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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

畠山鈴香被告の弁護人は、最高裁に上告

秋田小1児童殺害事件−107
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 おととい、仙台高検側が「上告」の意向を断念する旨報道されたが、実際に上告期限の昨日も高検は動かず、上告されなかった。

 畠山鈴香被告の弁護人も『上告断念』を示唆し、「無期懲役」が確定するかと思われていたが、ニュースによれば畠山鈴香被告の意志で「上告」を行ったという。

 一部のニュース・ショーでは、畠山鈴香被告の『身勝手』のように扱われているようだが、畠山鈴香被告は無実を証明するために「上告」を求めたのであろう。

 当ブログは、依然として『冤罪』説を取っているので、上告は望ましいことだと考えている。

 これにより、最高裁は、差し戻すか「無期懲役」を踏襲するか、減刑するかの選択が迫られたことになる。

 もう一度、証拠を精査して欲しいところである。

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畠山被告が上告 弁護側「本人の意思」

         河北新報 2009年04月09日木曜日

 秋田県藤里町連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた無職畠山鈴香被告(36)は8日、一審秋田地裁に続き無期懲役とした仙台高裁秋田支部判決を不服として、弁護人を通じて上告した。同日が上訴提起期限で、死刑を求めていた仙台高検は「適法な理由がない」として上告しなかった。事件は最高裁で審理されるが、検察側の上告断念で、畠山被告の死刑は回避される。

 秋田市の拘置先で畠山被告と接見した弁護人は「本人の意思を確認して上告する」とだけ説明し、畠山被告が上告を求めた理由などは明らかにしなかった。控訴審で弁護側は、有期懲役刑への減刑を求めていた。

 仙台高検は、高裁支部判決について、死刑適用基準(永山基準)を示した1983年の最高裁判決や、死刑回避を限定的に解釈した山口県光市母子殺害事件の最高裁判決などに照らして検討。
 高畠久尚刑事部長は8日、「上告が認められる判例違反などは見いだせなかった。量刑が不当で、最高裁が破棄しなければ著しく正義に反するとまでは言えない」と上告断念の理由を述べた。死刑適用を訴えていた米山豪憲君=当時(7つ)=の遺族には7日に伝えたという。

 高裁支部は3月25日の判決で、畠山被告の長女彩香さん=当時(9つ)=への殺意の発生時期や、豪憲君殺害の動機などを検察側の主張通りに認定。弁護側が訴えた豪憲君殺害時の責任能力低下や、地裁判決が認めた彩香さん事件後の記憶抑圧を否定した。

 一方で、「動機は利欲目的ではなく、犯行態様も著しく残虐ではない」と指摘。両事件の計画性を否定し「同種の判例に照らしても、今回は死刑を選択すべき事案だとは必ずしも言えない」として、検察側と弁護側双方の控訴を棄却した。


[秋田県藤里町連続児童殺害事件]
 能代市の藤琴川で2006年4月、秋田県藤里町粕毛、藤里小4年畠山彩香さん=当時(9つ)=が水死体で見つかり、5月には同市の米代川沿いの市道脇で藤里小1年米山豪憲君=当時(7つ)=の遺体が発見された。県警は6月、豪憲君の死体遺棄容疑で、彩香さんの母親の無職畠山鈴香被告(36)を逮捕し、同月、殺人容疑で再逮捕。7月に彩香さんに対する殺人容疑で再逮捕した。秋田地裁は08年3月、畠山被告に無期懲役(求刑死刑)の判決を言い渡し、検察側と弁護側がともに控訴。仙台高裁秋田支部は09年3月、一審判決を支持し、検察側、弁護側双方の控訴を棄却した。
              2009年04月09日木曜日 


畠山鈴香被告側が上告 「本人の意思」 連続児童殺害

         朝日新聞 2009年4月8日19時58分

 秋田県藤里町で06年に起きた連続児童殺害事件で殺人と死体遺棄の罪に問われ、一審に続いて控訴審でも無期懲役の判決を言い渡された畠山鈴香被告(36)について、弁護側は上告期限の8日、判決を不服として上告した。一方、仙台高検は同日、上告しないことを公式に発表した。

 被告の弁護側は8日夕、秋田市の拘置所にいる被告と接見。その後、「本人の意思を確認して上告することに決めた」と明らかにした。

 弁護側は同日朝には「本人が望んでいない」と上告しない方針を示していたが、接見後に一転した。本人の意思の詳細については「守秘義務があり言えない」とした。

 3月25日に仙台高裁秋田支部であった二審判決は、彩香さんへの殺意があったと一審判決より明確に認定。さらに豪憲君の殺害についても、殺意をもって自宅に招き入れ、首を絞めて殺害したと認めた。しかし、判決は「更生の可能性がある」などとして死刑を回避した。
 


畠山被告が判決不服と上告 連続児童殺害、最高裁へ(共同通信) - goo ニュース

畠山鈴香被告が上告=「本人の意思」と弁護側−秋田連続児童殺害(時事通信) - goo ニュース    
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秋田小1児童殺害事件−107

【連載第1回目から読む】 「“任意”で16時間の取調べで“自供”?」
 
      第106回へ      第108回へ


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以下、資料情報 

 河北新報 2009年04月09日木曜日

「決断」読めぬ心 畠山被告が上告 

 秋田県藤里町連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた無職畠山鈴香被告(36)が8日、控訴審判決を不服として上告した。仙台高検が上告を断念し、弁護人も当初は上告しない方針だった。報道陣に上告を伝える弁護人の表情は硬く、事件現場の藤里町の住民も言葉少な。上訴提起期限ぎりぎりの被告の「決断」に、関係者に困惑も広がった。

<方針一転 弁護人表情硬く>
 「本人の意思を確認し、上告することにしました」
 8日午後5時10分、拘置先の秋田刑務所(秋田市)。畠山被告と接見した弁護人は、刑務所前にいた約20人の報道関係者に、上告の考えを明らかにした。「被告は何か話していたか」の問いには、「いろいろ話していましたが、言えません」と語るだけで、足早に車へと乗り込み、無表情のまま拘置先を後にした。

 2時間後、仙台高裁秋田支部に畠山被告の弁護人が到着した。
 当直室で「すみません。上告」と言い、上告申立書を渡した。弁護人はここでも「本人の意思」と述べるにとどまった。
 関係者によると、畠山被告の家族は、被告が上告しないと思っていたといい、この日の決断に母親も困惑気味。「理由は分からない。なぜ変えたのだろう。今度、本人に面会して理由を聞きたい」と話したという。

<「動機分からず町民納得せず」/秋田・藤里>
 児童2人が犠牲になった秋田県藤里町。山あいの小さな町を恐怖に陥れた事件は9日、畠山鈴香被告の長女彩香さん=当時(9つ)=の死から3年を迎えた。
 彩香さんは2006年4月9日、町内の橋の欄干から川に落ちて水死した。町で防犯ボランティアをしている50代の自営業男性は「動機がよく分からないまま裁判が進み、多くの町民は納得していない」と言う。

 米山豪憲君=当時(7つ)=は、藤里小に入学して間もない06年5月18日、遺体で見つかった。豪憲君の祖母(71)は、遺骨が納められた能代市内の寺の近くに住み、遺影に手を合わせ続けている。「裁判のことは分からないけれど、今も毎日、豪憲が元気に遊んでいたことを思い出します」と声を絞り出した。
 藤里町の古川弘昭教育長は「亡くなった2人の命が戻ることはなく、残念な気持ちに変わりはない」と話した。

<専門家の見方/「強い考え?」「殺意に不満?」>
 控訴審判決を不服として上告した畠山鈴香被告。弁護人は上告を断念する方針を固めていたが、自分の意思を貫いた。弁護人は「守秘義務」として、上告の理由を明らかにしておらず、「決断」の胸の内は霧の中だ。「畠山被告には意思を貫く傾向がある。何らかの強い考えがあったのだろう」。臨床心理士の長谷川博一・東海学院大大学院教授(心理学)は、こう指摘する。

 長谷川教授は控訴審の間、畠山被告と面会を重ね、性格を鑑定した。今回の上告について「場当たり的な性格が影響した可能性もある」との見方も示す。
 尚絅学院大の水田恵三教授(犯罪心理学)は「主張が認められないと納得できない、自己中心的な性格が働いたのだろう」と推測。上告が期限の8日になったことを「(3月下旬の)控訴審判決から弁護人に伝えるまで、心は揺れ動き続けたのでは」とみる。
 畠山被告が望んだ上告審。

 日大法科大学院の板倉宏教授(刑法)は、二審判決が長女彩香さん=当時(9つ)=への殺意を認めた点を挙げ、「畠山被告は殺意はなかったと主張しているのだろうが、事実誤認は上告理由に当たらない」と指摘。
 「弁護人は無期懲役は重いと判例違反を訴えるしかないが、2児殺害に対して無期懲役が重いとは言えず、最高裁は上告を棄却するだろう」と話している。


◎連続児童殺害事件の経過

 【2006年】
4月9日 秋田県藤里町粕毛、無職畠山鈴香被告(36)の長女で藤里小4年彩香さん=当時(9)=が行方不明に
  10日 自宅から約6キロ南の藤琴川で彩香さんの遺体が発見される
5月17日 2軒隣の藤里小1年米山豪憲君=当時(7)=が行方不明に
  18日 米代川沿いの市道脇の草むらで豪憲君の遺体が発見される
6月4日 豪憲君の死体遺棄容疑で畠山被告を逮捕
  25日 豪憲君の死体遺棄罪で畠山被告を起訴、殺人容疑で再逮捕
7月17日 豪憲君に対する殺人罪で畠山被告を起訴
  18日 彩香さんに対する殺人容疑で畠山被告を再逮捕
8月9日 彩香さんに対する殺人罪で畠山被告を起訴

 【07年】
9月12日 秋田地裁で畠山被告の初公判

 【08年】
1月25日 第13回公判で検察側が死刑を求刑。弁護側が有期の懲役刑を求める最終弁論を行い結審
3月19日 秋田地裁が畠山被告に無期懲役の判決
9月25日 仙台高裁秋田支部で畠山被告の控訴審初公判

 【09年】
1月30日 第6回公判で検察側があらためて死刑を求め、弁護側が有期の懲役刑を主張して結審
3月25日 仙台高裁秋田支部が一審判決を支持、検察側と弁護側の控訴を棄却
4月8日 検察側が上告断念を表明。畠山被告が上告

              河北新報 2009年04月09日木曜日 

   
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