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政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

米兵の発砲率 WW?では1/4、朝鮮戦争で1/2

 今夜の NHKスペシャル で、第二次大戦(WW?)後、これまでに至る、米国の一般市民を「殺人マシーン」に至る訓練プログラムについて、そのような訓練とPTSDを体験した兵士の証言も交えて描いていました。



 イラク戦線からの帰国者の30万人が心の病を罹っており、米国市民社会の大きな問題になっているということです。
 この心の病の原因追究が今日のテーマのようです。
サブタイトルは「兵士はどう戦わされてきたか」
「戦ってきたか」ではなく、戦争に動員され 「如何に不本意な人殺しを強要させられてきたか」 に迫ります。

 WW?における米兵の発砲率(戦場で実際に銃を撃ったことのある兵士の割合)を調査した一つのリサーチ(1947年発表)では、あのような悲惨な戦争であったにも拘わらず、発砲したのは 4人に一人に過ぎなかった ことが解りました。
【歴史学者 マーシャルによる研究論文「発砲しない兵士」】

 証言した発砲しなかった兵士は、余りにも多く(lots of)の殺傷を目撃したので、とても自分は発砲できなかったと証言していた。

 このレポートを脅威に思った米軍首脳部は、「訓練の仕方」を変える必要があるとの認識に達し、兵士の「精神的強化」を行い「躊躇無く人を殺す殺人マシーンに改造する」ことを重点においた。
 その一つの実践的方法として、訓練の標的を同心円の的(競技で使うような的)ではなく、「人型(ひとがた)の標的」に変更した
 これは、「人型の標的」に命中させる確率を上げることを重点にしたものではなく、
「人型の標的」を毎日射撃することによって、生身の人間に対峙した場合にも、それが人間ではなく、「人型の標的に過ぎない」と自己暗示に掛けて躊躇無く撃ち続けることができるよう「心の改造」を行うことが中心 となるものであった。

 この訓練によって、朝鮮戦争では発砲率がWW?の2倍になった ようである。

 ベトナム戦争では、この「人型標的」がさらに進化し、ポップアップ式(不意に立ち上がる方式)にするなど、一層実践的に“改良”されたものとなった。

 しかし、敵に対峙して射撃するという側面は変わらないことから、その後の戦争では、対峙することを極力避け、いわゆるヴァーチャル空間で殺害するリモート虐殺方式になってきた経過を詳しく映像で紹介して行った。

 米軍は、ひたすら「戦場での人殺し」を遂行できる兵士を養成してきたのである。

 心を病んだ兵士の母親がいみじくも語っていた。
「善良な市民を殺人マシーンにする厳しい訓練は徹底して行うのに、戦場から帰って来た兵士を社会復帰させる訓練は何一つしてくれない」と。

 明日も、夜10時からこの続編が放送される。

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以下、番組ホームページより引用

 戦場 心の傷(1)
    兵士はどう戦わされてきたか

 泥沼化する米軍のイラク駐留。激しい戦闘ストレスから前線を離脱する兵士が続出し、帰還兵たちはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症している。米軍は、最新の医学知識を総動員し、兵士の心のケアに追われている。戦場の兵士を襲う「殺される恐怖」と「人を殺す恐怖」。極限状況における人間心理を、国家はあらゆる角度から研究し、人間を戦闘マシンに近づける方法を模索してきた。初めて大量の市民が戦場に動員された第一次世界大戦では、精神に障害を負う兵士が続出。医師たちは電気ショックを与えるなどして戦場に送り返す「実験」を行った。また、第二次大戦で「敵に発砲できない兵士」が広範に存在することをつきとめた米軍は戦後、訓練法の改善を重ねることで、条件反射的に発砲できる兵士たちを作り出す。しかし、彼らが従軍したベトナム戦争では、日常生活に復帰できないPTSD患者が大量発生した。
兵士を戦場で戦わせるために、人類は何をしてきたのか。番組では、20世紀の戦争史をひもときながら、「兵士の心が壊れる」というもうひとつの悲劇を描く。 



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