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JUNSKY blog

政治関連・社会問題などについて書いてゆきます!

終戦後から1952年頃までの天皇 拝謁記録公開

2019年8月21日(木)

昨日(8/20)の西日本新聞🗞紙面から

田島道治初代宮内庁長官の遺族から貴重な資料の
提供を受けていたNHKが資料を公開。

初代宮内庁長官を務めた故田島道治氏が昭和天皇とのやりとりを記録した手帳やノート
=19日午前、東京都渋谷区

昭和天皇、戦争の反省語れず
吉田首相反対で、元長官が記録

 共同通信 - 2019/8/19 11:56 (JST)


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【核と北東アジア/核なき世界は可能か】太田昌克さんの講演

2019年8月20日(火)

アクロス福岡2階交流ギャラリーで開催中の
「平和のための戦争展2019」
関連企画で福岡県反核医師の会記念講演
「核と北東アジア/核なき世界は可能か」を
聴きました。

2019年8月17日16時00分〜17時45分

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講師は共同通信の太田昌克論説委員。

会場は交流ギャラリーのセミナー室で満席。
立ち見が10名近く出て私も立ち見。

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なのでリアルタイム入力はできませんでした。

・・・・・・・・

パワーポイントを使った電子講義

配付されたレジュメから一部再現すると・・・

話の最初は、胎児被曝者である「きのこの会」の山内幹子さんの話を
結構長く話された。
母胎の中で脳が最も成長する時期に原爆で被曝し脳が発達しないまま
生まれてきたため、言語も不自由であり日常生活も介護が必要。
その方の家族の状況も含めて報告された。

続いて、トランプ大統領を誕生させた影の功労者
スティーブ・バノン氏と面談した際の話。
トランプ氏への攻撃を倍返しでクリントンを攻撃したことなど。

続いて、オバマ大統領の広島訪問(2016年5月27日)を演出した
ベン・ローズ元大統領次席補佐官のことについて。
オバマ大統領の広島メッセージは、冒頭こそ他人事のようで
物議を醸し出したが、全体としては格調高いものだった。
ローズ氏は、そのスピーチライター。
「核問題はモラルの問題である」
被曝者二人との触れ合いが最もパワフルなイベントだった。

サーロー節子さんとベアトリス・フィンICAN事務局長など
闘う女性たちの言葉と行動を紹介。

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米朝関係。
金正恩は、トランプの再選があるかどうかを見極めて
次の手を打とうとしているのではないか?
米国農村部でトランプの支持が急減している。

最後に日韓関係。
こう言う状況で日韓が協力して対処しなければならない時に
何をやっているんだろうか?

ビスマルク言葉
「神のマントが歴史の中に翻るとき、
飛びついてつかまえなければならない」
ドイツを統一したコール西ドイツ首相が引用。

以上です。






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【ワイマール憲法制定100年から何を学ぶか】石村善治氏講演会

2019年8月19日(火)

石村善治氏講演会
【ワイマール憲法制定100年から何を学ぶか】


アクロス福岡2階交流ギャラリー セミナー室にて
『平和のための戦争展』関連企画

10:30 開始だが、遅れて11:00から参加。

前触れ
南原繁氏の論文の紹介があったらしい。
(配付資料あり)

11:00から 石村さんの来歴紹介。

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石村さんがドイツ語で書いた論文がドイツで認められて留学して研究。

フリートリヒ・レンツ著 『国家と社会』を研究して翻訳。
原題は『マルクス主義と国家』であったが、当時はそのタイトルでは
出版できなかった。

【本題】

ワイマール憲法 1919年8月11日成立

大統領独裁を許す条項が最初から存在した。

第48条
義務を履行しない時は武装兵力を用いて、この義務を履行させることができる。
緊急事態措置
114,115,117,118,123,124,153条の民主的権利を制限できる。

共和国擁護法 1922年7月21日から5カ年の時限立法だったが・・・
暗殺の横行に対処するものとされた。
共産党員、大統領、外務大臣などが次々に暗殺された。

第2期擁護法 1929年7月23日
第3期擁護法 1930年3月18日

「民族および国家の保護のためのドイツ国大統領令」1933年2月28日
ドイツ国憲法第48条第2項に基づき、共産主義者の、国家公安を害する
暴力行為を防止するため、次のごとく命令する。
115,117,118,123,124,153条は、当分の間、その効力を停止する。

当時、最高の民主的憲法のように言われているが
実際は大統領に権限を集中できる構造に始めからなっていた。

ボン基本法 第1条 1956年3月19日
(1) 人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し、かつ保護することは、
全ての国家権力の義務である。
(2) ドイツ国民は(中略)不可侵の、かつ譲渡し得ない人権を認める。
(3) 以下の基本権は(中略)、立法、行政および裁判を拘束する。

・・・・・・

ここで改めて1950年3月28日の南原繁東大総長の卒業式に
おいての講演内容を解説。配付資料あり。
岩波書店月刊誌『世界』所収
【世界の破局的危機と日本の使命】
サンフランシスコ平和条約(片面講話)締結前の情勢で。

石村さんは、この講演をリアルタイムで聴いたらしく、紹介も熱烈。

11:50 終了。

質疑応答

榊山 惇より
レジュメにある「ライヒ」と「ラント」の意味を教えてください。
➡️ 「ライヒ」はドイツ全体を示すドイツ語
「ラント」は州のような単位を示す。

話変わって、山本太郎さんの【れいわ新選組】が躍進しましたが・・・
➡️ 全然知りません。最近の情勢は入って来ない。

若い方より
当時の情報について
➡️ 日本軍がドンドン勝っていることは報道されていたが、
226事件については全く当時は知らされなかった。

私が高校生の時には図書館にマルクス・エンゲルス全集が置いてあり、
マルクス主義論争が活発に行われていた。
戦争が始まる3年前のことである。
戦時体制になる中で急に禁止されるようになった。
美濃部達吉の天皇機関説も当時は常識的な考えだったが
急速に禁止され大学を追われた。

今年いっぱいは何があるかわからない。
その時に今の人たちが立ち上がってくれるかどうか?
立ち上がってくれることを期待したい。

生存権について
➡️ 生存権は第二次世界大戦後に定着した。
ワイマール憲法でも規定はされていたが、社会保障として位置付け。
評価すべきでは無いと言う見解が一般的。

当時、ヒンデンブルグ大統領は絶大な権限を持っており
ヒットラーは、その権威を利用してのし上がって来た。
ヒンデンブルグ大統領死後、ヒットラーが権限を掌握。

12:30 終了




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【平和のための戦争展 2019 】アクロス福岡2階交流ギャラリーで

2019年8月18日(日)

アクロス福岡2階の交流ギャラリーで開催している
平和のための戦争展2019を8月16日に見ました。

一階の福岡県戦時資料展とは違って
こちらは、被災者の視点だけでは無く
加害者としての視点からの展示も多く
日本国憲法、核兵器廃絶、沖縄米軍基地
そして福岡でも軍事基地化進んでいる
様子なども紹介しています。

まず冒頭に福岡市による名義後援返上問題から。


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【福岡県戦時資料展 2019 令和元年】 を見る!

2019年8月17日(土)

 きのうアクロス福岡1階『円形ホール』で開催されている
【福岡県戦時資料展 2019 令和元年】最終日に訪問。

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ホール外の共有ロビーでもパネル展を開催中

  県民から寄せられた当時の遺品などを写真で展示
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  こちらは、「戦士広報」
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円形ホールに入ると福岡市の
【核兵器廃絶と世界の恒久平和に関する宣言】の掲示。
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続いて福岡大空襲の説明パネル
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この悲惨な結果を招いた戦争への突入の経緯を簡単に説明するパネル
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福岡大空襲の被災状況を表すパネル
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当時の戦闘練習機(複葉機だった!)
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【福岡県戦時資料展 2019 令和元年】は、
主として被災と特攻による戦死など被害者の視点であり、
加害者としての視点は弱いように思えました。

【裕仁天皇による 1945年8月15日 終戦の詔書】の複製品

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戦争中の被災状況だけではなく、戦後の貧窮状態を示す遺品などの展示も
多数行われていました。

殆どの遺品は県民や関係者から展示の委託を受けたもののようでした。



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敗戦74周年を迎え各地で『戦争展』開催 アクロス福岡でも二つの展示会

2019年8月16日(金)

今日8月16日から8月18日(日)迄
アクロス福岡の2階交流ギャラリーで
【平和のための戦争展ふくおか 2019】
が開催されています。

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西日本新聞でも【平和のための戦争展ふくおか 2019】を報道

同じくアクロス福岡1階の円形ホールでは
【福岡県 戦時資料展】本日8月16日迄

*************

【8・15 関連記事 紙面】


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【「8.15」の落とし穴 悲しみの前には熱狂があった】日経新聞の論考の『落とし穴』

2019年8月15日(木)

 日本経済新聞の重要な視点と、その視点の欠陥!

「8.15」の落とし穴 悲しみの前には熱狂があった
日本経済新聞:論説委員会 大島三緒 - 2019年8月15日


➡ この論考は、戦争に熱狂した文化人や国民にも非があることを
強調して「なんと熱狂しやすい国民性だろう」と警鐘を発している
つもりなのだとは思いますが、皇国民教育と報道の統制そして
報道機関などの戦争協力キャンペーンが国民思想を洗脳したことを
捨象しているように見えます。
(論考の中では林芙美子や高村光太郎を批判しています)

結論的部分で【熱狂の代償の大きさを思わざるを得ない】と書き、
戦争の代償が庶民の熱狂の結果であるかのように描いています。

熱狂させた大本営発表とそれを垂れ流したマスメディアの責任は
最も大きいと言わなければなりません。

そして、それは現在も重要な反省点です。

 現在も政府主導の「非道な韓国キャンペーン」に報道が
協力する中で、国民も相当程度引き込まれている点には
注意する必要があることも、また確かであると思います。

     *****************

「8.15」の落とし穴 悲しみの前には熱狂があった
日本経済新聞:論説委員会 大島三緒 - 2019年8月15日

(長い論考から一部引用:順不同)
庶民も文化人も、熱に浮かされていたといえばそれまでだが、
なんと熱狂しやすい国民性だろう。

もちろん、それをあおったメディアの責任もきわめて大きい。

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    戦果を報じた中外商業新報(現在の日本経済新聞)

前線と銃後それぞれの、おびただしい数の「美談」が紹介され、
人々は物語に酔ったのである。

ほとんどの国民が大本営発表に浮き立ち、勝った勝ったと興奮した。

こんな日常のなかで、戦争は泥沼化していった。
戦争とはある日突然始まるのではなく、
日常と重なりつつ進んでいくものだということがわかる。

そして、やがて迎えた「8.15」。

こちらののぞき窓から眺める戦争は、ただただ悲しい。
「暴支膺懲」の熱狂から8年、無一物となった日本人は
ようやく正気に戻るのである。

熱狂の代償の大きさを思わざるを得ない。

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  日本経済新聞 - 2019年8月15日付けより


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テーマ:戦争・原爆 - ジャンル:政治・経済

「被爆者の声聴き核禁止条約署名を」松井広島市長 日本含め世界に訴え(毎日新聞)

2019年8月7日(水)

 昨日8月6日は、広島原爆祈念日でした。

 広島市の松井一実市長は、国連で採択された
【核禁止条約】 に日本政府が署名するよう迫りましたが
式典に出席し、挨拶した安倍晋三メッセージでは
この件に対する応答はありませんでした!

西日本新聞では、今日8月7日付けで【広島平和宣言2019】全文を掲載。

一方、安倍晋三総理大臣の メッセージは要旨のみ。


広島市長の【広島平和宣言2019】
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子どもたちの『平和の誓い』
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安倍総理と国連事務総長のメッセージの要旨
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【関連記事】

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この有名な写真の主人公が判明したと言うニュース
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テーマ:軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル:政治・経済

【沖縄全戦没者追悼式】 平和の詩 「本当の幸せ」

2019年6月24日(月)

去年の「平和の詩」も当ブログで紹介しましたが、
昨日(6/23)玉城デニー沖縄県知事の平和宣言のあとで
朗読された【平和の詩「本当の幸せ」】を琉球新報の記事から
全文引用して御紹介します。


沖縄全戦没者追悼式・平和の詩「本当の幸せ」
琉球新報 ー 2019年6月23日 13:30
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-941638.html

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【本当の幸せ】

糸満市立兼城小学校6年 山内玲奈

青くきれいな海
この海は
どんな景色を見たのだろうか
爆弾が何発も打ち込まれ
ほのおで包まれた町
そんな沖縄を見たのではないだろうか

緑あふれる大地
この大地は
どんな声を聞いたのだろうか
けたたましい爆音
泣き叫ぶ幼子
兵士の声や銃声が入り乱れた戦場
そんな沖縄を聞いたのだろうか

青く澄みわたる空
この空は
どんなことを思ったのだろうか
緑が消え町が消え希望の光を失った島
体が震え心も震えた
いくつもの尊い命が奪われたことを知り
そんな沖縄に涙したのだろうか

平成時代
私はこの世に生まれた
青くきれいな海
緑あふれる大地
青く澄みわたる空しか知らない私
海や大地や空が七十四年前
何を見て
何を聞き
何を思ったのか
知らない世代が増えている
体験したことはなくとも
戦争の悲さんさを
決して繰り返してはいけないことを
伝え継いでいくことは
今に生きる私たちの使命だ
二度と悲しい涙を流さないために
この島がこの国がこの世界が
幸せであるように

お金持ちになることや
有名になることが
幸せではない
家族と友達と笑い合える毎日こそが
本当の幸せだ
未来に夢を持つことこそが
最高の幸せだ

「命どぅ宝」
生きているから笑い合える
生きているから未来がある

令和時代
明日への希望を願う新しい時代が始まった
この幸せをいつまでも




テーマ:沖縄米軍基地問題 - ジャンル:政治・経済

【沖縄全戦没者慰霊式】での玉城デニー知事の「平和宣言」

2019年6月23日(日)

【沖縄全選抜者慰霊式】

玉城デニー知事による「平和宣言」


格調高いだけではなく、辺野古基地に関する県民投票の結果とこれを無視し、
地方自治を蹂躙する政府のやり方を厳しく批判した。
ワンフレーズごとに強い拍手が湧き起こる県民の心に訴えた平和宣言でした。
終わりに、沖縄方言と英語で要点を繰り返し、
世界に直接訴えるものになっていました。
簡潔かつ素晴らしい宣言でした。

そのあとの子どもによる「本当の幸せ」と言う詩も
結構長いもので心に訴えるものでした。

その後の安倍総理大臣による挨拶は早口で
紙に書いたものを読むだけで全く心が籠っていない。
途中でヤジも上がっていました!
挨拶が終わると会場全体から大きなブーイングとヤジで
拍手は(あったかも知れませんが)聞こえませんでした。

琉球新報に掲載されていた
玉城デニー知事の【平和宣言】を以下にコピペ❗️
2019年6月23日(日) 13時00分


平和を誓う玉城デニー知事(時事通信より)

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【全文】玉城デニー知事の平和宣言(2019年慰霊の日)
琉球新報 - 2019年6月23日(日)



文末に沖縄方言と英語で世界に訴え!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 戦火の嵐吹きすさび、灰燼に帰した「わした島ウチナー」。県民は、想像を絶する極限状況の中で、戦争の不条理と残酷さを身をもって体験しました。

 あれから、74年。忌まわしい記憶に心を閉ざした戦争体験者の重い口から、後世に伝えようと語り継がれる証言などに触れるたび、人間が人間でなくなる戦争は、二度と起こしてはならないと、決意を新たにするのです。

 戦後の廃墟と混乱を乗り越え、人権と自治を取り戻すべく米軍占領下を生き抜いた私達ウチナーンチュ。その涙と汗で得たものが、社会を支え希望の世紀を拓くたくましい営みをつないできました。

 現在、沖縄は、県民ならびに多くの関係者の御尽力により、一歩一歩着実に発展を遂げつつあります。

 しかし、沖縄県には、戦後74年が経過してもなお、日本の国土面積の約0・6パーセントに、約70・3パーセントの米軍専用施設が集中しています。広大な米軍基地は、今や沖縄の発展可能性をフリーズさせていると言わざるを得ません。

 復帰から47年の間、県民は、絶え間なく続いている米軍基地に起因する事件・事故、騒音等の環境問題など過重な基地負担による生命の不安を強いられています。今年4月には、在沖米海兵隊所属の米海軍兵による悲しく痛ましい事件が発生しました。

 県民の願いである米軍基地の整理縮小を図るとともに県民生活に大きな影響を及ぼしている日米地位協定の見直しは、日米両政府が責任を持って対処すべき重要な課題です。

 国民の皆様には、米軍基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、我が国の外交や安全保障、人権、環境保護など日本国民全体が自ら当事者であるとの認識を持っていただきたいと願っています。

 我が県においては、日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小が問われた1996年の県民投票から23年を経過して、今年2月、辺野古埋立ての賛否を問う県民投票が実施されました。

 その結果、圧倒的多数の県民が辺野古埋立てに反対していることが、明確に示されました。

 それにもかかわらず、県民投票の結果を無視して工事を強行する政府の対応は、民主主義の正当な手続きを経て導き出された民意を尊重せず、なおかつ地方自治をも蔑ろにするものであります。

 政府におかれては、沖縄県民の大多数の民意に寄り添い、辺野古が唯一との固定観念にとらわれず、沖縄県との対話による解決を強く要望いたします。

 私たちは、普天間飛行場の一日も早い危険性の除去と、辺野古移設断念を強く求め、県民の皆様、県外、国外の皆様と民主主義の尊厳を大切にする思いを共有し、対話によってこの問題を解決してまいります。

 時代が「平成」から「令和」へと移り変わる中、世界に目を向けると、依然として、民族や宗教の対立などから、地域紛争やテロの脅威にさらされている国や地域があります。

 貧困、難民、飢餓、地球規模の環境問題など、生命と人間の基本的人権を脅かす多くの課題が存在しています。

 他方、朝鮮半島を巡っては、南北の首脳会談や米朝首脳会談による問題解決へのプロセスなど、対話による平和構築の動きもみられます。

 真の恒久平和を実現するためには、世界の人々が更に相互理解に努め、一層協力・調和していかなければなりません。

 沖縄は、かつてアジアの国々との友好的な交流や交易を謳う「万国津梁」の精神に基づき、洗練された文化を築いた琉球王国時代の歴史を有しています。

 平和を愛する「守禮の邦」として、独特の文化とアイデンティティーを連綿と育んできました。

 私たちは、先人達から脈々と受け継いだ、人を大切にする琉球文化を礎に、平和を希求する沖縄のチムグクルを世界に発信するとともに、平和の大切さを正しく次世代に伝えていくことで、一層、国際社会とともに恒久平和の実現に貢献する役割を果たしてまいります。

 本日、慰霊の日に当たり、国籍や人種の別なく、犠牲になられた全ての御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、全ての人の尊厳を守り誰一人取り残すことのない多様性と寛容性にあふれる平和な社会を実現するため、全身全霊で取り組んでいく決意をここに宣言します。

 御先祖から譲り受けてぃ、太平(平和)世願い愛さしっちゃる肝心、肝清さる沖縄人ぬ精神や子孫んかい受き取らさねーないびらん。

 幾世までぃん悲惨さる戦争ぬねーらん、心安しく暮らさりーる世界んでぃし、皆さーに構築いかんとーないびらん。

 わした沖縄御万人と共に努み尽くち行ちゅる思いやいびーん。

 We must pass down Okinawa's warm heart we call "Chimugukuru" and its spirit of peace,inherited from our ancestors,to our children and grandchildren.

We will endeavor to forge a world of everlasting peace.

I am determined to work together with the people of Okinawa.

 令和元年6月23日
沖縄県知事 玉城デニー



【関連記事】

恒久平和願い沖縄で戦没者追悼式
 知事、英語とウチナーグチ交え世界の平和構築誓う

琉球新報 - 2019年6月23日12時49分

 沖縄は23日、沖縄戦の組織的戦闘が終結したとされる「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園では、県と県議会の主催で「沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。住民を巻き込んだ悲惨な地上戦となった沖縄戦から74年。20万人余の戦没者を追悼し、恒久平和を願った。
 平和祈念公園には早朝から多くの遺族が訪れ、亡くなった家族らに思いを寄せた。2019年度に新たに追加刻銘された42人を含む24万1566人の名前が刻まれた「平和の礎」には、花を手向け、手を合わせる人の姿が目立った。

 玉城デニー知事は平和宣言の一部を共通語に加え、ウチナーグチと英語で述べ、平和な世界構築の決意を表明した。ことし2月に実施された名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票で、多くの県民が埋め立てに反対したことにも言及し、民意を尊重するよう訴えた。

 追悼式には安倍晋三首相や関係閣僚、衆参両院議長らが参列。正午の時報に合わせて参列者が黙とうを捧げ、県遺族連合会の宮城篤正会長(77)が追悼の言葉を述べた。

 平和宣言の後、糸満市立兼城小6年山内玲奈さん(11)が平和の詩「本当の幸せ」を朗読した。各地で慰霊祭が執り行われるほか、県遺族連合会による平和行進や、平和祈念資料館の無料公開などがある。沖縄は鎮魂の祈りに包まれている。






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