JUNSKY blog 2016

政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

畠山被告の自宅解体終わる

秋田小1児童殺害事件−93
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重要な物的証拠が滅失させられてしまった。

これで、無罪の証拠にもなりえたかもしれない物件がなくなってしまった。

1審 秋田地裁の判決も出ていないのに!

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畠山被告の自宅解体終わる 藤里町の町営住宅、当面は更地のまま


       ※写真は「さきがけOnTheWeb」から引用

 畠山被告が住んでいた町営住宅の跡地。解体され、更地になった

 藤里町の連続児童殺害事件で公判中の畠山鈴香被告(34)が当時住んでいた同町粕毛の町営住宅が、29日までに解体された。

 工事は今月10日に始まり、住宅や基礎部分は解体した。現在は残ったがれきなどを撤去しており、間もなく完了する見込み。町はこの場所を当面、更地のままにしておく。近隣住民から要望があれば利用方法を検討するとしている。

 畠山被告は、25日に秋田地裁で開かれた公判で、検察側から死刑を求刑された。判決は3月19日に言い渡される。

                  (2008/01/29 20:53 更新)
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秋田小1児童殺害事件−93

【連載第1回目から読む】 「“任意”で16時間の取調べで“自供”?」
 
      第92回へ    第94回へ  

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「つなぎ法案」与党委員会強行可決 一転、取り下げ

 自民・公明与党が、期限切れを迎えるガソリン税の暫定税率などを、議員立法で5月末まで延長する「つなぎ法案」を委員会で強行可決したが、河野議長の斡旋で一転これを取り下げ、与野党が話し合いの席に着いた。

 話し合いの席に着くことは歓迎するが、ズルズルと無駄な道路建設だけは続けられるということにはしてほしくはない。
 メリハリのある落とし所を見つけて欲しい。

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「つなぎ法案」一転、取り下げで合意
   衆院議長あっせん

                 朝日新聞 2008年01月30日15時22分

 3月末に期限切れを迎えるガソリン税の暫定税率などを、議員立法で5月末まで延長する「つなぎ法案」について、自民、公明両党は30日午後、取り下げる方針を決めた。
 当初は同日中に衆院を通過させる方針だったが、河野洋平衆院議長が暫定税率延長を含む歳入法案について、「年度内に一定の結論を得ることで同意が得られた場合、つなぎ法案を取り下げる」という内容のあっせん案を、自民、民主など与野党幹事長に提示し、各党とも受け入れたためだ。

 つなぎ法案は、参院で野党が採決に応じなくても、与党が憲法59条の「60日ルール」を使って衆院の3分の2の再議決で成立させ、暫定税率の期限切れを防ぐのが狙い。野党は「議論する前に結論を出すようなものだ。国会軽視も甚だしい」と批判し、全面対決する姿勢を示していた。

 自公両党は30日、法案が付託された衆院の財務金融、総務両委員会で法案を可決。同日午後にも衆院本会議で可決し、参院に送付する方針だった。
 河野議長は法案の衆院通過による国会の混乱を避けようと、江田五月参院議長と会談。あっせん案で与野党の歩み寄りを求めた。

 与野党が合意したあっせん案は
(1)総予算及び歳入法案の審査にあたっては、公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議を行ったうえで年度内に一定の結論を得るものとする
(2)国会審議を通し、税法について各党間で合意が得られたものは立法府で修正する
(3)両院議長の下で、(1)と(2)について、与野党間で明確な同意が得られた場合、つなぎ法案は取り下げる――との内容。

「つなぎ法案」一転、取り下げで合意 衆院議長あっせん(朝日新聞) - goo ニュース
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「つなぎ法案」取り下げ、話し合いで合意良かった=官房長官(ロイター) - goo ニュース

つなぎ法案を可決=与党、午後の通過目指す−衆院委 (時事通信) - goo ニュース

QWERTYキーボード って一体何?

 いつも検索しているgooニュースで、下記のような記事リンクがあった。

ソフトバンク、3.5インチ液晶にQWERTYキーボードを搭載した「922SH」を発表(マイコミジャーナル) - goo ニュース

「QWERTY」がJISキーボードの数字入力キーのすぐ下のアルファベットキーの、
「左端から順に6文字」ということは知っているが、
このキーボードのことを【QWERTYキーボード 】と言うのだろうか?

 要するにケイタイのキーが、「アカサタナ」キーボードからパソコン風キーボードに変わるということであろうか?
 うちの娘などは、「アカサタナ」キーボードで超速で文字を入れているが、私はパソコンキーボードの方が余程速い。
 そういう意味では助かるかも・・・
 その上、私のケイタイはソフトバンク(旧:vodafone)でもあるし・・・

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ソフトバンク、3.5インチ液晶にQWERTYキーボードを搭載した「922SH」を発表
マイコミジャーナル 2008年1月30日(水)00:00


ソフトバンクモバイルは28日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「インターネットマシン 922SH」(シャープ製)を発表した。入力デバイスにQWERTYキーボードを採用した横開きタイプの携帯電話。販売開始は3月下旬以降。

短辺にヒンジがあり縦方向に開く一般的な折りたたみ携帯電話とは異なり、ヒンジは長辺に設けられており横方向に開く。開いた状態では、3.5インチフルワイドVGA(400×854ドット)液晶とQWERTYキーボードを使用して、横位置での画面表示を活かした文字入力、インターネット閲覧、ワンセグ視聴などが可能。背面部にはサブ液晶とセンサーキーを搭載し、閉じた状態でも電話帳からの発信、センサーキーを利用した番号入力による発信が可能。

QWERTYキーボードのキーピッチは約9.9mm。縦キー間が約2.3mm、横キー間が約1.3mmの配置になっており、キー入力時の誤操作防止と快適な入力感を実現した。各キーは凹型に設計されており、親指でのキー入力がしやすいよう配慮されている。最大23字まで一括変換が可能なほか、ショートカットキーによる操作、コピー&ペーストなどに対応する。

キーボード上部にはさまざまな機能をワンタッチで呼び出せるキーを搭載。各種アプリの起動、Web閲覧の際のページスクロール、拡大・縮小表示、貼り付け先のアプリを指定できるメモ機能、英和・和英・国語辞書を搭載した辞書機能などに対して、それぞれ専用のキーが割り当てられている。

一般のプロバイダのメールアドレスを3つまで登録し、受信できる「PCメール」機能に対応する。横位置での画面表示を活かし、S!メールとE- mailフォルダの並列表示が可能なほか、受信メール画面・返信メール画面の同時表示や、文字変換候補の3列表示が可能。なお、PCメールは、同社の 2008年春モデルでは922SH、921SHでのみ対応する機能となっている。

ワンセグ受信機能は、QVGA解像度の放送内容をVGA画面へ滑らかに拡大する高画質モードや、半透過表示のユーザーインタフェース、ワンセグのジャンル情報に連動して映像と音声を自動で切り替えるAVポジション機能、静止画キャプチャ機能などを搭載する。

そのほか、200万画素カメラを搭載し、3Gハイスピード、国際ローミング、Bluetooth通信機能、ミュージックプレイヤーなど多くの機能に対応するが、GPS、おサイフケータイは非対応。カラーバリエーションは、ブロンズゴールド、メタリックブラック、パールホワイト、パールピンクの4色。


マックの店長は「管理監督者」にあたらず 残業代認める

「名ばかり管理職」:NHKニュースの表現である。言い得て妙!

雇われ「店長」は一般労働者か管理職か?


ずいぶん以前から問題になってきた『雇われ店長=名ばかり管理職のサービス残業』について、今日、2008年1月28日(月)、東京地裁で『当然ではあるが』画期的な判決が言い渡された。

朝日新聞Web版によると
【 日本マクドナルドの埼玉県内の直営店の店長、高野広志さん(46)が、店長を「管理監督者」(管理職)とみなして残業代を払わないのは違法だとして、未払い残業代などの支払いを求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。斎藤巌裁判官は原告の主張を認め、同社に過去2年分の残業代など約750万円の支払いを命じた。】とある。

その解説では、
【飲食・小売業界では、直営店長を管理監督者とみなすことで、人件費を抑えながら異常な長時間労働を強いてきた企業も多く、今回の判決を契機に労務管理の見直しを迫られる可能性もある。 】と述べている。

 NHKニュースでは、高野さんが「同じような境遇の人たちが行動を起して欲しい」と述べ、
高野さんの奥さんが、「仕事で殆ど家に居らず、私もカリカリして子どもにも影響していた。何よりも命の危険を感じた。仕事で死んでしまう前に立ち上がって欲しい」との趣旨を切実に訴えていた。

 NHKニュース解説 (掲載期限は結構短い)
 名ばかり管理職 指導を強化  NHKニュース
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 28日、ハンバーガーチェーン最大手日本マクドナルドの店長は管理職かどうかが争われた裁判で、東京地方裁判所は「店長に経営上の重要な権限があるとはいえず、管理職に当たらない」という判断を示しました。

 そのうえで「原告の店長は法定労働時間を超える長時間労働をしていた」として会社に残業代など750万円余りを支払うよう命じました。
 これを受けて厚生労働省は、チェーン形式で店舗を展開する企業などでは同じような問題が起きている可能性があるとして、管理職とはいえない“名ばかり管理職”の店長 に残業代を払わず長時間労働をさせているケースに対して指導を強化していく方針を決めました。

 一方、「経営者と一体的な立場でないと管理職とは認められない」とした今回の判決について、企業の間からは戸惑いの声があがっています。
 飲食チェーンや中小のメーカーの人事担当者は、「店長が管理職でないと言われたら経営は成り立たない」、「中小企業にあてはめると管理職は社長しかいなくなる」などと話していて、今後、行政や企業などの間で管理職の定義について議論となりそうです。

(以上、NHKニュースWeb版より引用)
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 私も『管理職』として残業代をもらっていないが、仕事は労働者レベルである。
このブログを見た『管理職』扱いの皆さんも声を上げましょう。

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管理職でも残業代は出る! 労働者NET 
http://roudousha.net/ 
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マック店長は管理職でない 残業代など755万円払え
             共同通信 2008年1月28日(月)12:25
 日本マクドナルドの埼玉県熊谷市の店長高野広志さんが「権限のない店長を管理職扱いし残業代を支払わないのは不当」として未払い残業代などの支払いを求めた訴訟判決で、東京地裁は28日、残業代など計約755万円を支払うよう同社に命じた。斎藤巌裁判官は「店長には、経営者と一体的立場といえる重要な職務と権限はなく労働時間の裁量もない」などとして管理職には当たらないと判断した。


マック店長は管理職でない 残業代など755万円払え(共同通信) - goo ニュース

富山の冤罪事件 「弁護活動にも問題」

 日弁連(日本弁護士連合会)が、富山の冤罪事件について、弁護活動にも問題があったとの報告書を出したと言う。asahi.comによる。

【報告書では、警察・検察の捜査について「(容疑を認める)供述書が具体的、詳細で迫真性に富んでいる」と指摘。「調書の内容や供述経過を重視して任意性を判断するという従来の裁判所の手法は、通用しなくなっている」と述べ、可視化の必要性を訴えている。

 弁護人の活動についても「接見回数も時間も少なかったため、男性との意思疎通が不十分なままに起訴事実を認めていると判断した」と言及。弁護活動のマニュアルや、容疑者や被告に弁護活動の内容を説明する文書を用意するといった改革の必要性を説いている。 】 

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富山の冤罪事件 日弁連が報告書「弁護活動にも問題」
                朝日新聞  2008年01月27日08時05分

 強姦(ごうかん)など2事件で富山県警に逮捕され、実刑判決を受けた男性が服役後に無実とわかった冤罪事件について、日本弁護士連合会が調査報告書をまとめた。捜査のあり方だけでなく、有罪となった裁判を担当した弁護人の活動の問題点も指摘したうえで、「捜査機関の暴走を防ぎ、弁護活動の万全を担保するシステムとして、取り調べの全過程の録音・録画(可視化)の導入が不可欠だ」と提言している。

 日弁連は昨年9月に調査チームを設置。現地で関係者からの資料収集や聞き取り調査などを行った。報告書は近く公表する。

 報告書では、警察・検察の捜査について「(容疑を認める)供述書が具体的、詳細で迫真性に富んでいる」と指摘。「調書の内容や供述経過を重視して任意性を判断するという従来の裁判所の手法は、通用しなくなっている」と述べ、可視化の必要性を訴えている。

 弁護人の活動についても「接見回数も時間も少なかったため、男性との意思疎通が不十分なままに起訴事実を認めていると判断した」と言及。弁護活動のマニュアルや、容疑者や被告に弁護活動の内容を説明する文書を用意するといった改革の必要性を説いている。

富山の冤罪事件 日弁連が報告書「弁護活動にも問題」(朝日新聞) - goo ニュース
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冤罪防止を考えるシンポ 「踏み字」被害者も参加(共同通信) - goo ニュース
捜査と報道のあり方問う 「12人無罪」検証シンポ 鹿大で27日(西日本新聞) - goo ニュース
鹿児島「踏み字」事件 元警部補に懲役10月求刑 福岡地裁公判 3月18日判決(西日本新聞) - goo ニュース
「踏み字」で懲役10月求刑 元警部補、3月に判決(共同通信) - goo ニュース

スハルト元大統領が死去

 もう、ずっと昔に亡くなっていたと思っていたインドネシアのスハルト元大統領が今日死去したと言うニュースに驚いた。

 朝日新聞によれば、
【東西冷戦下、経済発展と安定をもたらして「開発の父」と称賛されたが、共産党弾圧など力による支配から独裁者とも呼ばれた。
65年、スカルノ政権下で起きた共産党系将校によるクーデター未遂事件(9・30事件)鎮圧を機に、実権を掌握。共産党弾圧の犠牲者は数十万人規模とも言われる。 】という。

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インドネシアのスハルト元大統領が死去
   (朝日新聞) - goo ニュース

                 朝日新聞  2008年01月27日22時15分

 インドネシアで32年にわたる長期政権を担ったスハルト元大統領が27日、ジャカルタ市内の病院で多臓器不全のため死去した。86歳だった。東西冷戦下、経済発展と安定をもたらして「開発の父」と称賛されたが、共産党弾圧など力による支配から独裁者とも呼ばれた。民主化要求の高まりで98年に辞任に追い込まれ、不正や圧政の責任追及を受けたが、健康悪化を理由に刑事裁判は打ち切られていた。

 スハルト氏は昨年暮れから全身がむくんで血圧が低下し、今年1月4日に入院していた。

 遺体は28日、一族の墓地があるジャワ島中部のソロに搬送され、国葬が営まれる。葬儀委員長に就くユドヨノ大統領は会見で「国家に貢献した偉大なリーダーだった。深い哀悼の意をささげたい」と語った。同政府は27日から1週間、喪に服するよう国民に呼びかけた。

 21年6月、中部ジャワ生まれ。日本軍政下で郷土防衛義勇軍に加わり、第2次世界大戦後は対オランダ独立戦争で名を上げた。65年、スカルノ政権下で起きた共産党系将校によるクーデター未遂事件(9・30事件)鎮圧を機に、実権を掌握。共産党弾圧の犠牲者は数十万人規模とも言われる。

 68年3月に第2代大統領に就任。旧ソ連・中国寄りだったスカルノ外交から、外資導入と外国の援助による経済開発路線に転換し、日本や米国など西側諸国に傾斜した。東南アジア諸国連合(ASEAN)では指導的な役割を果たした。

 しかし、家族や取り巻きを重用する縁故主義が目立ち始め、98年の公共料金値上げをきっかけに国民の不満が噴出。同年5月に辞任に追い込まれた。

 その後、世論は在任中の不正を追及。最高検は07年7月、計約14億ドル(約1500億円)の不正蓄財の返還と損害賠償を求める民事訴訟を起こし、今も係争中だ。


一審 最終弁論要旨

秋田小1児童殺害事件−92
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毎日、藤里町の記事で申し訳ございません。

【秋田魁新報】から、一審・秋田地裁での裁判の
弁護側最終弁論と
検察側論告求刑の
要旨が配信されてきましたので引用して掲載します。

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弁護側最終弁論要旨 藤里連続児童殺害
                  2008/01/26 09:50 更新
URL: http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080126c
 藤里町連続児童殺害事件・弁護側最終弁論の要旨は次の通り。

 【彩香ちゃん事件】

 誤って橋から落下させたもので殺意はなかった。過失致死罪は成立しても、殺人罪は成立しない。自白調書には任意性、信用性が欠如している。物的証拠はなく、事件を立証するには被告の自白を得るしかない状況だった。

 被告は長時間の過酷な取り調べを2カ月間にわたって受け、心身が休まる時間がなかった。重大事件であるとしても異常で、人間の耐えられる限界を超えていた。被告が休憩を申し入れても一蹴(いっしゅう)され、体調への配慮はほとんどなかった。

 警察官や検察官に殺意自白を誘導され、「今さら否定しても無駄だ」「悪い情状は入れないから」などと言われた。自白調書は任意性に欠け、事実認定から排除すべきだ。不当な誘導によって署名したことがはっきりしている。

 被告は彩香ちゃん事件の後、記憶をなくした。橋から転落したのは予期せぬ出来事で、驚いた。救助しなかったのは記憶を失っていたからだ。転落は不慮の事故と考えるのが最も整合性がある。

 彩香ちゃんを殺害する動機は存在しない。ネグレクト(育児放棄)していたという近くの住民の証言は誇張。ネグレクトとは程遠い。被告の養育状況は平均的な母親より不良ではあったが、暴力を振るったのを見た人物はまったくいない。彩香ちゃんが栄養失調になったこともない。

 養育状況などを振り返ると、死を願っていたとの検察側の主張は根拠を欠いている。彩香ちゃんが橋の上で急に体をひねった際、こわくなって手で反射的に振り払い、落ちてしまったのが真相だ。無意識的な行動によるものであり、殺人罪は成立しない。

 【豪憲君事件】

 被告は彩香ちゃんを亡くして異常な精神状態にあった。犯行は下校時間という周囲の目に付きやすいときに行われた。突発的、衝動的な犯行であり、まったく計画性はなかった。仮に計画性があれば、遺体を発見されやすい場所に遺棄するわけがない。凶器の腰ひもと軍手をそれぞれ別の場所に置いていたのも不自然。検察側は被告が彩香ちゃんの遺品を同級生にあげようと接触したり、誘拐できる子どもを物色していた点を指摘するが、すぐ顔が知れてしまう。彩香ちゃんの死について自分に向けられた疑いをそらすための犯行でもない。

 起訴前の精神鑑定医が指摘するように、被告は犯行時、「精神的視野狭窄(きょうさく)」にあり、自宅前を通りかかった豪憲君を見て突発的に犯行に及んだ。公判と並行して行われた精神鑑定の担当医は「責任能力の減弱は認められない」としたが、(異常な精神状態の下では)被告が行動を制御できたかは分からない。

 【情状】

 豪憲君事件に計画性はなく、凶器も殺傷能力の高い刃物を使ったものではない。被告なりに反省し、公判でも遺族に謝罪している。

 精神鑑定医に提出した日記の中にある遺族への暴言は誠に遺憾だが、鑑定医に何でも書くように言われて書いたもので、一時的に反省心が崩れたものにすぎなない。被告は遺族の心情を聞いて自ら死刑を求め、心の底から反省している。豪憲君事件が起きた背景には、警察の捜査の怠慢もあった。

 被告は幼少期から父の暴力を受け、学校ではいじめにあった。高校卒業後の職場での勤務態度に問題はなく、父の介護をするなど人の役に立つことに喜びを感じる人間だ。反社会的存在ではない。

 精神的な病に慢性的に苦しみ、通院治療を続け、職場をやめてから本件犯行時まで改善しなかった。被告の人格障害と犯行に密接な関係があったことは否定できない。

 被告は「生きている限り償いの方法を考え続ける」と述べており、更生の可能性は決して失われていない。母や弟は被告を監督することを誓っている。被告にとって有利な事情をしん酌し、有期の懲役刑を処するのが相当だ。

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検察側論告求刑要旨 藤里連続児童殺害
                  2008/01/26 09:42 更新
URL: http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080126b
 秋田地裁で25日開かれた藤里町の連続児童殺害事件公判で、検察官が読み上げた畠山鈴香被告(34)に対する論告要旨は次の通り。

 【犯行の全体像】

 本件は、自己中心的で攻撃的な性格傾向の被告が、実子の彩香ちゃんに対し根深い嫌悪感を抱き続けた中で、自分の性格に起因する人間関係の破たんなどから募らせた不満を振り向け、彩香ちゃんへのいらだちや嫌悪の念を極限まで募らせて殺害。隠ぺい工作のため、自分が殺害していないかのように装い警察やマスコミ、住民などに事件性を訴えたが、周囲は期待した通りの好意的な対応をしなかった。八つ当たり的な怒りや憎悪を募らせた上、自分に捜査が及ぶのではないかとの危ぐ感も持ったため、社会に小児殺人の脅威を与えて復讐(ふくしゅう)心を満たし、彩香ちゃん殺害の疑いをそらそうと考え豪憲君を殺害、遺体を遺棄した。

 身勝手な犯行を繰り返した動機に酌量の余地はなく、冷酷非道で残虐。確定的殺意を持って2人の小学生を殺害したのは鬼畜の所業だ。特に豪憲君殺害については、か弱い存在であれば誰でもよかったという凶悪な殺人だ。

 結果は重大、悲惨で、2人の被害者は何の落ち度もないのに貴い命を奪われた。遺族の処罰感情は厳しく、極刑を望んでいる。

 被告は各犯行後も、積極的に罪証隠滅工作を重ねている上、現在も彩香ちゃん殺害については否認し、豪憲君についても計画性などを否認。反省はみられない。

 犯行は被告の異常ともいえる反社会的な人格性向に根ざしており、真摯(しんし)な反省は期待できず、矯正は不可能と言わざるを得ない。

 【彩香ちゃん殺害】

 被告が意識下に常に抱き続けていた殺意が顕在化したにすぎず、突発的、偶発的犯行ではない。酌むべき事情は認められない。

 彩香ちゃんの心情を思いはかると、突然に鬼のようになった被告に恐れおののき、命令に従って橋の欄干に登り、それでも被告を信じて助けを求めてすがりつこうとしたにもかかわらず、その期待を裏切られた。哀れというほかない。

 被告は犯行後に彩香ちゃんを助けようとせず直ちにその場を立ち去り、彩香ちゃんを捜していたかのように装うなど、巧妙で卑劣な隠ぺい工作をしている。冷酷な人間性の発露で、極めて劣悪だ。

 【豪憲君殺害】

 被告は小児殺人の脅威を与えることで社会に対する復讐心を満たし、彩香ちゃん殺害について向けられた疑いの目をそらそうとの意図から豪憲君を殺害し、遺体を遺棄した。自己保身のためには他人の生命など顧みない身勝手極まる動機は、人間とは思われず、酌量の余地は皆無だ。

 被告はたまたま1人で帰宅する豪憲君を選び自宅に誘い入れると、用意周到に軍手をはめ、あらかじめ準備していた腰ひもを首に巻きつけ、満身の力で左右に引くなど冷静に犯行を敢行した。殺意は極めて強固で冷酷無比だ。

 豪憲君は遊び友達の母親である被告から突然に首を絞められ、恐怖と苦しみの中で七歳の短い生涯を終えさせられた。結果は重大だ。

 遺族の悲しみ、苦しみ、激しい怒りの心情は誰もが共感することができる。この被害感情こそ、量刑を決める上で重要視すべきものだ。

 【反省の態度】

 被告は捜査、公判を通じ公訴事実を否認し、不自然で不合理な弁解を重ねている。彩香ちゃん殺害についての自責の念や反省心がないことは、犯行後の隠ぺい工作からも明らか。豪憲君についても遺族に対し悔やみの手紙を渡すなどしているのは、遺族を愚弄(ぐろう)し心情を踏みにじる態度で、極めて悪質だ。

 被告の日記には「(豪憲君の両親が)何でそんなに怒っているのか分からない。まだ2人も子どもがいるじゃない」などと心無い言葉が記されており、反省がみられないことは明らかだ。

 被告に反省を期待することはできないし、矯正が可能とは思われない。むしろ、再び弱者を対象とした八つ当たり的な凶悪犯罪を繰り返す恐れは極めて大きい。

 【地域・社会へ与えた影響】

 地域住民の多くが不安障害などを抱えカウンセリングを受けるなどしている。子どもたちの多くは、1人でトイレや風呂に行くことができない。さらに、逮捕前から被告が連日マスコミに登場し注目を集め、不安をあおった。地域社会を震え上がらせたばかりでなく、日本社会全体にも深刻な不安を与えた。

 【求刑】

 被告は冷酷な方法で彩香ちゃんを殺害し、隠ぺい工作をする中で、たまたま通り掛かっただけの豪憲君を殺害した。犯行は悪質で、結果も極めて重大だ。幼い命を相次いで奪った犯行は、冷酷、残虐で非人間的所業といわざるを得ない。被告に有利な諸情状をみても、極刑をもって臨む以外にない。


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秋田小1児童殺害事件−92

【連載第1回目から読む】 「“任意”で16時間の取調べで“自供”?」    
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【関連記事】 河北新報より



殺意の立証疑問視 弁護側、検察に反論
畠山被告「申し訳ない」
畠山被告に死刑求刑 公判の争点

     

「極刑」微動だにせず 畠山被告、殺意指摘にぶぜん



長時間取り調べ改善早急に

秋田小1児童殺害事件−91
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 志布志事件や富山・婦女暴行事件での“冤罪”捜査が、社会的問題と成ったのを受けて、警察庁はようやく重い腰を挙げ、指針を作成した。

 この「指針」と比べても、畠山鈴香さんへの取調べは、「違法性」が濃いものと言わなければならないが、警察庁は、この指針によって再捜査するつもりはないらしい。

 既に冤罪事件が明らかになった、上記二つの事件以外の「冤罪」を疑われる事件には適用しないつもりらしい。
これでは、この「指針」なるものは、社会的な批判を一時かわすための目暗まし・建て前・カモフラージュに過ぎず、これからも同じような冤罪を防ぐための「防波堤」には、なりそうもない。

 時事通信社によれば、
【泉信也国家公安委員長は「監督者と捜査担当者の間の緊張感や捜査指揮に関する教養(指導・教育)の徹底などが重要。人員、予算も絡むが、できるだけ早く、着実に取り組むよう警察庁に指示した」と述べた。】と言う。

 指針によると、
*警察本部や警察署は総務、警務部門に監督担当課や監督担当者を置き、
*容疑者逮捕前の任意捜査段階から 状況を確認。
  午後10時から午前5時の間や一日8時間以上の取り調べをする際は、本部長や署長の事前承認が必要 となる。

 監督対象は、
(1)身体への接触
(2)尊厳を害する言動
(3)(机をけるなど)直接、間接的な有形力行使
(4)ことさら不安を覚えさせる言動
(5)一定動作の要求
(6)便宜供与・約束
(7)事前承認のない深夜、長時間の取り調べ。

これらの殆どが畠山鈴香さんの取調べにも該当する。 

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秋田小1児童殺害事件−91

【連載第1回目から読む】 「“任意”で16時間の取調べで“自供”?」
 
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取り調べ問題行為7分類=「監督課」でチェック−適正化指針決定・警察庁 (時事通信) - goo ニュース

長時間取り調べ改善早急に 刑事部長会議で警察庁長官
          共同通信  2008年1月25日(金)16:23

 警察庁は25日、都内で全国刑事部長会議を開き、鹿児島県の選挙違反無罪判決などを受けてまとめた「取り調べ適正化指針」を現場に徹底させ、長時間や深夜の取り調べを避けるなど時間管理に早急に取り組むよう指示した。吉村博人長官は「国民からの批判は依然として厳しく、警察捜査に対する信頼を確かなものにするために、早急に諸対策に取り組まなければならない」と述べた。

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的確な捜査指揮を=取り調べ適正化指針決定で−警察庁長官・刑事部長会議 (時事通信) - goo ニュース

取り調べ適正化、警察庁長官が「指針徹底を」指示(読売新聞) - goo ニュース

適正化策の着実な運用を=取り調べ指針で国家公安委員長 (時事通信) - goo ニュース

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警察庁取り調べ適正化指針
  1日原則8時間/部屋には透視鏡/監督部門を新設

              産経新聞  2008年1月25日(金)03:43

 調書への署名強要など、不適切な取り調べが批判された富山県の婦女暴行事件と、鹿児島県の選挙違反事件について、警察庁は24日、問題点の検証結果を公表し、再発防止のため、取り調べを監督する部門の創設や、1日の取り調べ時間を原則8時間以内にすることなどを柱とする「取り調べ適正化指針」を決定した。警察庁が個別事件について捜査の問題点を検証して結果を公表し、捜査上の制度に反映させるのは初めてという。

 検証では、鹿児島事件の取り調べについて、任意捜査の段階で、最長で1日13時間40分にも及ぶケースがあった▽簡易ベッドに横にさせて長時間、両手を机に乗せた姿勢で行った▽「(容疑を)認めないと地獄に行くぞ」など、圧迫するような発言で供述を引き出そうとした−などの点を供述の任意性を揺るがす「不適切な言動」と判断。


 こうした問題のある取り調べを反省し、再発防止のため警察庁は指針に、(1)警察本部と警察署に取り調べを監督する担当部門と担当者を置く(2)すべての取調室に透視鏡を設置する(3)長時間の取り調べを原則的に回避し、午後10時から翌日午前5時までの取り調べや1日8時間を超える場合には、事前に所属長の承認を求める−などの点を盛り込み、国家公安委員会規則や犯罪捜査規範に定めた。


 取り調べ中の問題行為の防止は、個々の取調官の資質や認識に負うところが大きいとして、監督部門が問題を確認した場合、懲戒処分や業務指導を実施。取り調べから排除する一方、優秀者は表彰し、昇任や処遇に反映させる仕組みも取り入れる。


 警察の取り調べをめぐっては、鹿児島事件の公判で被告全員が無罪となった昨年2月以降、不十分な捜査や自白の強要に対する批判が相次ぎ、警察庁は「警察の捜査に対する国民の信頼が揺らぎかねない」として全国の警察本部に対し、緻密(ちみつ)・適正な捜査の徹底を指示。一方で、有識者懇談会や現場からの意見聴取などを通じ、再発防止策を検討してきた。


                   ◇


 ■誇り持てる教育徹底を


 平成11年の警察不祥事の際、警察刷新会議のメンバーとして提言づくりに携わった評論家、大宅映子さんの話「富山や鹿児島の問題は大昔のオイコラ警察を思い起こさせ、社会生活の常識からかけ離れた事件で、あきれてしまった。問題の検証は詳細だが、それでもなお、原因が見えてこない。一方、取り調べの適正化ということで管理を強化するが、警察には既に監察制度があり、屋上屋を架すかのような印象を受ける。不祥事のたびに改められる制度や法律は、それを作った心、精神が入らなければ無意味だ。警察官個々の資質を高めてもらうしかない。今の警察官には、自らの命をかけても国民の安全を守る崇高な職業なのに、誇りがない。誇りが持てないから尊敬もされない。警察官に対し、責任や自覚、誇りを持たせる教育を徹底する必要があるだろう」


 そのうえで、取り調べを監視するという今回の仕組みが作られることで警察が萎縮し、犯罪捜査に消極的になることがあってはならない。警察は心を入れ直して堂々と、地道な仕事を続けて信頼を取り戻すしかない」


                   ◇


【用語解説】富山県の婦女暴行事件


 富山県氷見市で平成14年1、3月に起きた事件で強姦(ごうかん)と同未遂の容疑者として、タクシー運転手の男性が逮捕、起訴され、懲役3年の実刑判決を受け服役。仮出所後の18年11月、別の事件で逮捕された男が2件の犯行を自供したため、男性の誤認逮捕が判明。昨年10月、再審公判で無罪が確定した。


【用語解説】鹿児島県の選挙違反事件


 15年4月の県議選で、県議らが選挙前の同年2月から3月にかけて支援者集会を開き、11人に現金計191万円を渡して投票を依頼したとして県議や住民ら13人(公判中に1人死亡)が公選法違反の罪で起訴された。鹿児島地裁は昨年2月、被告全員に無罪を言い渡した。

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畠山被告に死刑求刑 死刑求刑事件は04年以来

秋田小1児童殺害事件−90
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 この事件の連載も90回になったが、最近はマスコミのニュースから得られる情報も極めて乏しく、裁判の模様の情報も検察の弁解(証言の強要はなかった。等)をそのまま伝えるものが多かった。

 志布志事件や、真犯人が別の事件から見つかった富山の婦女暴行事件では、冤罪が晴れ、そういう事件についてはマスコミも“鬼の首をとったように”検察の行き過ぎを批判するが、この事件では警察・検察追随を決め込んでいるようだ。

 過去の事例によると、畠山鈴香さんは、99.99%有罪とされるのであろうが、まず本人が状況に流されない態度を取ることが肝要であろう。
 婦女暴行事件で犯人とされた方も、結局「犯行を認めて」しまっていたことからも解るように、被告本人が、犯行を認めているからと言って、それが有罪の決め手とならないのは当然である。
 これまでの報道で伝わってきたことから推し量ると、畠山鈴香さんは、無罪の主張が警察や検察が無視したことと、弁護士が冤罪を認めず情状酌量の線で進め様としていることから、「これ以上主張してもどうにもならない」と諦めているようである。

 私たちにできる最小限のことは、裁判長に訴えの手紙を書くことです。
御賛同頂ける方は、それぞれ手書きの手紙を送って頂けないでしょうか?

訴え先:秋田地裁 ここをクリック
     〒010-8504 秋田県秋田市山王7−1−1
        TEL: 018-824-3121
    藤里連続児童殺害事件担当 藤井俊郎裁判長

藤井俊郎裁判長の判決事例

元従業員らに有罪判決=印刷校正でインサイダー取引−秋田地裁 (時事通信) - goo ニュース

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秋田小1児童殺害事件−90

【連載第1回目から読む】 「“任意”で16時間の取調べで“自供”?」    
    第89回へ    第91回へ 


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畠山被告に死刑求刑
   秋田・連続児童殺害事件

             河北新報  2008年1月25日(金)15:00

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた同町粕毛、無職畠山鈴香被告(34)の論告求刑公判が25日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)であり、検察側は「何の落ち度もない2人の幼い命を相次いで奪った犯行は冷酷、残虐で非人間的な所業」として死刑を求刑した。

 論告で検察側は「再び弱者を対象とした八つ当たり的な凶悪犯罪を繰り返す再犯の恐れは極めて大きい」と指摘。地域住民が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ実態などを挙げ、「社会全体に深刻な不安を与えるなど社会的影響が大きく、極刑をもって臨む以外にない」とした。

 最大の争点となった長女彩香さん=当時(9つ)=への殺害について検察側は、「確定的な殺意をもって橋から突き落とした」と主張。畠山被告が川面までの高さ約8メートル、幅約15センチの欄干に彩香さんを上らせた状態の危険性や、川に落下した彩香さんを救護せず、民家の少ない道を通って帰宅した犯行後の冷静な行動などを根拠とした。

 弁護側が彩香さんを救助しなかった理由とする橋上の健忘については、簡易鑑定の診断などを基に「殺害したという自分に都合の悪い事実を隠ぺいするための防衛規制にすぎない」と論証した。

 殺害の前提となる動機は近隣住民らの証言を引き合いに、育児の苦痛や家族とのあつれきから彩香さんを邪魔に感じ、潜在的な殺意を形成したと指摘。「根深い嫌悪感や時に死を願う思いがあったのは明白」と述べた。

 一方、米山豪憲君=(7つ)=殺害の動機について検察側は、彩香さん殺害後、別の犯人による事件だとマスコミなどに訴えたが無視され、社会へ報復する攻撃衝動が根底にあったと指摘。さらに、自分が彩香さんを殺したといううわさを聞き、疑いの目をそらすため、第三者の犯行に見せ掛け豪憲君を殺害したと主張し、殺害対象が無差別だったことも強調した。

 午後は弁護側最終弁論と畠山被告の意見陳述が行われ結審。判決は3月19日に言い渡される。

◎起訴事実要旨

一、2006年4月9日午後6時45分ごろ、秋田県藤里町矢坂の藤琴川の大
  沢橋で、長女彩香さんを欄干に乗せ、手で突き落として水死させた(殺人
  罪)
一、同年5月17日午後3時半ごろ、同町粕毛の自宅玄関で、米山豪憲君の首
  を腰ひもで強く絞めて窒息死させた(殺人罪)
一、同3時45分ごろ、豪憲君の遺体を軽自動車の荷台に乗せて移動し、同4
  時5分ごろ、同市二ツ井町荷上場の米代川沿いの草地に投棄した(死体遺
  棄罪)


畠山被告に死刑求刑 秋田・連続児童殺害事件 (河北新報) - goo ニュース

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さきがけOnTheWeb 2008/01/25 14:54  


以下は、昨日付け 【さきがけOnTheWeb】 記事
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畠山被告に厳刑求刑か 藤里連続児童殺害、25日に論告

 藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた無職畠山鈴香被告(34)の第13回公判が25日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれ、検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論を行い結審する。

 公判で畠山被告は長女彩香ちゃん=当時(9つ)=の殺害を否認、米山豪憲君=当時(7つ)=の殺害当時は心神耗弱状態だったなどと主張したが、検察側は2児殺害の立証を十分したと判断している。約1カ月の間に長女と2軒隣の男児の命が相次いで奪われた犯行に、検察側は被告の残忍さや遺族の強い処罰感情などを踏まえ、極めて厳しい求刑をするとみられる。

彩香ちゃん事件

 最大の争点は、彩香ちゃんに対する殺意の有無だ。検察側は、以前から邪魔に感じていた彩香ちゃんが魚を見たいと駄々をこねたことから、畠山被告のいらだちが極限に達し、日没後の大沢橋から突き落として殺害した、としているが、畠山被告は捜査段階とは一転、公判では全面否認している。

 もう一つの争点は自白の任意性。捜査側は畠山被告の彩香ちゃん殺害を認める供述調書を作成。その後、畠山被告は同意する署名をしたが、それは取り調べた検事や警察官に怒鳴られるなど自白を迫られ、逆らえなかったためだ、と主張した。これに対し、取り調べた検事は自白の強要を否定している。

豪憲君事件

 彩香ちゃんの喪失感から豪憲君を殺害したとする畠山被告。弁護側は事件当時は心神耗弱だったと主張するが、公判と並行して行った精神鑑定の担当医は「刑事責任能力は問える」と診断した。

 関係者に衝撃を与えたのが鑑定書に添付されていた畠山被告の日記だ。そこには「(豪憲君が亡くなっても米山さんには)まだ2人子どもがいる。何で両親が怒っているのか分からない」などと書かれていた。

 畠山被告は公判で豪憲君殺害の謝罪を繰り返してきたが、検察側にとっては被告の反省が口先だけという決定的な証拠。憤慨する豪憲君の両親は証人尋問で「極刑にしてほしい」と強く訴えた。

(2008/01/24 13:01 更新)


さきがけOnTheWeb  【特集】藤里連続児童殺害事件

秋田連続児童殺害 検察、あす厳刑求刑へ

秋田小1児童殺害事件−89
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河北新報 1/24
秋田連続児童殺害
    検察、厳刑求刑へ あす論告

 秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた同町粕毛、無職畠山鈴香被告(34)の論告求刑公判が25日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれる。長女彩香さん=当時(9つ)=殺害を全面否認する畠山被告に対し、検察側は、何の落ち度もない子ども2人を殺した罪責は重いとして、厳刑を求めるとみられる。

 論告で検察側は畠山被告が日ごろ、彩香さんを邪険にしていたとする近隣住民らの証言や、川に落ちた彩香さんを救助せず、人目につかない道を選んで帰宅したことなどから殺意を指摘する。

 畠山被告は核心部分で黙秘を繰り返し、彩香さんを欄干に上らせる危険性を認識しながらも上るのを止めなかったと答えるなど、供述のあいまいさも印象付けられたとして、検察側は殺人罪の立証に自信を見せる。

 弁護側は最終弁論で、彩香さんに抱きつかれ、反射的に払いのけたと偶発性を強調する見通し。落とした衝撃で瞬間的に記憶を失ったため、救出しなかったと反論している。

 豪憲君殺害について、検察側は畠山被告が彩香さんの部屋にあった腰ひもを使ったことなどから、冷静な判断力があったとみている。

 弁護側は起訴事実を認めた上で、判断力が減退していたと主張。彩香さんが水死した喪失感などに襲われ、豪憲君を殺害したとしている。

 検察側は、2つの事件は動機の面で密接にかかわると分析しているとみられる。論告で動機や計画性の有無について、どう描くかも注目される。

 公判では、豪憲君の両親も出廷し、「死刑を望む」と証言した。検察側はこうした処罰感情も論告に盛り込む見込み。

 畠山被告は極刑を受け入れる意思を示す一方、日記に「(豪憲君殺害の)罪悪感はほとんどない」と記すなど、特異な人間性をうかがわせた。最終弁論後には、被告の意見陳述も行われる。
 公判は25日で結審。3月19日に判決が言い渡される。

<公判の争点>
(1)彩香さんへの殺意と実行行為の有無
(2)彩香さんの死亡原因に関する健忘の有 無と程度
(3)豪憲君に対する殺害、死体遺棄当時の 完全責任能力の存否
(4)捜査段階の自白の任意性

[秋田県藤里町連続児童殺害事件]秋田県警は2006年6月、能代市の米代川沿いで5月に遺体で見つかった米山豪憲君=当時(7つ)=の死体遺棄容疑で、2軒隣の無職畠山鈴香被告(34)を逮捕し、同月、殺人容疑で再逮捕した。同年4月に水死体で見つかった長女彩香さん=当時(9つ)=について、県警は当初事故死との見方を強めていたが、畠山被告が橋から落とし殺害したとして7月、殺人容疑で再逮捕した。裁判は公判前整理手続きを適用し、初公判は07年9月に開かれた。
                 河北新報 2008年01月23日水曜日



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秋田小1児童殺害事件−89

【連載第1回目から読む】    
      第88回へ    第90回へ  

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畠山被告に厳刑求刑か 藤里連続児童殺害、25日に論告

鈴香被告に死刑求刑へ 秋田殺害「長女への殺意立証」(朝日新聞) - goo ニュース

畠山被告に死刑求刑へ=豪憲君殺害は「捜査かく乱」−25日に論告・秋田地裁 (時事通信) - goo ニュース

鈴香被告に厳刑求刑へ 児童殺害あす結審(産経新聞) - goo ニュース
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