罰化も含めて「取立て」を強化することになるらしい。

 なるほど、1999年から「奨学金」からサラ金化してしまったのだ。
その上、独立行政法人化することで、教育支援の団体から金融機関的な効率主義になってしまったようだ。

独立行政法人日本学生支援機構-JASSO (公式サイト)

『貸与』利率推移 (公式サイトより)

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奨学金の返還滞納、10年で2.6倍 文科省が報告書 

      朝日新聞 2010年9月3日(金)00:16

 独立行政法人「日本学生支援機構」が扱う奨学金の返還滞納者が増えている問題で、文部科学省は2日、有識者がまとめた報告書を公表した。3カ月以上の滞納額は2009年度に2629億円と10年間で2.6倍に増加しているが、回収体制が追いついていないとして機構に抜本的な組織改革を求める方針だ。

 機構は04年に設立されて日本育英会から大学生の奨学金事業を引き継いだ。1999年度以降、有利子奨学金の規模が急速に拡大。無利子も合わせると今年度の貸与人員は118万人、事業費は10年前の2.4倍の1兆55億円に。

 一方で、貸し倒れの危険がある「リスク管理債権」にあたる3カ月以上の滞納額は、09年度に2629億円。卒業して返還中の273万人のうち21万人に達する。

 債権回収に詳しい弁護士や銀行担当者ら6人による有識者が業務を検証したところ、育英会時代からの滞納者の捕捉が難しいのに加え、業務に使うシステムが古いことも回収が進まない理由に挙がった。たとえば、返還期限の猶予願の処理だけで平均56日かかっており、職員へのアンケートでも「月に何日もシステムが停止する」「統計処理に限界があり、手作業での集計が多くなる」との声が寄せられた。

 報告書では、組織内の責任の明確化や業務の集約・効率化を求めたほか、奨学金を借りる窓口になる大学ごとの滞納率の公表について検討が必要だとした。
            朝日新聞(見市紀世子)
 



申請者全員に無利子奨学金 文科省、2万6千人増要求 (共同通信) - goo ニュース
      共同通信 2010年8月29日(日)17:23


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今日の運動
 *ストレッチング30分
 *【スロトレサーキット】 30分(16名参加;男性が殆ど,女性3名)
   筋力トレーニングと有酸素運動での脂肪燃焼を組み合わせたもの
 *浴室で入浴して汗流し 30分
 トータル2時間弱 
 *歩数計 装着忘れ 


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コメント

Unknown

育英会の奨学金は親が返済してくれたものと思います。
今の学費なら我が親の財力では私は大学に行けなかったと思います。
自分の財力も限界があり子供たちに満足な高等教育を受けさせてやれませんでした。
国はもっと学生に目を向けて欲しいです。

弊ブログに記事を紹介させて頂きました。

  • 2010/09/09(木) 12:18:07 |
  • URL |
  • 大津留公彦 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

育英会も返済したはず

>「奨学金」と言えば返済不要の給付
>型だったと思う

有利子のは、借りる学生の方が結局は利子の分だけ余計に払う羽目になるってことですね。

昔の公的な奨学金は、返済の必要な貸与型でした。ただし全て無利子。
給付型はなかった。
なので、大津留さんの育英会からの奨学金も、親御さんが返済したはずです。

私も国立ですが、当時の学費は年間30万でした。全部アルバイトで賄いましたよ。
奨学金は利用せず、学費減免もなし、自宅なので仕送りもなし。

ちなみに今の学生は、学費が高いだけでなく、国民年金の保険料まで払うことになってます。
20歳から。一応猶予制度もありますが。
http://www.sia.go.jp/seido/gozonji/gozonji01.htm" target=_blank>http://www.sia.go.jp/seido/gozonji/gozonji01.htm
「経済的に余裕がある場合は、保険料を納付するほうがおトクです」
「保険料の後払い(追納)は、保険料が高くなることはあっても、安くなることはありません」
・・・って、オイ!
これも、猶予制度を利用する貧乏学生の方が結局は余計に払う羽目になるってことですね。

  • 2010/09/08(水) 16:59:46 |
  • URL |
  • latter_autumn #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

育英会も返済した?

その後成績優秀でした妻に聞きましたら、日本育英会の返済もしたそうです。(多分親が)
私の場合も親が返済してくれたものと思います。
確か育英会が月一万円、大分県の奨学金が五千円でした。
親からの仕送りは忘れましたが、多くなかったと思います。
学費はJUNSKYさんと同じく年間12万円でしたし寮費も安かったのでアルバイトもあまりする必要がありませんでした。
お金が入ると先輩に教えられて学食の食券を一ケ月分買っていましたが、、

  • 2010/09/08(水) 07:22:34 |
  • URL |
  • 大津留公彦 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

コメントありがとうございました。

 大津留公彦さんは、日本育英会から「給付型」の奨学金を受けてたのですね。

 「教育は無償」というヨーロッパでは常識のことが、日本では認められていません。

 私が学んだ国立大学(当時)は、無償ではありませんでしたが、現在と比べると実質的には『無償』に近い、月1,000円(年間12,000円)でした。
 寮費も食費の実費以下の金額だったように思います。
 私の次の年の入学者は36,000円、その翌年は108,000円?だったか、倍々ゲームならぬ3倍3倍ゲームで上がって行ったことを覚えています。

 その頃の内閣は田中内閣だったでしょうか?
それ以来、国立大学の授業料も数十万円が当たり前となり、奨学金も「ローン化」していったようですね。

 「教育は無償」という声をブログ界に広げて行きたいと思います。

  • 2010/09/07(火) 11:40:17 |
  • URL |
  • JUNSKY 管理人 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

Unknown

私たち夫婦もこの番組を怒りを持って見ていました。
私たちはどちらも当時の日本育英会から奨学金を受けていました。(私は返した覚えはありません。)
大分県の奨学金は親が返してくれました。
どちらも寮に入っていたので助かりました。
私の寮費は忘れましたが、妻の寮費は食費込みで月四千円だったそうです。
イギリスは大学も無料です。
学費無料化と住居の確保が学生には必要です。

  • 2010/09/07(火) 07:19:40 |
  • URL |
  • 大津留公彦 #79D/WHSg
  • [ 編集 ]

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