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映画「沈まぬ太陽」 日本映画大賞 受賞

2010年1月20日(水)

 今日の話題は、「“本家”は沈んだけど…映画では大賞受賞」
という映画賞の話です。

 国民航空(御巣鷹山事故が背景であるだけにモデルはどう考えても日本航空)での労働組合員・恩地元を主人公に描いた硬派な映画「沈まぬ太陽」が、本家本元の日本航空が破たん処理を開始した2010年1月19日に、日本映画大賞を受賞したと言う、画期的な(皮肉な?)話題です。

 お読みください。

 全受賞結果は、公式サイト で御覧ください。

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“本家”は沈んだけど…映画では大賞受賞 

      スポーツニッポン 2010年1月20日(水)06:01

 【09年毎日映画コンクール・日本映画大賞】

 映像化不可能と言われた山崎氏の原作に果敢に挑んだ「沈まぬ太陽」が大賞に輝いた。航空会社の組合委員長として会社と闘った男が不条理な企業倫理に立ち向かっていく姿を丹念に、そして感動的に紡いでいった。

 若松監督は、撮影前の08年末に企画が消えてしまいそうになったことを明かし、「よくできたなあ。(主演の)渡辺謙さんをはじめ、みんなのやりがい、熱があったからこそできた」としみじみ。製作費20億円をかけて、中近東、アフリカなどでもロケを敢行した。

 フジテレビ系「振り返れば奴がいる」(93年)などの人間ドラマに定評がある若松監督。くしくも小説のモデルとされる日航の再建問題が注目される昨今。「何とか立ち上がってほしいと応援歌を込めた」と締めくくった。
 



第52回ブルーリボン賞各部門ノミネート発表!『沈まぬ太陽』『ディア・ドクター』が最多 - goo 映画
      2010年1月6日(水) 17:41

日本アカデミー賞「沈まぬ太陽」12部門で受賞(スポーツニッポン) - goo ニュース
      2009年12月23日(水)06:01

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日本航空、自ら招いた傷に倒れる 

      フィナンシャル・タイムズ 2010年1月20日(水)08:00
(フィナンシャル・タイムズ 2010年1月19日初出 翻訳gooニュース) 東京=ジョナサン・ソーブル

「過去20年間の日航重役全員を拳銃で撃ちたいですよ」 こう言う藤原さんは、ふだんはとても口調穏やかな72歳だ。

19日に会社更生法の適用を申請した日本航空で、藤原さんは34年間、パイロットを務めた。日航破綻の影響で藤原さんの年金は4割減らされ、月14万円になる。

「金の問題ではありません。不実な経営陣の問題なのです。確かに日航は利益を出していなかった。それなのに重役連中は何の疑問もなしに、退職金1億円を受け取っていた」

手負いの日本航空が受けた傷はほとんどが、自ら招いたものばかりだ。日本の企業グループの多くがそうだったように、日航も1980年代に事業を拡大してリゾート地やゴルフ場やショッピングセンターを買いあさったが、10年後に不動産バブルがはじけるとどれも資産価値は暴落してしまった。

経営陣も対立や分裂を繰り返してきた。運航安全上のトラブルが多発した2005年には、会長が退任。その翌年には役員会の反乱で社長が退任に追い込まれている。

しかしJAL破綻物語のほかの要素は、世界中の航空会社にもお馴染みのものばかりだ。米同時多発テロや重症急性呼吸器症候群(SARS)、原油価格高騰に世界金融危機など、過去10年にわたる様々な外部ショックが、JALをとことん痛めつけてきたのだ。もっと早くに破綻しなかったのはひたすら、政府支援のおかげだと言われている。

東京大学の伊藤元重経済学教授は、日本航空は常に政府の保護を受けていたため厳しい決断をずっと先延ばしにしてきたと指摘する。アメリカのユナイテッド航空やUSエアウエイズ、デルタ航空といった大手航空各社は2000年代前半に、裁判所の保護下で事業再生を図った。それに対して日本航空は金融危機と景気後退によって破綻に追い込まれた。

航空業界のベテランアナリスト、板崎王亮氏は、官民出資の企業再生ファンド「企業再生支援機構」が日航に与える再生計画で、日航の財務状況は安定するはずだと話す。

日航はスタッフの約3分の1にあたる1万5700人を人員削減し、中核事業以外の関連事業数十を売却。金利のかかる負債総額の大半を帳消しにするよう、裁判所を通じて銀行に求めていく。退職者たちはすでに平均3割の年金削減に応じているし、現役職員の年金は半分に減らされる。

しかし単に日航の財務状況を改善すれば全て解決するわけではなく、問題は日航の経営文化や戦略の方向性、品質といったものが改善するかどうかだと板崎氏は言う。いずれにしても日航の収益はこれから数年間は、全日空を下回るだろう。

政府は、日航出身の西松遙社長の後任として、京セラの稲盛和夫名誉会長(77)を日航再建にあたる新会長兼最高経営責任者(CEO)に就任要請した。

稲盛氏はすぐさま、日航がアメリカン航空とのワンワールド・アライアンスを継続するのか、それともデルタ航空のスカイチームに参加するのかを決めなくてはならない。アメリカン航空もデルタ航空も、さかんに日航にアプローチしている。

アメリカンかデルタか。これは「日航の未来を決定するかもしれない、巨大な決断だ」と、日航再建に関わっている関係者は言う。

結論は数週間以内に出るものと見られている。破綻後の日航がどういう航空会社になるのか、日航と政府はどういう新生日航を期待しているのか、示唆的な決定になるだろう。アメリカン航空が大西洋航路を重視しているのに対して、国土交通省と多くの日航幹部が好感しているデルタは、すでに東京と近くのソウルに巨大なハブ機能をもっているからだ。

            (翻訳・加藤祐子) 


      



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