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前・航空幕僚長 国会証言問題 河北新報社説

前・空幕長 田母神俊雄氏が参議院での参考人質問で“証言”した憲法(第99条)違反発言で、仙台を中心に東北地方で発行されている河北新報は、以下の社説を掲載しています。

全文引用して紹介します。

前空幕長参考人招致
  /組織的関与さらに解明を

          河北新報【社説】 2008年11月12日
 懸賞論文への100編近い応募は、どの程度、組織的な声掛けがあってのことだったのか。
 田母神俊雄・前航空幕僚長を参考人として招致したきのうの参院外交防衛委員会での質疑は、そこが焦点の一つだった。

 前空幕長は応募の直接的な指示は否定した。しかし、部下の課長に懸賞論文の募集を「紹介」したことは認めた。
 空自トップからの紹介が、どんな影響を及ぼし、実際の効果を派生させたか。この点をさらに解明する必要がある。

 現役の自衛隊幹部が政府見解に反する歴史認識を公に表明することの是非。その結果として文民統制(シビリアンコントロール)の理念がないがしろにされたことへの対応策。

 前空幕長を懲戒処分にすべきだったかどうかも含めて、どの問題点を考えるにしても、組織的関与の度合いによって判断が変わってくるからだ。

 懸賞論文は前空幕長の知人が代表を務める「アパグループ」(東京)が「真の近現代史観」のテーマで募集し、前空幕長の「日本は侵略国家であったか」が最優秀賞(賞金300万円)を受賞した。

 防衛省の調査によると、応募者は計235人で、前空幕長以外にも航空自衛官が94人いた。そのうち62人は前空幕長が以前、基地司令を務めた第六航空団の所属。組織的な働き掛けがなかったとは、とても思えない数字だ。

 前空幕長は航空幕僚監部の教育課長にアパグループの論文募集を紹介したと答えた。防衛省はこれまで、教育課長の独自の判断で全国の部隊にファクスで通知したと説明していた。

 前空幕長は応募を指示したわけではないと強調した。しかし、その口調や相手の受け止め方次第で部内に相当程度の影響を及ぼすことは容易に想像できる。検証し直されるべきだ。

 「われわれにも言論の自由がある」「私が書いたものが間違ったものだとは思っていない」。前空幕長はこう主張した。

 空自トップとして一企業の懸賞に持論公表の場を求めたことや、文民統制の理念に照らして当然、疑問視されるだろうという予見を持てなかったことへの反省は感じられない。

 前空幕長は昨年、部内誌に同様の論文を寄せている。浜田靖一防衛相は「目が及んでいなかった」とチェックできなかった非を認めた。

 前空幕長がどんな歴史認識を持ち、現在の安全保障体制にどんな不満を持っているかは、空自の中でかなり知られていた。その人物の紹介に呼応するようにして、多数の応募者が出た。そこを精査したい。

 防衛相は退職金の自主返納を促したが、前空幕長はきのう、あらためて「その意思はない」と否定した。論文の賞金も受け取るつもりのようだ。

 潔さを求めるのは、無い物ねだりになるらしい。それは確かに個人の自由判断に属す話ではあるだろう。しかしもちろん、この人が幕僚長まで上り詰めた経緯、任命責任の問題も、これで終わるわけではない。
2008年11月12日水曜日


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田母神前空幕長が改憲主張
  参院委で「直した方がいい」
  
          河北新報 記事 2008年11月11日

     
     参院外交防衛委に参考人招致され、
  発言を求め手を挙げる田母神俊雄・前航空幕僚長。
    手前は右から河村官房長官、中曽根外相
     =2008年11月11日午前(河北新報)

 歴史認識に関し政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長は11日午前、参院外交防衛委員会での参考人招致で、憲法9条に関し「国を守ることについてこれほど意見が割れるものは直した方がいい」と述べ、改正すべきだとの考えを表明した。田母神氏は論文でも、集団的自衛権行使を容認すべきだと主張している。航空自衛隊の前最高幹部が憲法改正の持論を国会で正式に表明したことは、シビリアンコントロール(文民統制)との関連でも問題となりそうだ。
 一方で田母神氏は、懸賞論文の募集について、航空幕僚監部の教育課長に紹介したことを明らかにした。教育課長は「自己啓発に役立つ」としてファクスで論文の存在を各部隊に周知させていたことが判明しており、田母神氏の関与で組織的に投稿を働き掛けていた疑いが濃厚となった。
 懸賞論文には、田母神氏以外にも航空自衛官94人が応募。防衛省・自衛隊は各部隊への通知について「教育課長の判断で、田母神氏の関与は確認されていない」としていた。ただ田母神氏は「私が指示すれば、千を超える数が集まる」とも述べ、直接的な指示を否定した。
 浜田靖一防衛相は、懲戒処分の手続きに入らなかった理由に関し「(懲戒手続きの審理の中で)政府見解と異なることを新たに主張され、自衛隊員の士気が落ちることは避けたかった」と釈明。田母神氏は懲戒処分の審理に入っていた場合の対応に関し「村山首相談話は政治声明だと思うので、われわれにも言論の自由があることを主張するつもりだった」と答弁した。
2008年11月11日火曜日


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