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北九州 また孤独死 「生活保護」 受けられず

2009年6月6日(土)

 北九州で、「生活保護」停止に関する二つの対照的な判決が相次いで出されてから間もない6月5日、39歳の男性が『孤独死』していたことが公表されました。

 判決の一つは、軽自動車を所有していたことを理由に「生活保護」を停止された
門司区、峰川義勝さん(68)、久子さん(77)夫妻の訴えに対する福岡地裁の5月29日の判決で、増田隆久裁判長は北九州市の生活保護停止処分を違法としたものです。

 もう一つの判決は、生活保護費の「老齢加算」が減額・廃止処分されたのは生存権を保障した憲法25条に違反するとして、北九州市の70−90代の39人が、同市に処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、6月3日福岡地裁の高野裕裁判長は「老齢加算廃止に著しく不合理な点は認められず、違憲、違法なものではない」として訴えを退けたものです。 

 こうした判決が相次いで出されたことで、この「孤独死」のことが公表されたのでしょうか?
 孤独死した発見されたのは4月のことで、既に2ヶ月近くが過ぎてからの公表です。テレビニュースなどによると、部屋には食べられるようなものは何も残っていなかったようで、「餓死」のような状況が垣間見えます。

 北九州市や福岡市では、『水際作戦』と称して、生活保護申請用紙も窓口に置かず、申請させない『指導』を徹底してきました。これは厚労省の受けを良くするための政策(すなわち福祉予算削減の優等生と思われたいとの政策)であり、その後相次いで起こった「餓死」や「孤独死」の土壌は厚労省の政策が大元にあったことは明らかです。

 昨年になって、この『水際作戦』が極めて非人道的であることが指弾され、手直しが行われ始めていますが・・・
 今回の働き盛りの「孤独死=餓死」は、この見直しが徹底していないことを示しています。
 
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北九州 また孤独死 39歳男性 生活保護受給を相談

            西日本新聞 2009年6月5日(金)17:30
 北九州市門司区の男性(当時39)が今年4月、自宅アパートで孤独死していたことが5日、同市や福岡県警門司署の調べで分かった。男性は職探しがうまくいかないとして区役所に生活保護の相談に訪れたが、申請はしていなかった。

 同署などによると、アパートの家主が、男性と連絡が取れないとして同署に相談。4月に署員と部屋に入り、布団の中で亡くなっている男性を見つけた。死因は病死。

 家主によると、男性は同居していた母親が亡くなった後は1人暮らし。昨年末から家賃が滞るなど、生活は困窮していたようだという。

 同市によると、男性は1月、門司区役所に訪れ「病気はないが、仕事が見つからない」と相談。勤務先の飲食店から最後の給料が出たばかりだったため、申請はせずに帰ったという。同市は「年齢や健康状態から、孤独死が起こるとは思えなかった」としている。

 同市では2005年から07年に、生活保護が受給できず孤独死するケースが相次ぎ、市は対応の改善に取り組んでいる。

=2009/06/05付 西日本新聞夕刊=
 


生活保護受けず男性孤独死 「健康と判断」と北九州市(共同通信) - goo ニュース

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北九州・生活保護停止違法 餓死も覚悟「感無量」 勝訴原告 「市は聞く耳を」(西日本新聞) - goo ニュース

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