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“タレント”候補擁立で政党のテイタラク

2010年5月22日

かつては、自民党の『お家芸』だった“タレント”候補の擁立を
民主党や乱立する“新党”もマネをし始めて有権者の顰蹙を買っている。


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今日の「河北新報」の【社説】 は、これに警鐘を発している。 

 タレント候補/政党の体たらくが招く乱立
         河北新報 2010年05月22日土曜日

 かつて参院議員を3期務めた漫才師の故コロムビア・トップさんが生前、興味深い予言を残している。
 参院比例代表選に「非拘束名簿式」を導入する公職選挙法改正案をめぐって、国会が大荒れとなっていた2000年10月のことだ。
 「シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト高橋尚子ちゃんを自民党の候補者にすれば『自民党は嫌いだが、高橋はメダルを取ったから入れよう』となる。彼女が800万票取れば、本来は1票も入らない野郎どもも芋づる式に当選するわけだ」
 夏の参院選に向けて、各党がタレント候補の擁立に力を入れている。スポーツ選手、歌手、女優、落語家…。高い知名度を生かし、党の広告塔として集票に貢献することが期待されている。
 「非拘束式」は01年の参院選から導入された。それまでは有権者は比例代表は政党名で投票していたが、新制度の下では政党名でも個人名でも投票できるようになった。
 候補者と政党の合計得票数に基づきドント方式で各政党に議席を配分、当選者は個人の得票が多い順に決まっていく。つまり1人が大量得票すれば、本人の当選はもちろんのこと仲間の当選圏入りもアシストできる。トップさんが「芋づる式」と看破した仕組みだ。
 タレント候補を「衆愚政治」の象徴と切って捨てるわけにはいかない。もとより、政治家を志す権利は万人に認められている。わが身一つでその道を究めたからこそ、政治家に必要とされる忍耐力や行動力などを備えていると見ることもできる。
 事実、トップさんや同じお笑いの世界から参院議員に転じた西川きよしさんは弱者の視点に立ち、福祉関係の仕事で功績を残した。政治家として将来が約束されている世襲候補より、よほどましと指摘する声もある。
 要は資質の問題なのだが、それでも参院が「芸能院」になる恐れなしとは言えない。それは今回の参院選が、かつてない政党不信の下で行われようとしていることと無関係ではない。
 今年に入って6回行われた共同通信社の世論調査によると、「支持政党なし」層は28〜34%台で、うち2回は「民主党」を抜いてトップの座を占めた。昨年の総選挙直後の調査で、無党派は22.9%にすぎなかった。
 自民党の長期政権に見切りをつけ、有権者は鳩山民主党政権を誕生させた。だが、結果は政治とカネをめぐる問題や米軍普天間飛行場の移設問題で迷走続き。自民党も有力業界団体の相次ぐ離反で、大量得票を見込める候補者が払底している。
 二大政党の看板が急速に色あせる中、政党隠しと浮動票の取り込みを狙って、与野党が著名人頼みの選挙戦になだれ込もうとしているようにも見える。
 「柳の下にそうドジョウはいない。国民は見飽きちゃった」「急場をしのげばタレント議員は必要ない。使い捨てだ」。トップさんの忠告は限りなく重い。あらためて確認しておきたい。選挙は人気投票ではない。

2010年05月22日土曜日
 

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